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インフルエンザの感染経路と予防方法

更新日:2018/05/14 公開日:2015/03/05

インフルエンザとは

冬になると流行するインフルエンザ。できれば感染せずに元気で過ごしたいもの。インフルエンザにはいくつか感染ルートがあります。ドクター監修のもと、インフルエンザの感染経路と予防方法について詳しく解説します。

インフルエンザはどのように感染するのでしょうか。

インフルエンザの感染経路である飛沫感染と接触感染について、また、その経路を絶つ予防方法について紹介します。

インフルエンザの感染経路

飛沫感染

飛沫とは、咳やくしゃみなどで飛び散る唾液や鼻水のしぶきのことです。インフルエンザの「飛沫感染」の場合、感染者の飛沫が他の人の口や鼻に入り込むことで感染します。

接触感染

感染者の飛沫が、家具やドアノブ、スイッチ、手すり、便座などの共有部分を汚染し、それを他の人が触ると、手にウイルスが付着してしまいます。そのウイルスが付着した手で知らず知らずのうちに自分の鼻や口などに触れてしまうことで体内にウイルスが入り込んでしまい、インフルエンザに感染します。

インフルエンザの予防方法

インフルエンザ感染を予防するには、これら2つの感染経路を断つことが重要です。

(1)外出時にマスクをする

外出時にマスクをすると、不意の飛沫感染を防ぐことができます。会社、学校だけでなく、電車内や駅、商業施設など不特定多数の人がいるところではマスクをするようにしましょう。また、もし家族がインフルエンザにかかっている場合は家の中でもマスクを着用しましょう。

(2)手洗い、うがい、消毒を行う

外出から帰ってきたら、必ず手洗い、うがいをしましょう。手はいろいろなところを触るため、ウイルスに触っている確率が非常に高い部分です。せっけんを使って丁寧に手洗いをすれば、手から大半のウイルスを取り除くことができます。さらに、うがいをすることである程度、口に入ってしまったウイルスを取り除くことができます。

(3)栄養摂取と睡眠で免疫力の強化

免疫力が高ければ、ウイルスに感染しにくくなり、ウイルスに感染したとしても症状を軽度に抑えられます。免疫力を高めるには、栄養バランスのよい食事と適度な睡眠が大切です。

(4)湿度と温度を保つ

空気が乾燥していると、鼻や口、のどの粘膜が乾いて防御機能がうまく働かなくなり、ウイルスに感染しやすくなります。室内の湿度は加湿器などを使って、50~60%を保つようにしましょう。また、室内の温度も低くなりすぎるとウイルスが活性化し、体も冷えて免疫力が弱まるため、暖かくしておきましょう。

(5)予防接種を受ける

インフルエンザ予防のためにワクチン接種を受けることも感染予防の手段の一つです。ワクチン接種は、ウイルスそのもの、もしくはその一部を体内に注入することで、ウイルスに対する抗体反応を引き出すものです。感染そのものを防ぐことはできませんが、感染しても軽症に抑えることができるとされます。ワクチンの効果が現れるのは、2週間後から5か月程度と考えられています。そのため、効果を期待する場合は、毎年流行の時期にワクチン接種を行う必要があります。

予防接種について詳しくは『インフルエンザの予防接種の効果とは』『インフルエンザの予防接種をうける間隔は?』をご覧ください。

うつらない、うつさない、咳エチケット

インフルエンザの感染経路には、飛沫感染があります。咳やくしゃみをするときは飛沫にウイルスを含んでいる場合があるため、ティッシュなどで覆いながら周囲の方々にウイルスがかからないよう、顔を人のいない方に向けるなど気をつけましょう。咳やくしゃみが出ているときは、マスクで鼻と口をしっかり覆って、隙間ができないよう注意してください。

※さらに、詳しい内容は、『家族がインフルエンザにかかったときに気をつけたいこと』をご覧ください。

マスクの正しい使い方

インフルエンザは強い感染力で、あっという間に流行します。その予防のために大切なのは、うがい・手洗い・マスクの3点セット。特に人が多く集まる場所へ出かけるときはマスクが効果的ですが、使用後のマスクは感染源にもなります。そのため、マスクを何度も使うことは避けましょう。

インフルエンザはマスクでどれくらい予防できる?

インフルエンザの予防に活用したいのが、すぐに装着できるマスク。しかし、本当にマスクでインフルエンザを予防することはできるのでしょうか?

マスクはインフルエンザの予防に効果なし?

実は、「一般的な不織布マスク」では、インフルエンザウイルスの侵入をシャットアウトすることはできません。

インフルエンザウイルスは鼻や口から侵入しますが、鼻と口をガードする不織布マスクの繊維の隙間は5マイクロメートルといわれています。髪の毛の直径がおよそ100マイクロメートルなので、その20分の1の大きさです。

インフルエンザウイルスの大きさは、0.1マイクロメートルなので、ウイルスはマスクの繊維の隙間から侵入することができてしまうのです。さらに、ウイルスが侵入する経路には、マスクと顔のすき間があります。ほほや鼻の横のすき間から、どんどんウイルスが侵入するのです。

それでは、マスクはまったくインフルエンザ予防に効果がないのでしょうか?

実はマスクには、口内や鼻の中の湿度を保つ効果があります。空気が乾燥すると気道粘膜の免疫が低下してしまうため、ウイルスに感染した場合症状を発症しやすくなります。湿度を保つことで、ウイルスから防御できるのです。

また、すでにインフルエンザにかかっている方は、咳やくしゃみで発生する小さな飛沫(水滴)で、他の人を感染させてしまう可能性が非常に高くなるため、必ずマスクが必要です。

マスクの上手な着け方

最近ではインフルエンザ専用に、特殊なフィルターを採用したり、不織布を何層にも重ねるなどの高性能マスクが発売されています。インフルエンザを予防するのにこのようなマスクは大変有効です。

さらに、マスクを選ぶうえで注意したい点は、顔のカーブにしっかりとフィットしているかどうか。先にも述べたように、インフルエンザウイルスは顔とマスクのすき間から多く侵入してきます。特にすき間ができやすい、鼻、ほほ、あごにしっかりとフィットしたものを選びましょう。

また、ウイルスの付着を防ぐために、使用中やマスクをはずすときには、口周りをおおうフィルター部分を触らないように気をつけましょう。マスクを使用する前に防菌スプレーをしたり、マスクを触る前に手を洗うことなども効果があります。

気になるのが、マスクの使用期間。2日以上同じマスクをつけると、マスクの表面にウイルスが多く付着しています。1日、1枚程度の使用を目安としましょう。

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