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インフルエンザの薬「ロキソニン」 要注意!子供には使えません

更新日:2017/11/06 公開日:2015/03/19

インフルエンザの薬

インフルエンザの時、飲んでいい薬と避けた方がいい薬があります。この薬は大丈夫?どんな効果があるの?副作用って?という疑問にお答えします。この記事ではインフルエンザのときの「ロキソニン」についてドクター監修のもと解説します。

インフルエンザ治療におけるロキソニンの位置づけ

インフルエンザにかかったときには、飲んでよい薬と避けるべき薬、飲む際に注意が必要な薬があります。症状の悪化を防いだり、長引かせたりしないためにも、正しい知識が必要です。ここでは、解熱・鎮痛剤としてよく使用される「ロキソニン」について解説します。

インフルエンザ治療の場合、ロキソニンは子供には使えず、成人でも慎重に使う必要があります。

ロキソニンとは?

ロキソニンは、解熱や鎮痛、炎症などを抑える効能がある薬です。痛みや発熱を増強させる物質「プロスタグランジン」の生成を抑えることから、関節リウマチ、関節痛、関節炎、腰痛、歯痛、頭痛、生理痛、発熱などを緩和する薬として処方されています。

また、鎮痛・消炎効果に優れていると言われる「ボルタレン」や「アスピリン」に比べて副作用が少なく[1]、安全性が高いという点で、手術後の鎮痛・消炎などにも使用されています。ロキソニンは飲み薬だけではなく、貼るタイプや塗るタイプなど、目的に合わせてさまざまな種類があります。

最近では市販品も出ています。クリニックで処方される薬と成分は同じですが、用法・用量、効果などが異なるので注意しましょう。妊娠中や授乳中の方、15歳未満の子供への服用は避けてください。さらに、高齢者や心臓・血管・肝臓・腎臓などの病気で通院している方も自己判断せずに、かかりつけのドクターに相談しましょう。

インフルエンザの時にロキソニンを使用してもいいの?

解熱・鎮痛剤服用時の注意

インフルエンザの場合でも、ロキソニンの解熱・鎮痛効果はあります。後述するカロナールなどのアセトアミノフェン製剤の効かない高熱や、激しい頭痛の場合は、症状を落ち着かせるために服用してもよいでしょう。しかし、あくまでも熱を下げたり、痛みを和らげたりするという対症療法に過ぎず、インフルエンザウイルスには効果はありません。

しかし、年齢が5歳~19歳の患者の場合は、けいれんや意識障害などを発症する「インフルエンザ脳症」や、脳や肝機能に障害をきたす「ライ症候群」を発症させる危険性を高めてしまうため、ロキソニンの服用はさせないでください[2][3]。

また、インフルエンザの場合、バファリンのようなアスピリン系の薬やボルタレン、ポンタールなどの解熱・鎮痛剤の使用は禁止されていて、大人に対しても処方されることはありません。ボルタレンは手術後に使われる場合もあります。インフルエンザ感染があったときには注意してください[2][3]。

ロキソニンの効用

高熱や痛みを我慢するのは辛いものです。

そこで、先のアスピリン系やボルタレンなどとは違いインフルエンザにも投与可能な「ロキソニン」が処方されることがあります。しかしながら子供の場合や成人でも症状の軽い場合は、安全性の確認されているアセトアミノフェン系の「カロナール」や「タイレノール」が使用されます[3]。小児でアセトアミノフェンの効果が見られない場合、イブプロフェン系の解熱・鎮痛剤が処方されることもあります。

そもそも熱が出るのは、体がウイルスと闘っている証拠。体が持つ防御反応として、ウイルスの活動を抑制しようとしているのです。解熱・鎮痛剤を飲むことで体への負担は和らぎますが、薬の影響で体温が上がらないため、対ウイルスへの働きは弱くなってしまいます。解熱・鎮痛剤を飲む時は発熱や痛みが辛いときだけにしましょう。

参考文献

  1. [1] Greig, S. L.et al, Loxoprofen: A Review in Pain and Inflammation. Clinical drug investigation 2016; _36_(9): 771-781
  2. [2] 厚生労働省医薬局安全対策課 "インフルエンザ等による発熱に対して使用する解熱剤の慎重な使用についての注意喚起の依頼について" 厚生労働省医薬局安全対策課. http://www.nichiyaku.or.jp/contents/info_03/pdf/n030131.pdf (参照2017-10-31)
  3. [3]厚生労働省 "インフルエンザによる発熱に対して使用する解熱剤について" 厚生労働省. http://www.mhlw.go.jp/houdou/0105/h0530-4.html (参照2017-10-31)

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