シミを消す高い効果が期待できるということで、美容皮膚科で処方されるだけでなく、最近では化粧品にも含まれているハイドロキノン。しかし、使い始めたあと、いつ効果が発揮されるのかは気になるものです。今回は、ハイドロキノンを使いはじめてからシミが改善されるまでの期間に迫ります。
ハイドロキノンのシミ消し効果
ハイドロキノンは、シミの元となるメラニンの生成を抑制し、酵素チロシナーゼの働きを阻害させることができたり、メラノサイトというメラニン色素を生成するものに働きかけ、減少させることができます。
これによって、新たにシミができるのを防ぐだけではなく、今あるシミを薄くさせ目立ちにくくしてくれる効果も期待できるのです。
しかし、ハイドロキノン単独でシミを完全に消すことはできませんし、改善できるシミにも種類があります。また、一般化粧品に含まれるハイドロキノンの濃度は、美容皮膚科で処方されるものの半分程度の濃度となるため、同様の効果が得られるものではありません。
ハイドロキノンの効果を発揮するシミの種類
ハイドロキノンはすべてシミ(色素沈着)に効果があるものではありません。ここでは、ハイドロキノンによって効果が期待できるものを紹介します。美容皮膚科で処方されるものに限ります。ハイドロキノンを配合した一般化粧品による効果は見込めません。
- 日光(性)黒子(にっこうせいこくし)
- 浴び続けた紫外線の積み重ねによってできたシミ。老人性色素斑とも呼ばれています。
- 炎症性色素沈着
- ニキビ跡や虫さされが、色素沈着となったシミのことを指します。
- 肝斑(かんぱん)
- 左右対称にできるシミで、女性ホルモンが影響しているといわれています。
ハイドロキノンの効果が出るまでの期間
使用するハイドロキノンの種類や濃度、体質によって、効果が出る期間には個人差があります。また、ハイドロキノンは肌への刺激が強い美白成分なので、数日間の使用でも赤みやヒリヒリ感が出る可能性があります。化粧品の場合は使用をやめ、処方されたものの場合は処方元の皮膚科に相談しましょう。
特に肌への異常がなく使用し続けている場合ですと、約1か月目から効果が実感されやすいと考えられます。というのも、シミの原因でもある、ターンオーバーのサイクルは28周期といわれているためです。ターンオーバーは、過剰につくられたメラニンを排出させることができ、ハイドロキノンの効果もそれに合わせて発揮されます。
また、年齢を重ねるたびにターンオーバーのサイクルは35や40日周期と遅くなることもありますので、年齢によっても、ハイドロキノンの効果を実感できる期間には個人差があります。
ハイドロキノンの使用期間は3か月までが目安
その人の体質やシミの種類によっても個人差はありますが、特に皮膚科で処方されたハイドロキノンを使用して効果が実感できるのは、3か月までが目安です。逆にハイドロキノンは肌への刺激が強いので、3か月以上の使用は避け、肌の休息期間をとることも必要です。
また、すぐに効果を実感したいからと、濃度が高いハイドロキノンを使用し続けてしまうと、肌の一部だけが白くなりすぎてしまう「白斑(はくはん)」が出る可能性につながります。皮膚科ではシミの状態によって濃度や使用期間を判断し処方しているため、このような状態を防ぐためにも、出された用法・用量の指示に必ず従いましょう。
まとめ
シミが気になる方にとっては、ハイドロキノンは強い味方。とはいうものの、肌にとっては強い成分ではありますので、肌の状態を見ながら、皮膚科の指示を守り、正しく使用することが大切です。
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