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ニキビ跡にハイドロキノンを塗って効果が出るまでの期間!オススメ美白アイテムも紹介

更新日:2019.03.13
公開日:2017.12.21
ドクター画像
この記事の監修者
トータルビューティジャーナリスト、スキンケアマイスター 川合由希子

肌の漂白剤として知られるハイドロキノン。シミに効果的な成分ですが、肌への負担も大きいともいわれます。美容家の川合由希子さんおすすめの美白化粧品も紹介しつつ、肌への負担をできるだけ抑えながらできる色素沈着やシミ、ニキビ跡対策を考えていきましょう。

美白成分として知られている「ハイドロキノン」。日本では2001年の薬事法改正までは医師の処方のみでしたが、市販の化粧品にも使用できるようになりました。この成分の美白効果とはどのようなものなのでしょうか。また、ハイドロキノン以外にもニキビ跡への効果を期待できる注目の美白成分はあります。ここではハイドロキノンの働きについて確認した上で、美容家の川合由希子さんがおすすめする、さまざまな美白成分を含んだ美白化粧品をご紹介します。

ハイドロキノンの効果

ハイドロキノンの効果

ハイドロキノンとは、シミの原因であるメラニン色素の産生を抑えるだけでなく、メラニン色素をつくる細胞(メラノサイト)そのものを減少させる成分です。また、シミの予防だけでなく、すでに皮膚に沈着したメラニン色素にまで働きかけることで、シミを消したり薄くする効果が期待できる成分としても使用されています。そのためハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれています。

シミ予防のため、ビタミンCやプラセンタなど、いろいろな美白成分がありますが、ハイドロキノンはそれら美白成分の10~100倍の効果があると言われています。以前は医師の処方に限られていた医薬品でしたが、一般化粧品での使用が認められてからは、ハイドロキノンを配合した化粧品がたくさん出てきました。

ハイドロキノンの効果が期待できるシミになったニキビ跡

ハイドロキノンには、シミや色素沈着の原因となるメラニンの生成を促す「チロシナーゼ」という酵素に作用して働きを弱めメラニンの合成を抑制する効果と、すでにできてしまったメラニン色素を薄くしてくれるダブルの効果があります。

もちろんシミだけではなく、シミになってしまったニキビ跡に対してもハイドロキノンによるアプローチが期待できます。

その他、肝斑(かんぱん)、ソバカス、老人性色素斑に対しても効果が期待できます。

ただし、赤みのあるニキビなどにハイドロキノンを使うと、逆に炎症を促してしまい、さらにメラニンを生成してしまう結果につながります。まずは炎症を治療することが必要です。また、そばかす、脂漏性角化症、ほくろ、あざなども効果が出にくいといわれます。

ハイドロキノンの効果がでるまでの期間

ハイドロキノンは強力な漂白成分ということもあり、おおよそ1か月程度で効果を実感できることが多いといわれます。しかし、効果のほどは人によってさまざまです。ただ、肌への負担が大きいということもあり、長期間の継続使用は控えるようにしましょう。

また、使用中に注意しなくてはならないのが紫外線対策です。シミの悪化や予防のために紫外線対策をすることは欠かせない要素ですが、ハイドロキノンそのものが紫外線からの影響を受けやすい成分になるので、使用中もしっかりと紫外線を避けるようにしましょう。日焼け止めはもちろん、日傘をさしたり、帽子、長袖を着用するなど心がけましょう。

ハイドロキノンの副作用

ハイドロキノンは効果が強い反面、肌への負担となることがあります。ハイドロキノンを配合した市販の化粧品は、配合できる濃度が決められているため、正しい用法を守りさえすれば比較的副作用が少ない成分です。しかし、使用量やハイドロキノンの濃度によってはかぶれや赤みなどのアレルギー反応や、一部の色素が抜ける白斑が出る可能性があります。

赤みや炎症

赤みや炎症

体質に合わない場合や劣化した製品を使用したときに起きやすい副作用です。ハイドロキノンは肌に負担が大きく、酸化しやすい物質で、酸化した際にできるベンゾキノンという成分は刺激が強く肌にダメージを与えます。

ハイドロキノンを使用する時はまず、パッチテストを行い体質に合うかを確認した方が無難です。

パッチテスト方法は、絆創膏にハイドロキノンクリームを塗り、二の腕など皮膚の薄い部分に張り、24時間程度放置。赤みや炎症など肌に異常が起きなければ使用しても問題ないといえます。

