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腸は「第二の脳」!便秘解消で疲労回復!

更新日:2016/12/09 公開日:2015/07/31

今すぐできる慢性疲労回復

胃腸トラブルで多い、便秘。実は免疫力に関係が深く、体全体のバランスを整える大切な器官である胃腸。原因不明の体調不良も、腸の不調に関係する可能性があります。ここでは便秘と疲労との関係性について、ドクター監修の元ご紹介します。

女性

便秘と疲れの関係

腸は、「第2の脳」とも呼ばれるように独自の神経ネットワークが構築されています。そのため、脳からの指令がなくても独立して活動することができるといわれています。生物にとって重要な器官である脳と腸とが相互に影響を与え合う作用を「脳腸相関」といい、多くの動物では脳がストレスを感じると、下痢や便秘などの腸の不調があらわれます。これは脳から腸へ向けて、自律神経を通してストレスの刺激が伝達されるからです。

人の身体では、心身ともにリラックスしていると副交感神経が優位となり、胃腸の働きが活性化され、腸内環境も良くなります。腸内環境のバランスがきちんと整っていると、アミノ酸やブドウ糖などの栄養素が体内のさまざまな細胞に安定して届けられ、肉体の働きや精神も良好な状態を保てます。

一方、脳の疲労やストレスによって交感神経が優位になると、腸内環境も悪化した状態になり、人の精神安定に大きく作用する「セロトニン」という神経伝達物質の合成が阻害されます。精神安定作用のあるセロトニンが減少した結果、イライラするなど精神状態も悪くなります。また、胃腸の働きを抑制し、腸内の善玉菌が減少、かわりに悪玉菌が増加し、便秘や下痢などをもたらすといわれています。

また逆に、腸の状態が脳へ影響を与えることも分かっています。腸内に病原菌が発生すると脳で不安感が増すという調査結果があるほか、腸などの消化管から放出されるホルモンが脳で感じる食欲に関係しているともいわれています。このように腸の状態と脳の機能は、互いに密接に影響し合っています。

便秘の解消法

身体的、精神的にも重要な役割をもつ、快適な排便。一般的に便の排泄が困難になっている状態を「便秘」と呼ばれますが、原因はそれぞれです。まずは便秘の原因や症状を理解し、正しい便秘対策をすることで、疲労回復にもつながる可能性があります。

(1)規則正しい生活による便秘解消

起床や食事、睡眠など、規則正しい生活を行い、ストレスをためないことも便秘解消に役立ちます。排便に関係のある副交感神経は午前0時過ぎにピークを迎えるので、腸のぜん動運動を促すためにも午前0時には眠っているのが理想的です。

また、起床したら寝起きに白湯や常温の水をコップ1杯飲むことも腸のぜん動運動を促進させますし、便意を無視しないこと、一定の時間にトイレに入り排便を心がけることも便秘の解消につながります。

(2)運動による便秘解消

子供や女性、老人など、腹筋量が少ない人にも便秘の人が多く見られます。便秘解消には体操やエクササイズが効果的で、排便に必要な筋肉を強化したり腸を直接的に刺激したりするほか、腸をコントロールする自律神経を整える効果もあります。

(3)食べ物やサプリメントなどによる便秘解消

・食物繊維

便秘解消に有効な成分といえば、まず食物繊維が挙げられるでしょう。プルーンは水溶性食物繊維が豊富なうえ、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。

・乳酸菌

腸の調子を整え、便秘解消に有効な乳酸菌。ヨーグルトは乳酸菌やビフィズス菌を含む日常に取り入れやすいでしょう。

・油分

ダイエットなどで油の摂取を控えている人にも便秘が多いといわれます。油分を控えることにより、便のすべりが悪くなってしまい、便秘になってしまうからです。オレイン酸が主成分のオリーブオイルは腸の働きを活発にするので積極的に摂取しましょう。