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水頭症とは

更新日:2018/05/18 公開日:2016/05/20

水頭症の基礎知識

水頭症とは、どのような病気でどのような症状があらわれるのでしょうか。また、考えられる水頭症の原因や、治療法にはどのようなものがあるのでしょう。ドクター監修のもと水頭症についてわかりやすく解説します。

水頭症とはどのような病気なのか、特徴的な症状や原因、治療法について解説します。

水頭症とは

脳の周りには、脳を保護する役割を担う、脳脊髄液という透明な液体があり、脳室と呼ばれる部分で作られています。

水頭症とは、頭蓋骨の中に脳脊髄液が過度に溜まり、脳そのものが圧迫を受けたり、頭蓋骨の中の圧力が高くなったりすることで起こる病気です。水頭症のほとんどは、脳室が正常以上に拡大し、そこに脳脊髄液が溜まってしまうのですが、脳室とは別の場所に溜まるケースも存在します。

また、小児特有の病気だと思われがちな水頭症ですが、先天性の水頭症と後天性の水頭症があることがわかっており、後天性水頭症では、成人にみられる種類もあります。水頭症は、年齢を問わずに起こる病気と言えます。

水頭症の症状

水頭症は、脳が圧迫されることで起こる病気であるため、全身にさまざまな症状が現れます。年齢によって症状が異なり、成人では、頭痛・吐き気・嘔吐が3大症状としてあげられます。

小児では、もっとも目立つ特徴が頭の拡大です。頭蓋骨が未発達で、大泉門(額の髪の生え際より少し上にある骨の隙間)が閉じる前の小児は、大泉門の部分が盛り上がり、張っていることが確認できます。

これにともない、頭痛・吐き気・嘔吐もみられます。食欲不振や体重減少、倦怠感といった全身症状も現れるため、頭の病気とは疑われにくく、発見が遅くなる場合もあります。神経が圧迫されることによって、視力の低下や目の動き方が不自然になることもあります。

水頭症の原因

脳脊髄液が過剰に溜まってしまうのには、大きく分けて二つの原因が考えられます。一つは、髄液が過度に作られた場合。もう一つは、脳脊髄液の流れがせき止められたり、妨げられたりした場合です。

先天性と後天性の水頭症では、その原因が異なり、先天性の水頭症の中には、明らかな原因がわからないものもあります。また、年齢とは関係なく、頭蓋内出血や炎症、脳腫瘍といった、他の病気が原因となって起こることもあります。

水頭症の治療

発症原因に応じて、さまざまな治療法が実践されていますが、多くの場合は外科的な治療が必要です。現在の治療では、シャント術と呼ばれる手術を行うことが一般的。脳に溜まった脳脊髄液を体の他の場所に移し、そこから吸収させます。

シャント手術にも複数の種類があり、さまざまな検査を行い、脳室・腰髄ドレナージ(ドレーンという管を使い、脳脊髄液を体外に排出する治療)や内視鏡を用いた治療など、適切な治療法を選択します。これらの治療により、多くの症例で症状が緩和されることがわかっています。

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