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病気が潜んでいる?様々な胃痛の原因と症状の特徴

更新日:2017/02/28 公開日:2015/03/03

胃痛の原因と症状、対処法

胃痛を引き起こす原因は実にさまざまです。どのような要因が、どう胃痛に影響をもたらすのか、特徴的な症状とあわせて解説します。症状によっては早めに医師の診察を受けることが大切ですので、ドクター監修の記事で詳しく解説します。

胃痛はさまざまな原因により引き起こされる

胃痛の原因は、胃の粘膜の炎症や損傷のほか、胃の筋肉がけいれんすることによっても起こります。

胃の粘膜を刺激するものとしては、アルコールやカフェイン、香辛料、タバコなどの刺激物があげられますが、アルコールやカフェインの場合は、適量であれば胃液の分泌を促す作用もあるので、消化を助けるというメリットもあります。ただし、アルコール度数の高いお酒を空腹時に飲む行為など、胃の粘膜を直接刺激してしまうので十分な注意が必要です。

からいものだけでなく、熱いものや、冷たいものなども同様に胃を荒らす原因となったり、単純に食べ過ぎや飲み過ぎという不摂生も、胃痛の原因となります。

さらに、ストレスや生活習慣など心理的な影響による自律神経の乱れも、胃痛を引き起こします。自律神経がコントロールしている胃酸の分泌が過多になって胃粘膜を攻撃しやすくなったり、血流が悪くなって胃粘膜を守る働きが低下したりします。ほかにも強いストレスを感じて胃が異常に収縮し、けいれんを起こす場合もあります。

また、こうした生活習慣とは関係ない原因として考えられるのが、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)という細菌によるものです。ピロリ菌は、胃を保護する粘液層で繁殖し、粘膜層を破壊したり、胃の表面に炎症をおこしたりする、やっかいな存在です。日本人の2人に1人がピロリ菌に感染しているとされる現状も見過ごせません。

胃アニサキス症

アニサキスの幼虫が腸に侵入してしまう腸アニサキス症は、胃アニサキス症に比べて症状がでるまでに時間がかかります。だいたい10時間を過ぎてから激しい腹痛や悪心、嘔吐が生じるでしょう。人によっては、1週間ほどたってから症状があらわれることもあります。

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアは、機能性胃腸症、Functional Dyspepsia=FDとも呼ばれ、日本人の4人に1人は経験し、そのうち約3割は医療機関を受診している意外と身近な病気です。機能性ディスペプシアになると、内視鏡で検査をしても胃の粘膜に炎症や潰瘍などの異常は見当たらないのに、胃の痛みや吐き気、もたれ、胃部膨満感といった症状がみられます。

胃けいれん

症状に対する呼称で、病名ではありません。数分から長いときで1~2時間、主にみぞおち付近に痛みが生じます。

胃潰瘍

食事中や食後に、胸焼けや吐き気がでたり、すっぱいゲップがでたりします。胃が出血している場合は、黒褐色の血を吐いたり、黒い便がでることもあります。

胃痛の症状にはどのような特徴があるのか

暴飲暴食の場合には、胃が膨らむことによる圧迫感や、おなかがつっぱるように痛みます。

アルコールなどによって胃粘膜が荒らされる急性胃炎の痛みは、みぞおち部分に感じることが多いのが特徴です。吐き気や嘔吐をともなう場合もあるでしょう。

ストレスによる胃痛は人によって少し異なり、胃痛のほか、胃もたれや胸やけ、食欲不振、吐き気をともなう場合もあります。神経性胃炎になりやすいタイプの方は、ご自分の症状の特徴を知っておくとよいでしょう。

注意しなければならないのは、このような神経性胃炎のほか、慢性胃炎や胃アトニーなどの病気が考えられる場合です。胃の痛みを強く感じたり、症状が長引いたりする際には、早めに受診するようにしてください。特に、慢性胃炎は胃がんとの関係性が心配されるため、ただの胃痛と軽く考えず、病院できちんと調べてもらいましょう。

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