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貧血とは

更新日:2017/09/14 公開日:2016/03/31

貧血の基礎知識

立ちくらみやめまいがすることや、足元までフラフラになってしまう貧血は、どうして起こるのでしょうか。「たかが貧血」と放置していても大丈夫なのでしょうか。ドクター監修のもと、貧血が起こるメカニズムや基準値などについて解説します。

立ちくらみやめまい、足元までフラフラになってしまうことのある「貧血」について詳しく解説します。

貧血とは

貧血とは、赤血球の数や血中ヘモグロビン濃度が基準値よりも低い状態を言います。実は、「貧血」は病名ではなく症状を表す言葉。病名になると「○○性貧血」という名称となります。血液検査の結果、以下の基準値を下回ると貧血と考えられます。

●赤血球数(RBC)

成人男性:410~530万/mm3、成人女性:380~480万/mm3

血中ヘモグロビン濃度(Hb)

成人男性:13.5~17.0g/dl、成人女性:11.5~15.0g/dl

赤血球の中にあるヘモグロビンは、酸素と結合し、身体中に酸素を運んでいます。赤血球の数が減少し、ヘモグロビン濃度が低下すると、十分な酸素を運ぶ事ができません。酸欠状態に陥った身体は、少しでも酸素の量を増やそうとし、呼吸の数を多くします。その結果、心拍数が増え、動悸や息ぎれを起こしてしまうのです。

貧血の症状についての詳しい内容は、『貧血の主な症状は?』をご覧ください。

女性に貧血が多いのは、月経による出血や、ダイエットによる栄養バランスの崩れなどにより、鉄分不足になりやすいためです。また、赤血球の産生を促す「エリスロポエチン」は、男性ホルモンの一種。男性ホルモンの少ない女性は、貧血になりやすいとされています。

貧血の種類

貧血には、次のような種類があります。

鉄欠乏性貧血

ヘモグロビンの材料となる鉄分が不足することで起こります。詳しい内容は、『貧血の種類(1)鉄欠乏性貧血』をご覧ください。

再生不良性貧血

骨髄の機能が低下し、すべての血球が作られなくなるために起こります。詳しい内容は、『貧血の種類(4)再生不良性貧血』をご覧ください。

巨赤芽球性貧血

ビタミンB12や葉酸の不足で、赤血球がつくられなくなります。詳しい内容は、『貧血の種類(3)巨赤芽球性貧血』をご覧ください。

溶血性貧血

赤血球が破壊されてしまうことで起こります。詳しい内容は、『貧血の種類(2)溶血性貧血』をご覧ください。

貧血を放置するとどうなるの?

貧血を放置すると、心臓は動く回数を増やし、より多くの血液を送って酸素を運ぼうとします。貧血が長期にわたり、心臓に負担がかかりすぎると、心臓が正常な働きをすることができなくなる心不全などのリスクを高めることに。

また、胃潰瘍や大腸ポリープ、がんなどが原因で消化管から出血することもあり、それが原因で貧血になる場合もあります。ジワジワと慢性的に出血するため、自覚症状がないことも多いので要注意。貧血には深刻な病気が隠れていることもあるので軽視してはいけません。