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腰部脊柱管狭窄症の原因とは

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/17

腰部脊柱管狭窄症の基礎知識

歩きはじめるとおしりから脚にかけてしびれたり、痛みを感じたりする腰部脊柱管狭窄症はなぜ起こるのでしょうか。高齢の患者が圧倒的に多いとされる腰部脊柱管狭窄症の原因について、ドクター監修のもとで解説していきます。

神経が圧迫されることによって、痛みやしびれなどさまざまな症状が現れる「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」は、どのような原因で起こるのでしょうか。

腰部脊柱管狭窄症の原因

腰部脊柱管狭窄症の原因はさまざまありますが、その多くは加齢にともなう変化によるものです。背骨の中の空洞「脊柱管(せきちゅうかん)」は、もともとその中を通る神経や血管を守る働きをしています。しかし、年齢とともに背骨に異変が起きて、脊柱管が狭くなってしまい、神経や血管が圧迫されることで、しびれや痛みなどの症状が現われます。

脊柱管が狭くなる原因のひとつが、「骨棘(こっきょく)」です。背骨は24個の椎骨(ついこつ)が積み重なってできているのですが、椎骨と椎骨の間に存在し、クッションとしての役割をもつ椎間板の弾力性が失われることで、骨の外側にとげのような出っ張り(骨棘)ができやすくなってしまいます。他にも、椎間板が押しつぶされて突き出したり、靱帯や関節が厚くなって膨らみをもつ肥厚変形なども、脊柱管を圧迫してしまう要因です。

また、女性に多いとされる「変性すべり症」の方も腰部脊柱管狭窄症になりやすいといわれています。変性すべり症では、腰椎の椎骨にずれが生じることで脊柱管を圧迫するため、脚のしびれなど似たような症状が現われます。

腰部脊柱管狭窄症になりやすい方とは

生まれながらにして脊柱管が狭い先天性によるケースもありますが、ほとんどが後天性で、その多くは高齢者です。骨や椎間板の変形は老化現象のひとつとも言えるので、症状が出るか出ないかの個人差はあるものの、加齢とともに脊柱管は狭くなる傾向があると言えます。

そのなかでも、若いときに重労働や重いものを持つことが多い職業に就いていた方、長時間座った姿勢である長距離運転手やタクシードライバー、腰を痛めた経験のある方などは、腰部脊柱管狭窄症が起こりやすく症状も進みやすいので注意が必要です。

一方で、変性すべり症は、閉経を迎える中年以降の女性に多いといわれています。年齢による骨の変形に加えて、女性ホルモンの減少や、それによる骨粗しょう症の進行が関係しているのではないかと考えられています。

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