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ヒノキ花粉症の症状について

更新日:2018.04.19
公開日:2016.08.26
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この記事の監修者
森本耳鼻咽喉科 院長 森本雅太

一般的に花粉症の症状は鼻や目にでるものが中心ですが、ヒノキ花粉症の症状にはどのようなものがあるのでしょう。重症化するリスクがあるといわれるヒノキ花粉症の症状について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

ヒノキ花粉症の症状とはどのようなものなのか、また、重症化するリスクがあるといわれるのはなぜかについて説明します。

ヒノキ花粉症の症状

ヒノキ花粉症患者によく見られる症状は以下の通りです。

主な症状

主な症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみや充血、涙などで、スギなど他の花粉症とよく似たアレルギー反応です。

これらの症状は、体がヒノキ花粉を異物と判断し、花粉を体外に排出しようとするためおこる反応です。

ヒノキ花粉とスギ花粉は、飛散時期が重なっています。そのため、スギ花粉症とヒノキ花粉症を続けて発症するケースが多々あります。また、ヒノキとスギは花粉の構造もよく似ているため、どちらにもアレルギー反応を示す可能性が高いです。

重症化した場合はどんな症状が出るのか

通常は目や鼻、のどなど首から上の部分に症状が現れますが、重症化すると倦怠感や集中力の低下、熱感など全身症状が現れるようになります。

ヒノキ花粉症の治療

花粉症の治療は、大きく分けて3パターンあります。

対症療法(薬物治療)

くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状に対して内服薬や点鼻薬、点眼薬を用いて症状に働きかける治療法です。

手術治療

代表的なものにはレーザーやアルゴンプラズマなどによって鼻粘膜を焼灼(しょうしゃく)するものがあります。

アレルゲン免疫治療(減感作療法)

現時点ではスギ花粉やダニのように皮下注射や舌下投与で行う免疫療法(減感作療法)は薬剤が認可されておらず行えません。

口腔アレルギー症候群をおこす可能性も

スギやヒノキ花粉症の人は特有の食べ物でアレルギーをおこす可能性があるので注意しましょう。ただし口腔アレルギーの合併はシラカバやハンノキなどのカバノキ科の植物の方が頻度が高く重症化しやすいです。

口腔アレルギー症候群とは

花粉症の症状がある人は、花粉とよく似た抗原(アレルゲン)を持つ食べ物を口にすると、口の中がかゆくなったり、のどがイガイガしたりする口腔アレルギー症候群を発症する可能性があります。まれですがひどい場合には、アナフィラキシーショックというショック症状に陥ることもありえます。

なぜ花粉症の人がなるのか

ヒノキに限らずですが、体がアレルギー反応を示すアレルゲンによく似た構造のタンパク質を持つ食べ物があるためです。つまり、ヒノキ花粉と似た構造の食べ物を口にすることで、口やのどにも同じようにアレルギー症状が現れるのです。

何を食べたら発症するのか

スギ・ヒノキ花粉症の人が気をつけたい食べ物はサクランボ、モモ、リンゴ、メロン、キウイ、トマトなどです。

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