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サメ軟骨に含まれるコンドロイチンの特徴

更新日:2016/12/09 公開日:2015/08/31

コンドロイチンの基礎知識

コンドロイチンは動物の軟骨に多く含まれていますが、サメ軟骨から抽出することがほとんどです。サメ軟骨が選ばれる理由と、サメ軟骨に含まれるコンドロイチンの特徴についてドクター監修の記事でお伝えします。

サプリメントなどに使われているコンドロイチンは、サメの軟骨から抽出しているものが多くなっています。コンドロイチンは動物の軟骨に多く含まれているのですが、なぜ「サメ」の軟骨が選ばれているのでしょうか。ここでは、サメ軟骨に含まれているコンドロイチンに焦点をあててお伝えをしていきます。

「サメ」の軟骨が使われる理由

哺乳類の場合、一般的に全体重の1%ほどしか軟骨がありません。しかし、サメの場合は骨がなく、すべて軟骨でできているため、その割合は6~8%にもなります。そのため、サメを利用すれば効率的にコンドロイチンを得られるというわけです。

また、サメ軟骨の主成分はタンパク質・ムコ多糖類・カルシウムなのですが、ほかの動物の軟骨に比べて特殊な高分子タンパク質が1,000倍以上も含まれているといわれています。さらに、ムコ多糖類の一種であるコンドロイチンも豊富です。

コラーゲンも軟骨の成分ですが、このコラーゲンを分解してしまう酵素の働きを阻害する物質が含まれているのもサメ軟骨の特徴です。

このようにいくつかの理由があって、変形性膝関節症などの治療に使われるコンドロイチンは、サメの軟骨からつくりだされることが多いのです。

しかし、サメから抽出したコンドロイチンがすべての人に効果があるというわけではありません。効果の実感は、人によってさまざまです。また、サメ軟骨が変形性膝関節症に有効であるかどうかは臨床試験の段階にあるので、はっきりとわかっていないのが現状です。

サメ由来という表示について

2008年、独立行政法人国民センターによって、「サメ由来のコンドロイチンを含有する原材料を配合している」と表示されていた16銘柄のうち、陸生哺乳動物由来のコンドロイチン硫酸を含む原材料が配合されている可能性の高い銘柄が6つもあったことが発表されました。そのうち、3銘柄については陸生哺乳動物由来の原材料の表示がなく、JAS法上の問題がある可能性が高いとも指摘されています。

これを機に、JAS法は2009年4月に法改正されています。食品の産地偽装に対する直罰規定も設けられているので、以前のような問題は減っていると考えられます。ただし、前例のように由来原料や含有量について偽った表示をするところもあることは覚えておいたほうがよいでしょう。信頼のできるメーカーの商品を選ぶことが大切です。

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