また、開封後は1か月程度で使い切ることを目安にし、酸化して茶色く変色したものの使用は控えてください。

色素沈着(シミ)の悪化

色素沈着(シミ)の悪化

ハイドロキノンは紫外線を浴びるとシミを濃くしてしまう作用があります。そのため紫外線対策は必須。紫外線対策を行なわずにハイドロキノンを使用すると逆効果になってしまいます。ハイドロキノン化粧品を使用する時はしっかり紫外線対策をしましょう。

白班

ハイドロキノンはシミや色素沈着を消すために有効な成分ですが、濃度の高いものを長期間使用し続けることで塗り込んでいた部位が必要以上に白くなってしまうということもあります。濃度が5%以下のものではこのようなトラブルの報告はないそうです。高濃度のハイドロキノンについては長期間の使用を避けるのがよいでしょう。

化粧品を使って敏感に反応しやすい人などはパッチテスト等を行って様子をみるようにしたいところです。また、海外輸入製品などには配合量が多いものがありますが、肌トラブルの可能性が高くなるので控えましょう。使用することに不安な場合は、皮膚科医に相談をしたり、使用上の注意をよく確認し、それらの指導をきちんと守って使用することを心がけましょう。

シミになったニキビ跡を悪化させない方法

シミになったニキビ跡を悪化させない方法

ハイドロキノンはニキビそのものを抑えたり、治す効果はなく、美白のみに効果を発揮する成分です。したがって、繰り返し発生する大人ニキビや赤みのある炎症中のニキビに使用すると、逆に悪化することになる場合があります。

これは、ハイドロキノンの成分が肌に与える負担が大きいことが原因です。通常の肌に塗布しても多少のヒリヒリ感のある成分なので、ニキビが発生している状態での使用は避けたほうがいいでしょう。まずはニキビの治療を優先し、肌の調子を整えた上での使用を心がけてください。また、赤みのあるニキビ跡には、ビタミンC誘導体配合の化粧水などを使用し、少し長めのスパンでの美白を検討してみるのが良いでしょう。

シミになったニキビ跡をケアする美白化粧品

ニキビ肌、ニキビ跡を悪化させないためには、肌への負担の少ない化粧品を選ぶことが大切です。ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、アルブチンなどの美白成分はもちろん、保湿成分のヒアルロン酸、スクワランなどの美容成分にも注目しましょう。ここでは、美容家の川合由希子さんがおすすめする、さまざまな美白成分を含んだ美白化粧品をご紹介します。

メラノフォーカスV(HAKU)

メラノフォーカスV(HAKU)

販売価格(編集部調べ):10,800円(税込)
内容量:45g
医薬部外品

詳しくはこちら

おすすめの理由
数ある資生堂ブランドの中でも、美白に特化したHAKUシリーズ。その代表ともいえる美容液が「メラノフォーカスV」としてリニューアルしました。資生堂が独自で開発した2つの美白有効成分を組み合わせた成分「抗メラノ機能体」を配合。さらに「Vカット複合体」という肌を整えて保護する新成分を配合。また、メラニンの生成をあらゆる方向から狙い撃ちにして防ぐ3Dターゲティング処方など、表皮に出てきていない隠れたシミを逃さずキャッチする薬用美白美容液です。

監修者の写真 トータルビューティジャーナリスト、スキンケアマイスター 川合由希子

使ってみた感想
スッと肌になじむ軽いテクスチャは、前回の美溶液と変わらない印象ですが、お肌がしっとりとうるおう感じがアップしています。肌に浸透して「シミの記憶をゼロ化」するというのは魅力的ですね。紫外線を浴びてしまった日などは、シミが出やすい部分に念入りにつければ、しっかりとアフターケアができます。シミ予防にこの美溶液があれば紫外線も怖くなくなります。

ホワイトニングコンセントレイト(エピステーム)

ホワイトニングコンセントレイト(エピステーム)

販売価格(編集部調べ):11,000円(税込)
内容量:45ml
医薬部外品

おすすめの理由
エピステーム独自開発成分、メラノロックEX配合の薬用美白美容液です。年齢肌の悩みや、メラニンなどの生成を抑えて、シミ・ソバカスを防ぎます。成分を浸透させる技術、ディーブターゲットデリバリーが角層まで届かせやすくすることで、効果が期待できます。

監修者の写真 トータルビューティジャーナリスト、スキンケアマイスター 川合由希子

使ってみた感想
エピステームシリーズはロート製薬の先端技術を詰め込んだエイジングケア専門ブランドです。紹介したのはスペシャルケアの美白美溶液です。この美溶液は肌内部に潜伏しているメラニンに働きかけてシミを防ぎます。保湿力が高いのも嬉しい。肌は一年を通して紫外線を浴びていますが、これ一本あれば心配無用。使い続けることで透明感が出てきたように思います。

