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B型肝炎の症状とは

更新日:2016/12/09 公開日:2016/04/01

肝炎の基礎知識

B型肝炎に感染したときの代表的な症状や、ウイルスの潜伏期間について、ドクター監修のもと解説します。B型肝炎が、危険な状態に移行することはあるのでしょうか?合わせて解説いたします。

B型肝炎が発症すると、どのような症状が見られるのでしょうか。

潜伏期間は?

B型急性肝炎

B型急性肝炎の場合には、潜伏期間は1か月〜6か月といわれています。感染してから、約半年以内は症状が出ないことが多いです。

無症候性キャリア

B型肝炎ウイルスが体の中で異物とみなされるまで、潜伏期間は続きます。乳幼児の場合は、異物とみなすことができずに、抗体がつくられず、大人になるまでウイルスが潜伏し続けることになります。このように、ウイルスに感染をしていても、症状が現れないまま潜伏し続ける状態のことを「無症候性キャリア」と呼びます。免疫機能不全の場合にも、異物と認識することができずに、潜伏期間が長くなることがあります。ウイルスへの免疫がつくと、リンパ球がウイルスを攻撃することで、肝臓が炎症し、B型肝炎を発症します。

代表的な症状は?

B型肝炎の初期状態では、体がだるい、食欲がない、発熱や吐き気、嘔吐などのように、風邪に似た症状が現れます。そのため、見過ごされてしまうことが多くあります。やがて、黄疸(おうだん)が現れ、茶褐色の尿や、白っぽい便が出てくることがありますが、全ての人にこの症状が出るわけではありません。

不顕性(ふけんせい)感染の場合

再感染の恐れがない一過性感染のうち、約70~80%が「不顕性感染」といわれています。不顕性感染の場合、一切症状が現れないか、軽度な症状だけで自然に治癒します。自覚症状がないまま感染するので、健康診断などで気がつくケースが多くあります。

劇症肝炎に発展する場合

一過性感染の場合には、B型肝炎を発症しても完治する確率が高いといわれています。しかし、感染の多くが不顕性感染ではあるものの、急性肝炎を発症した後に、その約1%が劇症肝炎へと発展します。劇症肝炎を発症すると、約70~80%が死に至るといわれています。

劇症肝炎の初期症状

発熱やだるさ、吐き気、食欲不振、黄疸など、風邪と似た症状が現れます。風邪だと自己診断せずに、早めに検査を受けることが大切です。

続発症状

他の症状が続いて発生する場合、続発症状が現れています。続発症状では、鼻血や歯肉などが出血することがあります。また、呼吸が荒くなったり、脈拍が激しくなったりすることもあります。表情が乏しくなることも特徴の一つ。症状が進行していくと、意識障害が起こり、肝性昏睡の状態に陥ります。肝性昏睡は、肝性脳症ともいわれ、肝臓の機能が低下することによる意識障害です。本来処理されるべき毒性物質が血液をつたって、脳にまでおよび、脳の機能が低下してしまうのです。 続発症状が出ている場合は、血液検査で診断を受けることができます。

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