肌にいいオススメのファンデーション4選!美肌を目指すファンデの選び方
更新日:2018/08/22 公開日:2017/12/19
女性のメイクに欠かせないファンデーション。使用頻度が高いアイテムですが、メイクの仕上がりだけでなく、できるだけ肌に負担をかけにくいものを選びたいところ。そこで、ビューティジャーナリスト・スキンケアマイスターの川合由希子さんに、美肌効果をもたらしてくれるファンデーションをおたずね。今すぐ使ってみたいファンデーションはコチラです。
ファンデーションの種類による美肌効果の違い
ファンデーションにはさまざまな種類があり、テクスチャー(質感)や仕上がり、肌に期待できる効果も変わります。どのようなタイプのファンデーションがあるのか見ていきましょう。
リキッドファンデーション(乾燥肌~普通肌向け)
液状タイプのファンデーションで、伸びが良くカバー力も高い。リキッド状なので水分量が多く、保湿剤を配合している製品がほとんどで水分保持力に優れています。化粧持ちも良い方なので、乾燥が厳しくなる冬の間のメイクにもオススメ。ムラなく塗るのにコツがいるため、メイク中級~上級者向けとされていますが、初心者でも慣れれば問題ありません。
クリームファンデーション(乾燥肌、トラブルの多い肌向け)
液状のリキッドよりも粘度が高いクリームファンデーション。伸び、カバー力、メイク持ちが良く、保湿成分が配合されていれば肌のうるおいも守ってくれます。小じわやシミ、そばかす、ニキビや傷の跡を、きれいに隠してくれます。
ジェルファンデーション
オールマイティに使えるファンデーション。コンパクトな大きさなので、持ち運びに便利です。やわらかなテクスチャーで、塗るときも、塗った後も、肌への負担が少ないのが特徴。みずみずしい印象の肌を作る際に役立ちます。カバー力が低いので、スティックファンデーション等と併用しましょう。
パウダーファンデーション(普通肌~脂性肌向け)
コンパクトケースに入った、スタンダードなファンデーション。ブラシやパフを用いて塗ります。乾燥に弱い反面、使い心地が軽く、肌に負担が少ないのが特徴です。初心者でも使いやすく、ナチュラルな質感に仕上がるのがポイント。スポンジに水を含ませて使うタイプと、乾燥したスポンジで付けるタイプの2通りがあります。
ルースタイプファンデーション
いわゆる「お粉」や「フェイスパウダー」ともいわれるルースタイプは、サラサラの粉状をしたファンデーションのこと。水分はなく、わからない程度ですが若干の油分を含んでいます。メイクに仕上げに、肌の色を整えたり、ブラシでつけるとふんわりとした軽い仕上がりになります。脂浮きを抑える効果もあります。
スティックファンデーション
部分用。スティック状に固められたファンデーションで、シミやそばかすなど肌トラブルを隠すのに優れ、目の際や小鼻の周り、口角など、ポイントでのせて使います。水に強く、カバー力のある油性タイプなので、メイクのつきが良いです。テクスチャーがかなり硬いので、手の甲にとり、体温で温めてから使うようにすると、肌への負担をやわらげることができます。
ミネラルファンデーション
パウダーファンデーションの一種で、敏感肌、普通肌向け。肌に負担をかけにくいミネラル(鉱物)を粉末状にした、軽い付け心地が魅力。ブラシでなでるようにして塗るため、肌への負担が最小限で済むのがウリになっています。シリコンや界面活性剤といった肌に刺激を与えやすい成分が含まれないので、肌が弱い人におすすめ。
エマルジョンファンデーション
敏感肌、普通肌、脂性肌向け。練り状ファンデーションともいわれるエマルジョンファンデーションは、クリームファンデーションの一種で、塗るときは液状で、塗った後に乾いてパウダリーになるのが特徴です。パウダーやリキッドに比べて扱いやすいことも特徴なので、メイク初心者の方にもおすすめ。乾燥肌の人は特に重宝するでしょう。
BBクリーム、CCクリーム
スキンケア成分やベースメイクの成分がオールインワンになった、リキッドタイプのファンデーション。寝坊した日や、ちょっとお買い物に……といった「時短メイク」をしたいときに役立ちます。ファンデーションよりも若干カバー力に欠けますが、美容成分が入っているため肌なじみが良く、厚塗りになりにくいのが特徴です。
肌にいいファンデーションの選び方
続いて、どのような成分が入っているファンデーションを使えば、メイクをしながらお肌を守ることができるのでしょうか。
1.うるおいツヤ肌を狙うなら、保湿&美容成分入りタイプを!
