スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

緑茶うがいはインフルエンザ予防に効果的?

更新日:2018/05/14 公開日:2016/03/28

インフルエンザの予防について

「インフルエンザや風邪予防によい」といわれる緑茶うがいですが、実際、どのくらいの予防効果があるのでしょうか。水道水でのうがいと比較した研究結果や緑茶うがいのやり方など、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

インフルエンザや風邪予防によいという「緑茶うがい」。水道水でのうがいと比較して、どのくらい効果があるのか、研究結果などについて紹介するとともに、インフルエンザ予防についてご紹介します。

緑茶うがいとは

水でなく緑茶でうがいするのが「緑茶うがい」です。緑茶に含まれるカテキンには、抗菌・抗ウイルス作用があり、緑茶でうがいをすることでインフルエンザ予防効果が期待できるといわれています。

緑茶うがいのインフルエンザ予防効果の研究結果

緑茶うがいはインフルエンザの予防効果があるといわれ、さまざまな研究が行われています。

効果が認められた研究結果

2005年、静岡県立大薬学部・山田浩教授は、特別養護老人ホームに入所する高齢者76人(平均年齢83歳、男性24人・女性52人)に緑茶カテキンのうがいを1日3回、3か月継続してうがいを行い、同時期に水でうがいを行った入所者48人(平均年齢83歳、男性16人・女性32人)と比較する調査を行いました。

その結果、インフルエンザ発症者は、水うがいで10%、緑茶うがいで1.3%という結果が得られたのです。以降、3年間継続的に検証したところ、インフルエンザ発症率は大きく低下したそうです。

また、緑茶うがいは、インフルエンザA型、B型、関係なく有効とのこと。ウイルスに緑茶のカテキンが吸着し、感染を防ぐという結果も得られています。

水道水でのうがいと変わらないという研究結果

一方、同、山田教授によって、インフルエンザや風邪などの予防によいといわれている緑茶うがいが水道水と比べてそれほど変わらないという結果も、2014年5月16日発行の米科学誌「PLoS One」に発表されています。

この研究結果によると、高校生800人で90日間、1日3回のうがいで検討した結果、緑茶うがい19人(4.9%)、水道水うがい25人(6.9%)がインフルエンザを発症しています。緑茶うがいのインフルエンザウイルスの感染率が25%減少し、インフルエンザの発症率が31%減少と、緑茶うがいのほうが水道水でのうがいよりインフルエンザを予防する傾向がみられましたが、統計学的に意味のある差ではなかったということです。

今後の研究結果に期待

老人ホームの入居者の研究と比べ、高校生の研究で同じ結果が得られなかったのは、1日3回のうがいをきちんと行わなかった生徒が約3割(緑茶グループ26%、水道水グループ33%)いたことが原因ではないかと考えられています。うがい回数を守る割合が増えれば、統計学的に意味のある差が認められる可能性があるとしています。

なお、緑茶うがいだけでなく、緑茶のカテキンそのものにインフルエンザの予防効果が期待できます。緑茶やうがいを効果的に取り入れて、インフルエンザ予防を心がけましょう。

ヘルスケア本