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どうして胃痛が起こるの?胃の痛み発生の原因とメカニズム

更新日:2016/12/15 公開日:2016/01/19

胃痛の原因と症状、対処法

シクシク、キリキリと胃が痛む胃痛。痛みがひどいときは、胃をさすっても治まらず、体を「く」の字にしてしまうほどです。胃の痛みはなぜ起こるのでしょう。ドクター監修のもと、胃の働きと胃痛のメカニズムについて解説します。

胃の働きと胃の痛みのメカニズムについて解説します。

胃の働き

胃は、摂取した食べ物を一時的に蓄えるとともに、腸で吸収しやすいように消化を行うための臓器です。満腹時は大きく膨らみ、食べ物や飲み物を約1.5~2.5リットルもためることができます。逆に空腹時は小さく縮みます。

胃からは胃酸という消化液が、一日あたり1.5~2.5リットルも分泌されています。胃酸は、腸が栄養を吸収しやすいように食べた物を溶かし、分解します。

胃酸の分泌には、3つのホルモンが関与しています。食べ物のにおいをかいだときや、おいしそうな食事の映像を見たときなどに、脳からの刺激が副交感神経に伝達され、分泌されるのが「アセチルコリン」。実際に食べ物が胃に入ると分泌されるのが「ガストリン」。そしてなにも食べていないときも胃酸が必要量分泌するようにコントロールしているのが「ヒスタミン」です。胃酸は、食べ物を消化するだけでなく、強い殺菌作用もあり、金属を溶かしてしまうほど強力な消化液です。では、どうして胃は胃酸によって溶けないのでしょうか。胃は、胃酸だけでなく同時に胃粘液を分泌し、この胃粘液で胃の中の粘膜を保護しているからです。

胃の痛み(胃痛)が起こるメカニズム

では、胃の痛みはなぜ起こるのでしょう。胃酸と胃粘液の分泌量は、通常バランスが保たれているため、胃粘膜が荒れることはありません。しかし、なんらかの要因で胃酸が出すぎると、胃粘液が胃粘膜を保護しきれず胃粘膜が傷つき、胃の痛みにつながります。胃粘液の分泌量が減っても同様です。

たとえば、過度なストレスによって自律神経のバランスが崩れると、胃酸の分泌量が増加し、胃粘膜が荒れてしまいます。また、喫煙は血管を収縮させ、胃への血流を悪化させます。そして胃粘膜の働きが低下すると、胃粘液の分泌量が減少してしまいます。このように、胃酸と胃粘液の分泌量のバランスが崩れることによって、胃の痛みが起こるのです。

胃酸の分泌が過多になり、胃粘膜が傷んだ状態が長く続くと、胃粘膜が炎症を起こす「胃炎」や、胃粘膜に潰瘍(かいよう)ができる「胃潰瘍」になることもあります。ただの胃の痛みと放置せず、早めの対処が必要です。

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