アルガンオイル、シアバター、スクワランといった保湿力の高いオイルや、ヒアルロン酸、セラミド、レシチンといった美容成分が配合されたリキッドファンデーションやクリームファンデーションが続々と発売されています。購入する際は使われている成分をよく見て選ぶようにしましょう。パウダータイプやエマルジョンタイプにも保湿剤が含まれているものもあります。
2.エイジングケアを狙うなら、紫外線をカットしてくれるファンデを!
パウダリーファンデーションの多くは、紫外線を乱反射させ、紫外線によるダメージから肌を守る効果を持っています。こうした紫外線カット効果のあるファンデを選ぶことで、光老化など、紫外線よる肌の老化や劣化を予防することができます。ただし、日焼け止め化粧品ほどの紫外線カット効果は期待できません。日焼け止め化粧品と併せて使用することがポイントです。
3敏感肌をなんとかしたい?そんな人にはこちら!
ミネラル(鉱物)成分を使用したファンデーションである「ミネラルファンデーション」は、肌に負担をかけにくいのが特徴です。「肌にやさしい」「敏感肌の人に適している」というイメージを持たれますが、肌トラブルが起こらないと言い切れるものではありません。敏感肌の人は使用してみて問題がない製品を選ぶようにしましょう。また、最近ではパウダーファンデーションだけでなく、クリームやリキッドタイプのミネラルファンデーションも販売されています。
4.乾燥肌を防ぎたいなら、リキッドタイプ
オイルが含まれ、肌の水分を保ってくれるのが、リキッドタイプのファンデーション。乾燥肌であるならば、確実にこちらを選びたいものです。ただし、ナチュラルな質感にメイクするのは難しいもの。フェイスパウダー等を上からはたき、ツヤ感をおさえるようにしましょう。
肌にいいおすすめのファンデーション
ビューティジャーナリスト・スキンケアマイスターの川合由希子さんに、市販されているファンデーションの中から、敏感肌、乾燥肌、くすみといった、気になる症状別に、おすすめのものをピックアップしていただきました。さっそく見ていきましょう。
dプログラム|薬用 スキンケアファンデーション リキッド(資生堂)
販売価格(編集部調べ):3,132円(税込)
内容量:30g
カラー:全5色
SPF20・PA++・紫外線吸収剤不使用
医薬部外品
※スポンジ別売
- おすすめの理由
- 敏感肌用に開発されたdプログラムのリキッドファンデーションがリニューアル。肌あれの時でも安心して使える低刺激用に設定されたファンデーション。無香料、紫外線吸収剤不使用など、肌あれのリスクとなる成分をほとんど使用していないのです。肌あれの時はファンデーションを塗らない人が多いと思いますが、何も塗らないと紫外線や大気汚染などで、かえって肌に負担をかけてしまいます。日焼け止めだけを塗るよりは、紫外線カット効果のあるファンデーションがおすすめです。
トータルビューティジャーナリスト、スキンケアマイスター 川合由希子
- 使ってみた感想
- しっとりとなめらかな使い心地で、年齢肌の気になる部分や肌あれ部分が目立たなくなるのがうれしい。肌があれてしまって化粧のノリが悪い時でも、お肌に優しくフィットします。ニキビや肌あれを防ぐスキンケア効果もあるので安心して使えます。SPF20、PA++なので、オフィス勤務なら十分紫外線をカットできます。ファンデーションの前に日焼け止めを塗らなくてもこれ一本で大丈夫です。パッケージもリニューアル、オシャレでスッキリしたデザインも気に入りました。
シルキースムース リキッドファンデーション(ナチュラグラッセ)
販売価格(編集部調べ):4,104円(税込)
内容量:20ml
カラー:全6色
SPF40・PA+++
- おすすめの理由
- 石鹸でも落とせる100%天然由来のリキッドファンデーションです。肌にうるおいを保つゼニアオイ成分配合で、自然なツヤ肌に仕上がるのも魅力。紫外線だけでなく、ブルーライトをしっかりカットする作用もあるという優れもの。社内や自宅で、パソコンに向かう時間が長い方にもオススメですよ。
トータルビューティジャーナリスト、スキンケアマイスター 川合由希子
- 使ってみた感想
- 少量でも伸びが良く、顔全体をカバーします。肌に負担をかけやすい成分が不使用なのも嬉しいですね。ナチュラグラッセのファンデーションには、リキッド、クリーム、BB、パウダーなど様々な種類がありますので、季節によってテクスチャーを変えることをオススメします。冬は保湿成分がたっぷり入ったものを選ぶと◎。
