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インフルエンザの症状(7)鼻水の症状と対処法

更新日:2018/02/01 公開日:2015/03/05

インフルエンザの症状

インフルエンザにおける鼻水は、高熱やだるさが和らぎ始める頃の後期症状として現れることが多く、色にも特徴があります。ドクター監修の記事で、インフルエンザによる鼻水の症状と対処法を具体的に解説します。

 

 

インフルエンザが原因となって引き起こされる鼻水について、特徴や対処法について紹介します。

インフルエンザにおける鼻水の症状

いわゆる風邪の場合の鼻水は、初期症状として現れることが多く、その程度もひどくなりがちです[1]。しかし、インフルエンザでは高熱や筋肉痛などの全身症状が、比較的初期に強く出ると同時に「鼻水、鼻づまり」等の呼吸器症状が現れ、風邪との区別に用いられます[2][3]。

インフルエンザによる鼻水は病期によって違う

インフルエンザにかかると、最初は透明の鼻水が見られますが、鼻の粘膜が炎症を起こしている状態が長く続くと、鼻水に膿が混じるようになります。この膿の中にはウィルスと戦って死んだ白血球や、ウィルスにおかされた細胞などが含まれているため、白っぽくなったり、黄色っぽくなったりします。

さらに荒れた鼻粘膜に細菌が感染し始めると、黄色や緑色の鼻水が出るようになります。

インフルエンザによる鼻水の対処法

インフルエンザが原因の場合でも、それ以外の細菌による場合でも、一般的な鼻づまりの対策が有効です。

点鼻薬

薬局やドラッグストアなどで、血管を収縮させる成分が配合された点鼻薬を購入できます。しかし、安易に長い間続けて使うと効果がなくなり、逆に鼻づまりが悪化することもあります。使うときは、短期間にとどめましょう。

家で試せる解消法

民間療法として次のような方法があります。参考として考えられる仕組みと一緒にご紹介します。

鼻を温める
鼻を温めることで鼻の血管が広がって、粘膜の血行が良くなり、一時的な鼻づまりの解消につながります。蒸しタオルやカイロなどを使って温めてみましょう。温かい飲み物の湯気を吸いこんでも同様の効果があります。いずれの場合も、やけどには十分に注意してください。
鼻うがい
鼻の粘膜についているホコリなどを洗い流す「鼻うがい」も、鼻づまりの解消に効果があります。コップ1杯の番茶にひとつまみの塩を入れて、うがい液を作ります。ゆっくりと片方の鼻の穴から吸い込んで口から出し、これを交互に行います。ただし、過剰な鼻うがいは体が本来備えている自浄作用を妨げかねませんので、やり過ぎには注意してください。
ツボ押し(迎香)
小鼻の横にあるくぼみに「迎香(げいこう)」というツボがあります。鼻づまりや顔の血行促進に効き目のあるとされています。指先でくるくると小さく円を描くようにマッサージすると効果的です。

鼻や喉の粘膜がもつ防御機能を低下させないため、また体の免疫力を高めるために、普段から、よく噛んで食事をする、水分をこまめに取るなど唾液の分泌を促しておくこともインフルエンザや風邪予防の一助となります。

長引く場合は病院へ

鼻づまりや鼻水の症状が強い場合は、医療機関に相談してください。原因がインフルエンザであれば、基本的にはタミフルなど抗インフルエンザ薬の服用で治療しますが、鼻づまりがひどいとき、また鼻水の状態によっては細菌感染による急性の副鼻腔炎(蓄膿症)を併発しているケースもあります。その場合、抗生物質による治療が必要となります[4]。

ご自身・ご家庭でいわゆるマッサージや指圧(ツボ押し)などをする際の注意点

  1. 1.マッサージや指圧などは身体に影響を及ぼす行為です。ご自身・ご家庭で行う場合は、部位の把握や力の加減が難しく、身体への影響には個人差があります。
  2. 2.病気やケガ、痛みがある場合は、マッサージや指圧などをするまえに医師の診断やアドバイスを受けましょう。
  3. 3.食後、飲酒時、妊娠中など、普段と異なる体調の際は、自己判断によるマッサージや指圧などは避けましょう。
  4. 4.マッサージや指圧などをしたことで体調が悪くなったり、痛みなどが出たりした場合は、すぐに医師に相談しましょう。また、症状が改善しなかったり悪化したりするようなら、医療機関を受診しましょう。

参考文献

  1. [1]永武毅ほか. 1. かぜ症候群の治療: インフルエンザを中心に. 日内会誌 1998; 87(2): 285-291
  2. [2]北村正樹. 抗インフルエンザ治療薬. 耳鼻咽喉科展望 2004; 47(1): 70-73
  3. [3]柏木征三郎ほか. インフルエンザウイルス感染症に対するリン酸オセルタミビルの有効性および安全性の検討. 感染症誌 2000; 74(12): 1044-1061
  4. [4]宇野芳史ほか. 副鼻腔炎とロキシスロマイシン少量長期投与. 耳鼻咽喉科臨床 1993; 86(3): 439-445
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