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シラカバ花粉症の治療法は

更新日:2018/05/22 公開日:2016/08/25

シラカバ花粉症の治療法について見てみましょう。

シラカバ花粉症の治療法

花粉症には、出てしまったアレルギー症状を緩和するための「対症療法」と、アレルギー反応が出ないようにする「根治療法」の2つがありますが、根治療法は現在、スギ花粉症にのみ適応とされているため、シラカバ花粉症の治療では対症療法が主な治療法となります。

対症療法には、大きく分けて「投薬療法」と「外科療法」があります。

投薬療法

花粉症は、免疫システムの過剰反応によるものです。花粉を異物だと認識すると、身体はセンサーの働きをする「抗体」を作ります。抗体は鼻や目の粘膜にある肥満細胞と結合し、花粉の量に比例して増加、一定量に達するとくしゃみ、鼻水、鼻づまりなど花粉症の症状を引き起こす化学伝達物質(ヒスタミンやロイコトリエンなど)を放出します。これらの化学伝達物質が花粉症を引き起こす原因です。

投薬療法は、これらの化学伝達物質の放出や作用を妨げる抗アレルギー薬を服用することで、症状の抑制や緩和を目指します。以下のような薬があり、それぞれの症状に合わせていくつかを組み合わせて処方されるのが一般的です。

  • 抗ヒスタミン薬…くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどを引き起こすヒスタミンが受容体と結合するのをブロックする薬です。のどの渇きや眠気などの副作用が軽減された第二世代が現在の主流となっています。
  • 抗ロイコトリエン薬…鼻粘膜の腫れの原因となるロイコトリエンが放出されるのを抑える薬です。
  • メディエーター遊離抑制薬…アレルギー症状を引き起こす化学伝達物質の放出を抑える薬です。効果が出るまでに日数を要するので、早めに内服する必要があります。
  • 血管収縮薬…粘膜の血管を収縮させて腫れを取り除く点鼻薬です。
  • ステロイド薬…免疫反応を抑制する薬で、症状が強い時に使用されます。副作用は注射が一番強く、内服、外用薬の順に軽くなります。副作用が強いため、アレルギー専門の医療機関での花粉症治療でステロイド注射をするケースは一般的ではありません。

くしゃみ、鼻汁が主体の鼻症状の場合は、抗ヒスタミン薬やメディエーター遊離抑制薬が最適とされ、鼻づまりが主症状である場合は、抗ロイコトリエン薬や鼻噴霧用ステロイド薬がよく使われます。さらにひどい場合には、点鼻用血管収縮薬や経口ステロイド薬を使用することもあります。

外科療法

外科的な対症療法は、鼻粘膜へのレーザーの照射や、粘膜を一部除去する手術によって花粉への過剰反応を抑えていく治療法です。効果は一般的に1~2年以上持続します。ほぼ無痛、かつ短時間で終了するケースがほとんどですが、ごくまれに鼻腔の構造によっては入院が必要となる場合もあります。症状が長期間続く人や重い症状に悩んでいる方、妊婦など薬の服用を望まない方向けの治療法です。

口腔アレルギー症候群の治療法

シラカバ花粉症の人は、口腔アレルギーを引き起こす割合が非常に高いといわれています。

口腔アレルギーの症状は、原因となる食物を食べた後1時間以内に、多くは15分以内に現れます。口の中や唇の粘膜が腫れるなどの違和感やしびれが一般的ですが、ひどくなると顔のむくみ、じんましん、腹痛などが現れます。さらに重くなると、呼吸困難や気管支喘息発作、血圧低下などのアナフィラキシーショックを引き起こすこともあるので注意が必要です。

口腔アレルギーの一番の治療法は、原因となる食物の摂取を控えることです。通常はしばらくすると自然に治まりますが、症状が重い場合には、抗アレルギー薬やステロイド薬などによる薬剤治療が行われます。症状が頻繁に出る場合には、アレルギー反応を抑える薬を定期的に服用することが必要となります。

シラカバ花粉症の対策

シラカバ花粉症の治療は対症療法が主流となるので、花粉が飛び始める1~2週間前から服薬を始めると、症状が強くならずにすむことがあります。服用する薬は個人の症状によって違うため、症状やライフスタイルに合った薬を医師に処方してもらいましょう。また、治療と並行して、できるだけ花粉を体内に入れない工夫も必要になります。

花粉が多く飛ぶ時間帯(午後1~3時頃)の外出はできるだけ控え、この時間帯に部屋の窓を開けることも避けた方がよいでしょう。外出時はメガネ・マスクや花粉がつきにくい素材(つるつるとした素材)の服を着用するなど、体内に取り込まない工夫をしましょう。

また、帰宅時には、部屋の外で花粉を念入りに払い、室内に持ち込まないようにしましょう。うがい、手洗いも大切です。その他、こまめに掃除することも忘れないようにしましょう。

花粉症対策として、もっとも効果があるのは、花粉が飛び始める前から予防的に投薬などの治療を始めることです。花粉の季節が来たら早めに病院へ行きましょう。

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