美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

顔のかぶれや赤みが気になる人の美容液選び

更新日:2018.03.02
公開日:2018.01.24
ドクター画像
この記事の監修者
メイクアップアーティスト・メイク講師・美容コンサルタント 黒木絵里

急にできた顔のかぶれ。その原因は何でしょうか?乾燥やバリア機能の低下による肌荒れ、ストレス、紫外線など様々な要因によっておこる、顔の赤みやかぶれ。かぶれに悩む女性が選ぶべき美容液を美容家の黒木絵里さんに紹介してもらいました。

新しい化粧品を使ったら、顔がかぶれてしまった…というのは、スキンケアでもよくあること。いわゆる「化粧品が肌に合わない」ということですが、なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。ここでは、かぶれてしまう原因や対策について解説していきます。また、美容家の黒木絵里さんによる、すこやかな肌を取り戻すためのオススメ美容液を紹介します。

顔のかぶれの原因

顔のかぶれの原因

金属やゴム製品、植物に触れることでも肌がかぶれることがあります。これらは、どのような理由で肌にかぶれや炎症を起こすのかをみていきます。

皮膚に備わっている防御反応やダメージによるかぶれ

私たちの体を包む皮膚には、さまざまな機能や役割があります。その中のひとつに、外部からの刺激や異物の侵入を守るための働きがあります。しかし、こうした作用が上手に働かなかったり、強い刺激を受けすぎてしまったりすることで、皮膚が刺激に負けてしまい、「かぶれ」や「赤み」といったトラブルが起こります。

かぶれを起こすさまざまな原因

何らかの物質に触れることで引き起こってしまう皮膚炎は「接触皮膚炎」と呼びます。その代表的な症状が、かぶれ・炎症(赤み)・かゆみ、ぶつぶつ等です。症状によっては、水ぶくれになったり、傷からかさぶたになることもあります。

この接触皮膚炎は、どのようなことが原因になっているかで「刺激性接触皮膚炎」「アレルギー性接触皮膚炎」「光接触皮膚炎」に分けられます。

原因としては、紫外線や温度変化、空気の乾燥、洗剤や化粧品に含まれる化学物質、衣類の繊維、花粉、ハウスダストなどのアレルゲンが考えられます。厄介なことに、こうした原因がいくつか重なって起こる場合もあること。また、普段なら反応しないものでも、体調が悪いときに反応してしまうこともあります。

かぶれを防ぐには、原因を避ける&肌の状態を整えておく

かぶれを防ぐには、原因を避ける&肌の状態を整えておく

基本としては、かぶれを引き起こす原因を避けることが重要です。そのためにも、何が原因となっているのかを把握する必要があります。

また、化粧品でかぶれが多い場合、新しいものを使用する前にパッチテストをおこなうようにしましょう。原因がわからなかったり、様子をみても症状がおさまらない場合は、皮膚科に相談をしましょう。医療機関ではアレルギー検査が受けられるところもあるので、一度受けてみると避けるべき原因がはっきりします。

「接触性」のかぶれの場合は、赤くなったりかぶれた部分を速やかに水道水で洗い流し、刺激物を取り除くことが大切です。その後、たっぷりと保湿をおこないましょう。

正しいスキンケアで肌をすこやかな状態にしておく

上記の原因の中で「乾燥」とお伝えしたように、肌が乾燥してしまうと皮膚が荒れやすくなり、炎症が起こりやすくなってしまいます。日常的に肌への保湿を心がけ、肌のうるおいをキープするようにしましょう。

また、ゴシゴシ洗いや、ピーリングのやりすぎ、過度の洗顔は控えるようにしましょう。

間違ったスキンケアは、かえって肌の状態を悪化させてしまうため、かぶれや赤みを引き起こす原因になります。赤みが出やすくなった、かぶれやすくなった…そう思ったら、美容液など普段使いのケアアイテムを見直すとともに、お手入れ方法なども見直すようにしてください。

顔のかぶれが気になる人のおすすめ美容液

顔のかぶれには、まず原因となるものを避け、肌をいたわるスキンケアをすることがポイント。ここからは、美容家の黒木絵里さんによるオススメ美容液を紹介します。肌を整えるための普段使いとしても活用できるので、ぜひ参考にしてみてください。

ホワイトニングクリアエッセンス EX(d プログラム)

ホワイトニングクリアエッセンス EX(d プログラム)

販売価格(編集部調べ):5,184円(税込)
内容量: 50mL
医薬部外品

詳しくはこちら

アレルギーテスト済み(すべての人にアレルギーが起きないというわけではありません)。ニキビのもとになりにくい処方(すべての方にニキビができないというわけではありません)。
おすすめの理由
美白タイプの美容液は、刺激の強いものも多くありますが、この美容液はデリケートな肌にも使える低刺激設計で、敏感な肌の方の美白・美肌をサポート。肌の色ムラの原因となる肌荒れやニキビも防ぐことができる、弱ってしまったときの肌に嬉しい美容液です。
使ってみた感想
蓄積されたメラニンは、年間を通してのケアが必要ですが、秋冬になると肌の敏感さはどうしても増してしまいがちです。乾燥による肌荒れやニキビができているときも、ピリっとする感じもなく、しっとりと肌になじむ感じが非常に心地よかったです。

つつむ ローションセラム E(DECENCIA(ディセンシア))

つつむ ローションセラム E(DECENCIA(ディセンシア))

