スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

予防接種で副作用が出ることもある?

更新日:2016/12/15 公開日:2016/03/14

予防接種の基礎知識

子供から大人まで、健康のために受診する予防接種によって、副作用(副反応)が起こることがあります。今回はその種類と理由、どのような副作用の症状が出るのかについてドクター監修の記事で解説していきます。

予防接種による副作用が起こる理由や主な症状などについて解説します。

なぜ副作用(副反応)が起こるのか

予防接種を受けると、ワクチンとの関連性が否定できない副作用や副反応といわれる症状が現れることがあります。予防接種に使われるワクチンは、感染症を引き起こす細菌やウイルスの病原体の毒性を弱めるか、無毒化をしています。体がワクチンに反応して、一時的に自然感染したときと同じ症状が、副作用として出ることがあります。

しかし、副作用が起きても、自然感染した場合に比べると、症状が軽いことがほとんどです。重い副作用が出るケースは、極めてまれです。自然に感染した場合には、感染症によっては、重い後遺症を残すこともありますので、予防接種での副作用のリスクは小さいと言えます。

副作用(副反応)の出方

では、予防接種によってどのような副作用が出ることがあるのでしょうか。

ワクチンの種類を問わず、注射による接種の副作用として多いのは、接種した部位が赤くなるケースです、治療の必要がないことがほとんどです。副作用で発熱する人もみられますが、いずれも、2~3日で収まる一時的な症状であるケースが多くを占めます。

しかし、ワクチンによっては、過去に重大な副作用をもたらしたことがあります。ポリオの予防接種では、2012年8月まで定期接種であった生ワクチンで、実際にポリオを発症するケースがあったため、2012年9月からは不活化ワクチンに切り替えられました。

結核を予防するワクチンのBCGの接種では、まれに全身にBCG菌が広がることがありますが、先天的な免疫に関する遺伝子異常の可能性も考えられています。日本で使用されているワクチンの多くは、長期間使用され安全性が確立されているものです。

気になるときは医師に相談を

予防接種を受ける前には、ワクチンの接種後に起こる可能性のある副作用について、あらかじめ説明を受けておくことが大切です。接種後30分は、まれに重い副作用が出ることがありますので、接種を受けた医療機関内にて待機するなど、ドクターとすぐに連絡がとれる環境にいることが望ましいでしょう。

副作用とみられる症状が2~3日で収まらず、高熱が続く、激しく泣き続けるといった症状が出るときは、かかりつけ医を受診して相談しましょう。

ヘルスケア本