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貧血の主な症状とは?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/03/31

貧血の基礎知識

貧血には、よく起こる立ちくらみ以外にもさまざまな症状があり、体の内部で起きていることも症状によって異なります。そこで、ドクター監修のもと、貧血によって起きやすい症状やその原因などについて解説します。

ひとくちに「貧血」といっても、その症状はさまざまです。身体の中ではどのようなことが起きているのでしょうか?

動悸・息切れ

私たちの体内には、血液によって酸素が運ばれています。貧血とは、酸素と結びつく役割のヘモグロビンや赤血球が減少している状態のこと。貧血状態になると、十分な酸素を全身に届けることができません。身体は酸素の量を少しでも増やそうとし、いつも以上に心臓の動きを早くすることで動悸が発生。また、より多く酸素を取り込もうとして呼吸数が増え、息切れを感じてしまうのです。

めまい・立ちくらみ

目の前がクラクラしたり、突然視界が真っ白になることがあります。これらは、赤血球やヘモグロビンとの関係はなく、自律神経のトラブルで起こる「脳貧血(起立性低血圧)」によるもの。立ち上がりや起き上がり時に血圧が低下し、脳への血流量が減少して酸欠状態になると起こる症状です。

また、朝礼や朝の通勤電車など、長時間立ち続けると脳貧血が生じやすくなります。その原因は、心臓に血液を送るためのポンプ役である、筋力の不足。全身の血液が心臓にスムーズに戻らず、脳が酸欠状態になってしまうために起こります。筋肉が成長途中の子供や、筋肉量が少ない女性に多くみられます。

頭痛

貧血によって、偏頭痛のようにズキズキとした痛みが生じることもあります。身体のなかで、もっとも酸素を必要とするのが脳。脳に十分な酸素が行き届かなくなると、脳の血管に負荷がかかり、その周囲の神経が炎症を起こしてしまいます。また、血行不良による筋肉の緊張も頭痛の原因に。脳が酸欠状態になると、思考や判断力などの低下も招きます。

その他貧血の症状

くすんで青白い顔色、血色を失った唇、白い爪など、見た目でわかる症状もあります。これは、血液の赤色をになうヘモグロビンの減少によるもの。症状が進むと、爪が反りかえってしまうケースもあるので、小さなサインを見逃さないようにしましょう。

また、鉄分不足による貧血では、食べ物の嗜好に変化が起こるケースがあります。たとえば、氷を無性にガリガリかじりたくなる「氷食症」。これは、脳が酸欠状態で体温調節が上手くできないためといわれています。