販売価格(編集部調べ):3,672円(税込)
内容量:120mL

おすすめの理由
肌荒れが起こるということは、肌のバリア機能が低下している証拠です。特に重要なのは、肌のうるおいを維持すること。そのために必要なのが、表皮に存在する「セラミド」や「NMF(天然保湿因子)」などの、肌の水分を担っている成分です。それらに着目したこちらの美容液は、肌をニュートラルな状態に持っていくのにオススメです。
使ってみた感想
肌本来の機能を底上げしてくれるようなこちらのアイテム。どんな高いアイテムを使用しても、肌の土台が揺らいでいては、ただの刺激になってしまいますが、肌を十分にうるおし、バリア機能を高めておくことで、肌荒れの防止にもつながります。ベタつくことなく、しっとりうるおいを貯蓄するようなモッチリ感を、存分に味わえます。

トゥラサラ ジェントル セラム(AVEDA(アヴェダ))

トゥラサラ ジェントル セラム(AVEDA(アヴェダ))

販売価格(編集部調べ):9,720円(税込)
内容量:30mL

おすすめの理由
古代インドから伝わる伝統と先進科学の融合で誕生した今までと一風変わったアイテム。97%自然界由来成分でできており、ザクロエキスやラズベリー幹細胞も多く配合されています。植物由来成分も、肌にしっかりと作用するというのを実感できるアイテムです。
使ってみた感想
ローマンカモミール、クラリセージ、ネロリなど、自然の香り豊かなアロマブレンドで、つけているだけで癒やされます。テクスチャーはサラリとしており、ベタつきがなく、上からのせるクリームなどの邪魔もしません。

ノブ Ⅲ バリアコンセントレイト(NOV)

ノブ Ⅲ バリアコンセントレイト(NOV)

販売価格(編集部調べ):5,400円(税込)
内容量:30g
医薬部外品

アレルギーテスト済み(すべての方に、アレルギーが起こらないわけではありません。)
おすすめの理由
こちらのアイテムも、肌のバリア機能向上に着目したアイテムで、皮膚と同じ構造の天然型セラミドを配合し、肌内部の水分を保持する力を高めます。そうすることで、肌の中でうるおいをしっかり蓄えてバリアをし、外的刺激から肌を守ります。
使ってみた感想
私の肌荒れ時にも大活躍したアイテムで、ニュートラルな状態に立て直すことができました。もともと肌が敏感になりやすい方にも使いやすいアイテムかと思います。

リフティングエッセンス(ヒフミド)

リフティングエッセンス(ヒフミド)

販売価格(編集部調べ):7,344円(税込)
内容量:30mL

おすすめの理由
人の肌にもともと存在するヒト型セラミドが3種配合された美容液です。水分保持力を高めることで、内側からパーンと張ったようなもちもちとしたお肌に仕上がります。保湿力が高まることで、皮膚のキメも整います。荒れがちだった肌も、このエッセンスでケアをすることで、美肌化も夢ではなくなります。
使ってみた感想
年齢を重ねるごとに低下していく肌内部のセラミドの量。そのため、肌は年々乾燥しやすくなっていくので、乾燥が原因による肌トラブルも増えやすくなるのですが、こうしたセラミドに着目したアイテムを使うことで、肌年齢をなるべくゼロベースに戻すようにしています。使用感は、重くないのにしっとりと肌を包み込む感じで安定の保湿力だと思います。

低刺激の保湿美容液に含まれる成分

刺激が少なく、敏感肌やかぶれやすい肌におすすめの美容液には、どのような成分が配合されているのでしょうか。

セラミド

セラミド

低刺激性の美容液で、多く使われている「セラミド」。セラミドとは、人の肌のいちばん上の層である表皮の角質層に存在するもので、細胞と細胞の間を埋める細胞間脂質と呼ばれるもののひとつです。この細胞間脂質の役割は、水分を蓄えて肌を保湿し、また、細胞の間を隙間なく埋めることで、外部からの刺激をシャットアウトします。

美容液を選ぶ際は、肌に吸収されやすい「ヒト型セラミド」か、さらに細かく浸透しやすくなった「ナノセラミド」を配合したものを選ぶようにすると、保湿力、浸透力ともに高く、肌本来の状態を取り戻すためのサポートに期待がもてます。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸

細胞と細胞の間に存在し、水分を保つことでクッションのような役割で細胞を守る「結合組織」の主成分です。ヒアルロン酸は高分子物質(細胞内に入り込みにくい物質)のため、実は肌からの浸透力はほとんどないとされていますが、水分を蓄える性質があり、角層に水分を与えるのに役立ちます。

悪化する前に皮膚科を受診しましょう

一度かぶれてしまったら化粧品ですべて改善することはできません。症状がすぐにおさまらないようであれば、速やかに皮膚科を受診しましょう。その際、アレルギーの検査を受けたことがない場合は、一度受けることをおすすめします。「意外なものに反応してかぶれを起こしていた……」ということもわかるかもしれません。アレルゲンが判明することで、原因不明の肌荒れとサヨナラしやすくなります。

また、食生活などの生活習慣を見直すことも大切です。肌のトラブルは、快方に向かうまでに時間がかかります。根気よく向き合うことが大切です。

まとめ

顔のかぶれや赤みが気になる人の美容液選びのまとめ

かぶれやすいから、赤みが出やすいから、だったら化粧水だけつけていればいいんじゃないの?と、ついつい敬遠してしまいがちな美容液ですが、美しい肌に見せるためにも、肌を守り、元気を与える成分が入った美容液をいくつか見つけておくことをおすすめします。敏感な肌にも優しい美容液を選び、毎日の丁寧なケアを心がけてみましょう。

オススメ記事

  • 関連するオススメ記事がありません。

スキンケア基礎講座