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パサパサする髪には何が起きているのか

更新日:2017.05.11
公開日:2016.07.28
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

髪がパサパサするのは、髪のキューティクルが傷んでいたり、髪内部の水分や油分が少なくなったりしているからです。今回は、美容師の監修のもと、髪のパサつきの原因やパサつきを抑える方法をご紹介していきます。

なぜ髪がパサパサになってしまうのでしょうか。原因や対処法を見ていきましょう。

髪がパサパサになる原因とは?

キューティクルが傷んでいる

髪の表面には、透明で硬い細胞がうろこ状に重なった「キューティクル」があり、髪にツヤをもたらしたり、髪内部を保護したりしています。髪のパサパサは、このキューティクルがめくれたり、はがれたりしたことで、ツヤが失われたり、髪の水分保持力が低下した状態の可能性があります。

水分と油分の不足

髪は、水分や油分が少なくなったときにも、パサつきやすい傾向があります。必要以上に洗浄力の強いシャンプーを使うことも、髪のパサつきの原因になります。

髪の栄養不足

髪の主成分は、「ケラチンタンパク質」という線維状の硬タンパク質です。食事制限だけに頼った無理なダイエットをしたり、栄養バランスの偏った食生活を送っていたりすると、髪に十分な栄養が行き渡らなくなり、髪のパサつきを招くことがあります。

髪のパサパサをおさえるには

それでは、髪がパサパサしないように予防・ケアするにはどのような方法があるか解説します。

髪を濡らしたままにしない

濡れた髪は、キューティクルが開いた状態になるので、そのままでいると、内部の水分が蒸発し、パサつきの原因になります。洗髪後は、なるべく早く、ドライヤーで髪を乾かしましょう。また、ドライヤーの熱で髪が高温になりすぎるのも、パサパサにつながります。ドライヤーを髪から10cm以上離して持ったり、1か所に2秒以上ドライヤーを当て続けないようにしたりして、髪の温度が高くなり過ぎないようにしましょう。

シャンプー前のブラッシング・予備洗い

シャンプーをするときは、あらかじめ目の粗いhヘアブラシで髪のもつれをほぐしてから、ぬるま湯だけで、しっかり「予洗い」をしましょう。こうすることで、髪に付着したホコリや汚れの大半が落ちて、シャンプーが泡立ちやすくなるので、大量にシャンプーを使ったり、洗浄力の強いシャンプーを使ったりせずに済みます。

アミノ酸系のシャンプーを使ってみる

正しいヘアケアをしているのに、髪のパサつきが気になるなら、シャンプーを「アミノ酸系シャンプー」に変えてみるのもいいかもしれません。アミノ酸系シャンプーは、肌細胞と同じアミノ酸から作られる界面活性剤を洗浄剤として使ったシャンプーで、低刺激で髪や頭皮にやさしいといわれています。

アミノ酸系のシャンプーに関しては、『アミノ酸系シャンプーは頭皮にもいいの?』でも解説しています。

食生活に注意する

髪の主成分となる「タンパク質」、タンパク質の代謝に必要な「ミネラル」、血行をよくする「ビタミン」などを毎日の食事で積極的に摂るようにしましょう。ただし、栄養素は、すべての栄養素が体の中に充足することでてはじめて効果を発揮するので、さまざまな栄養素をバランスよく摂取することが大切です。

髪のパサつきとひとことに言っても、原因や対処法はさまざまです。ケアが行き届いていない項目があれば、少しずつ改善していくことで髪のパサつきを抑えられるかもしれません。

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