ミネラルリキッドリーファンデーション(MiMC)
販売価格(編集部調べ):7,020円(税込)
内容量:13g
カラー:全4色
SPF22・PA++
- おすすめの理由
- 白樺樹液ウォーターをベースにした、"ゆらぎ肌"にアプローチしたコンパクト型のリキッドファンデーション。みずみずしいツヤと透明感を出すことができます。ミネラルと植物美容成分のみで作られているので、お肌には安心です。"ゆらぎ肌"とは、季節の変わりめになると敏感になってしまうお肌のこと。ニキビやピリピリとした刺激、乾燥などが気になるなら、このファンデーションがおすすめです。
トータルビューティジャーナリスト、スキンケアマイスター 川合由希子
- 使ってみた感想
- リキッドタイプなのにコンパクト型で、押すと適量が出てくる、持ち運びにも便利な形状です。少量でも伸びも良く、使用感も自然な感じで気に入っています。季節に合わせて、クリームファンデーションと使い分けるといいでしょう。
ドモホルンリンクル|光対策 素肌ドレスクリーム(再春館製薬所)
販売価格(編集部調べ):5,400円(税込)
内容量:25g
SPF50+・PA++++
- おすすめの理由
- 光老化は、肌ダメージの原因のひとつです。光対策として、紫外線ダメージを防ぐだけでなく、日中受けたお肌ダメージのケアを促すことができるクリームです。野馬追エキスとグアバ葉エキス配合で自ら光対策できるお肌に導きます。さらに素肌美を追求したつけ心地です。
トータルビューティジャーナリスト、スキンケアマイスター 川合由希子
- 使ってみた感想
- ファンデーションでもBBクリームでもないのに、気になる部分はすべてカバーできます。ファンデーションの代わりとして使用できます。ハリ、ツヤ、うるおいを一日中持続させる成分が含まれていますが、私はスキンケアでしっかりと保湿した後に使っています。紫外線吸収剤は不使用ですがSPF50+・PA++++というサポート力の高さですけど、肌への負担は感じません。ブルーライト対策にもオススメです。
肌にいい化粧下地の選び方
美肌を目指すためにファンデーションを選ぶ必要があることは、分かっていただけたことと思います。でも、実はもうひとつ、とても大切なことがあります。それは、ファンデーションを塗る前に顔に施す、"化粧下地"です。化粧下地は、ファンデーションのノリを良くする効果とともに、ファンデーションから肌を守る効果もあるとされています。
上にあげたおすすめファンデーションは、そのほとんどが素肌に直接塗っても問題のないものばかりです。ただし、肌トラブルが気になる人が合成界面活性剤やシリコンといった化学成分が入っているファンデを使う場合は、下地をしてから塗るようにしましょう。
選び方①乾燥肌の場合
肌の水分を保持するため、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなど保湿成分入りの化粧下地を選びましょう。また、抱水成分(水分を保持する成分)やエオリエント成分(肌に必要なうるおいをキープする成分)の入ったものを選ぶと、肌にみずみずしさが戻るといわれています。
選び方②脂性肌の場合
ノンコメドジェニック処方肌から出る脂分のことを計算し、オイルフリーや、ノンコメドジェニック処方(毛穴が詰まりにくく、ニキビができにくい成分を使用した処方)の化粧下地を選びましょう。また、紫外線による黒ずみも気になりますので、UVカット機能が入っているものや、ビタミンCが配合されたものもオススメです。
選び方③混合肌の場合
頬の状態に合わせて選ぶのがマストなので、頬が乾燥している場合は保湿成分入りのものを、逆に脂っぽいようであれば、オイルフリーのものを選びましょう。おでこや鼻のまわりなど、脂分が出やすい部分は下地の量を減らし、乾燥しやすい部分は多く塗るなど、使用量を変えることでバランスをとるのもテクニックです。
まとめ
肌をきれいに"見せる"だけではなく、塗るたびに肌をきれいに"整える"ファンデーションを味方に付ければ、毎日のメイクがきっと待ち遠しくなるはず。自身の肌質やトラブルにあったファンデーションを見つけてメイクを楽しんでみてください。
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