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風邪との違いは?インフルエンザの症状と対策

更新日:2017/04/01 公開日:2017/04/01

インフルエンザとは

インフルエンザは危険なウイルスとして広く認知されており、毎年冬になると予防接種などを行う企業や学校も多いです。本記事では、インフルエンザの種類や症状、その対策方法について、ドクター監修の記事で解説します。

                                     

インフルエンザは冬に流行することが多く、学校で流行すると学級閉鎖に至るほどの感染力を持っているため、危険なウイルスとして認知されています。団体で予防接種を行うなどの対策がされていることもあります。本記事では、インフルエンザの種類や症状、対策方法について解説します。

インフルエンザとは

インフルエンザの種類や流行期などについて見ていきましょう。

インフルエンザにはどのような型があるか

インフルエンザウイルスには、大きく分けてA型、B型、C型、3つの型が存在します。

流行時期

インフルエンザは一般的に、湿度の高い夏季よりも乾燥する冬季に流行します。

感染、発症、回復までの流れ

インフルエンザは、特に治療しなくても3~5日程度で発熱や他の多くの症状が治まることが多いです。しかし、熱が下がった後も咳や身体のだるさなど、一部の症状が長引くことがあります。

いつから外出できるか

インフルエンザなどの感染症には、学校の場合、感染拡大を防止するために出席停止期間が学校保健安全法で定められています。この期間は「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」となっています。社会人・会社の場合は国として特に規定(各職場の規定をご確認ください)はありませんが、一般的に学校保健安全法に準じた期間が出社停止期間と考えられます。解熱した場合にもウイルスはまだ感染者の体内にあり、感染拡大が懸念されますので、自宅療法をして出席(出社)停止期間を守りましょう。

インフルエンザの症状

インフルエンザの症状には、高熱や関節の痛みといった特徴があります。

風邪との違い

インフルエンザは風邪症候群の一つですが、高熱や全身症状を伴う点が普通の風邪との大きな違いとしてあげられます。風邪の場合は高くても37℃台の発熱が多いのに対して、インフルエンザは38℃以上になることが多いことです。また、風邪では寒気、全身のだるさ、頭痛、関節や筋肉の痛みなどの全身症状は比較的少ないのに対して、インフルエンザはこれらの全身症状が多く現れます。

インフルエンザの検査

インフルエンザは風邪とよく似た症状が出ることもあるため、判別がつかない場合もあります。その場合、検査を行う必要があります。

検査方法

外来でのインフルエンザの検査法としては、簡易キット(迅速診断キット)が主に使用されています。検査のやり方としては、のどまたは鼻の奥、咽喉頭部と呼ばれる部位でウイルスが増殖しているため、そこをスワブ(綿棒)でこすり、粘膜上のウイルスやウイルスが増殖している細胞を採取します。

検査のタイミング

一般的に簡易キットの感度は、発症から12時間未満が70%位で、発症から18~24時間未満では、感度が95%を超えます。

インフルエンザの治療

インフルエンザは薬での治療ができます。

抗インフルエンザ薬

抗インフルエンザ薬は、重症度や年齢、理解度などで推奨される薬の種類が異なります。

原則的には吸入薬であるリレンザ(ザナミビル水和物)やイナビル(ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)を選択しますが、吸入が確実にできない小児や高齢者にはタミフル(オセルタミビルリン酸塩)、またはラピアクタ(ペラミビル水和物)を選択します。また、ラピアクタ(ペラミビル水和物)は点滴薬であり、経口投与が出来ない高齢者や入院治療が必要な重症者には向いていますが、外来治療にはあまり向いていません。以上を踏まえて、診察した患者さんの状態を診て、医師が判断し抗インフルエンザ薬の処方を行います。その他、症状緩和の目的で漢方薬の処方や、肺炎の合併例などについては抗生剤の処方などを行うことがあります。

インフルエンザ発症中の注意点

インフルエンザ発症中に注意したいのは、睡眠と栄養です。身体や脳をしっかりと休ませるために睡眠は欠かせません。体力を回復させるためにも、インフルエンザを発症したらしっかりと睡眠をとりましょう。同様に、食事も重要です。体力を保持する他にも、身体の抵抗力を高める、あるいはその補助をするために、さまざまな栄養素が必要とされます。特に、タンパク質、ビタミンを欠かさないようにしながら、栄養バランスを考えた食事をとるようにしましょう。

インフルエンザの予防

インフルエンザの感染を予防する方法としては、日常生活で実践できるものが多くあります。主な予防方法としては、他人と一定の距離を保つこと、手洗い、マスクの着用、身の回りの清掃や消毒、定期的なインフルエンザワクチンの摂取があげられます。

ワクチンは必要か

インフルエンザワクチンは、接種による抗体反応は良好であり、発症予防に一定の効果があります。インフルエンザの場合はワクチン株と流行株が微妙にずれることがありますので、「接種したからといって100%インフルエンザにかからずにすむ」ということではありません。しかし、発症予防に一定の効果があり、重症化予防も期待されることから、日本臨床内科医会では接種不適当者を除いて接種をすすめることが望ましいとされています。

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