ネイチャーコンク 薬用 モイスチャーゲル(ナリスアップ コスメティックス)

ネイチャーコンク 薬用 モイスチャーゲル(ナリスアップ コスメティックス)

販売価格(編集部調べ):850円(税込)
内容量:100g
医薬部外品

詳しくはこちら

おすすめの理由
美白有効成分のプラセンタエキスでメラニンの生成を抑えて、シミ・ソバカスを防ぎます。ビタミンC誘導体も配合されているので色素沈着を防ぎます。グレープフルーツエキスで乾燥や紫外線などのダメージで硬くなった肌をやわらかくすることで、肌の奥まで有効成分を届ける美白オールインワンゲル。

監修者の写真 トータルビューティジャーナリスト、スキンケアマイスター 川合由希子

使ってみた感想
化粧水、乳液、美容液、クリーム、パック、化粧下地の機能をもつ時短アイテム。ゲル状なので、肌へののびもよいところが気に入っています。肌柔軟、美白、保湿、ひきしめ、肌荒れ防止成分が配合。さらに肌にやさしい処方。ゲルの前に同ブランドの拭き取り化粧水を使えば、浸透力もアップします。旅行には欠かせないスキンケアアイテムです。

エクサージュホワイト ホワイトニング ティント デイセラム(アルビオン)

エクサージュホワイト ホワイトニング ティント デイセラム(アルビオン)

販売価格(編集部調べ):4,320円(税込)
内容量:35g
医薬部外品

詳しくはこちら

おすすめの理由
アルビオン「エクサージュホワイト」は、美白とうるおい肌を追求しているスキンケアシリーズです。美白有効成分が、メラニンの生成を抑えシミやソバカスを防ぎます。配合されている「ホワイトティントポリマー」が肌表面に同化するようにフィットすることで、輝きのある明るくキメの細かいなめらかな肌に整えます。朝からみずみずしくメイク映えする肌のための朝用美白美容液です。

監修者の写真 トータルビューティジャーナリスト、スキンケアマイスター 川合由希子

使ってみた感想
朝メイクが決まらないと、その日一日は気分が晴れない。そんな悩みを解決してくれる朝専用の美白美容液。輝きを放つような明るい肌を演出できると朝からテンション上がります。お肌の輝きで肌年齢マイナス5歳を目指して。夜のお手入れも美白美容液で仕上げれば言うことなしです。

ドモホルンリンクル 薬用美白エキスg(ドモホルンリンクル)

美活肌エキス(薬用美白)(ドモホルンリンクル)

販売価格(編集部調べ):10,800円(税込)
内容量:30ml
医薬部外品

詳しくはこちら

おすすめの理由
ドモホルンリンクルは年齢肌のためのスキンケアブランドです。特にオススメなのが、美活肌エキスという美溶液です。浸透活性型ビタミンCの効果を助ける働きをする3つの成分、ビサボロール、ルーマニアアルニカエキス、焼酎粕抽出エキスを配合。肌環境を整えて角層まで成分を浸透させ、メラニン生成を抑えます。

監修者の写真 トータルビューティジャーナリスト、スキンケアマイスター 川合由希子

使ってみた感想
成分が凝縮したとろみのある濃厚なエキスが肌にすーっとなじみ浸透します。肌本来の輝きを取り戻したかのように、肌色が明るくなり、保湿力も高いので気になっていた乾燥による小ジワも目立たなくなってきました。乾燥する時期には手放せない一本です。

まとめ

ニキビ跡にハイドロキノンを塗って効果が出るまでの期間!オススメ美白アイテムも紹介のまとめ

ハイドロキノンはシミの改善に高い効果が期待できる分、肌への負担が大きい成分です。使用上の注意をきちんと把握し、正しく使用することが大切です。また、ここで紹介した美白化粧品を使って、シミになったニキビ跡を悪化させずに上手にケアしたいですね。現在進行形のニキビ肌なら、刺激の少ない美白化粧品で様子をみつつ、まずはニキビの完治を目指すことが大事です。

この記事で紹介した商品一覧

メラノフォーカスV(HAKU)
ホワイトニングコンセントレイト(エピステーム)
ネイチャーコンク 薬用 モイスチャーゲル(ナリスアップ コスメティックス)
エクサージュホワイト ホワイトニング ティント デイセラム(アルビオン)
美活肌エキス(薬用美白)(ドモホルンリンクル)

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