人前で緊張したり、恥ずかしい思いをしているわけでもないのに顔が赤くなる…そんな赤ら顔にお悩みの方はいませんか?今回は、この赤ら顔の原因や赤ら顔対策のスキンケアの基本、赤ら顔を目立たなくするための化粧品選びやメイクのコツをご紹介します。正しいケアで赤ら顔改善を目指しましょう。
赤ら顔の原因
特に精神的な原因がないのに顔が赤くなる「赤ら顔」。原因は人それぞれ異なりますが、一般的に次のようなことが考えられます。
毛細血管の拡張
赤ら顔は、毛細血管が拡張したり、新しい毛細血管が必要以上にできたりすることによって起きるといわれています。皮膚にある毛細血管は、気温に応じて血管を拡張したり、伸縮させたりして肌の温度を一定に保っています。生まれつき毛細血管が多い、体質として毛細血管が拡張しているなど先天的なタイプのほか、拡張と伸縮を頻繁に繰り返すことで毛細血管の収縮力が低下してしまい、拡張したままになる後天的なタイプもあります。この毛細血管が拡張したままの状態が続くことが、赤ら顔の一つの原因なのです。
ニキビや肌荒れなどの肌トラブル
ニキビは毛穴で炎症がおきている状態。このように炎症を起こすと肌が赤くなることが多いのは、炎症が血管を拡張させるためです。肌トラブルが連続して起きると、上記の通り、「毛細血管が拡張と伸縮を頻繁に繰り返すことで、収縮力が低下して拡張したまま」となり、赤ら顔を招くことがあります。また炎症が続く場合、肌の内部の層である真皮層や皮下組織で色素沈着を起こすことにより、赤ら顔につながることがあります。
敏感肌/皮膚が薄い
皮膚の最も上の層である表皮が薄い場合、中の毛細血管が赤く透けて見えてしまいます。皮膚が薄くなるのは、主に加齢によるもののほか、乾燥や紫外線、顔をゴシゴシこするなどの外部刺激によっても角質層が劣化して肌の薄さにつながることもあるといわれています。また、敏感肌の場合、表皮が薄いことが多いため、赤ら顔になることがあります。
脂漏性皮膚炎
皮脂の過剰分泌によって生じる皮膚炎「脂漏性皮膚炎」が原因で顔が赤くなることがあります。皮脂の分泌が過剰になることで、余分な皮脂が肌の上にたまってしまいます。すると酸化してしまった皮脂が皮膚に存在する常在菌と反応を起こし引き起こされる炎症が「脂漏性皮膚炎」です。この炎症により、顔に赤みが出ることがあります。
赤ら顔対策の基本となるスキンケア
赤ら顔にはさまざまな原因がありますが、肌荒れ・乾燥や刺激による角質層の劣化や表皮の薄さに対しては、健やかな角質層を育てることで、改善を目指すことができます。
そのために特に重農なのが、洗顔と保湿。赤ら顔対策の基本となるスキンケアについてみていきましょう。
洗顔
角質層を守るためには、顔の洗いすぎはよくありません。また、顔に洗顔料や泡をのせて洗うときに、直接肌に手を触れゴシゴシとこすり洗いすると、肌への刺激となってしまい、表皮や角質層をさらに劣化させてしまいます。また、使用する洗顔料の洗浄力の強すぎても同様です。
対策としては、洗顔は最大でも朝・晩の2回に留める、顔にさわらないようたっぷりの泡の弾力で洗う、タオルを使う際も、拭かずに肌を押さえるようにして水気を吸い取る、そして洗顔料はできるだけ肌への刺激が少ないものを選ぶようにするなどして、刺激を避けるようにすることが大切です。
保湿
肌荒れや乾燥が原因の赤ら顔は、保湿がとても重要です。しかし顔に赤味が出ているということは肌が炎症をおこしているということかもしれず、洗顔同様、保湿ケアでも肌への刺激をできるだけ避けなければなりません。そのようなときには、低刺激性の化粧水を選びましょう。
化粧品をつけるときにも注意が必要です。手のひらでつける場合にはそっと押さえるようにして、決してこすったり、マッサージしたりしないようにしましょう。コットンで肌を拭うのも控えてください。
赤ら顔を目立たなくするための化粧品選び
赤ら顔がコンプレックスで自分に自信が持てず、積極的になれない…。そんな悩みを持つ方も多いと思います。そんな時にはメイクでカバーしてみてはいかがでしょうか。皮膚が炎症をおこしていないのであれば、メイクしても問題ありません。多くのメーカーからも顔の赤味を目立たなくするためのアイテムが発売されていますので、試してみてはいかがでしょうか。
化粧品にはさまざまなタイプがあり、肌に合わないと刺激になってしまうことも大いにあります。メイクをする場合には、スキンケアで使用する化粧水などと同様、できるだけ肌にやさしい成分の配合されたものを選ぶようにしましょう。
では、具体にどんなメイクアイテムが顔の赤味をカバーしてくれるのでしょうか。
顔の赤味を目立たなくするためのメイク手順としては、
- 緑系の色の化粧下地やコントロールカラーで肌色を全体的に整える
- ファンデーションを塗る
というのが基本的な方法です。
化粧下地・コントロールカラー
肌の赤みを隠すには、ファンデーションを厚塗りするのはおすすめできません。肌より明るいトーンのファンデーションを塗り重ねて赤みを隠そうとしがちですが、化粧下地の後に、肌の赤みを目立たなくする色のコントロールカラーやコンシーラーで調整してファンデーションを塗るのが正しいメイクの仕方です。
コントロールカラーとは、肌の色を調整するクリームのことです。下地の後、赤味を抑えるコントロールカラーを塗ってからファンデーションを塗ると、赤みが気にならなくなります。赤味を抑える色とは、ズバリ緑色。赤に緑色を重ねると黄色っぽく見えるため、肌色を補正し赤味を目立たなくさせることができます。CCクリームなど、コントロールカラーに下地効果があるものもあります。もちろん成分はメーカーごとに違うので、ぜひ刺激の少ないものを選ぶようにしましょう。
ファンデーション
赤みを隠す役割は化粧下地やコントロールカラーなどのベースメイクにまかせ、ファンデーションは通常のものを使用するのがおすすめです。できるだけ肌に刺激の少ないものを選びましょう。とはいっても、ただ「無添加」「オーガニック」「天然」などと書いてあればいいというわけではありません。刺激になりやすい成分が入っていないか成分表示を見て確かめましょう。
まとめ
顔が赤くなる原因にはたくさんの種類がありますが、肌荒れや乾燥が原因の場合には、日々の基本的な洗顔・保湿で改善を目指すことが可能です。また、赤ら顔をうまくメイクでカバーできるようになれば、日々のストレスも減らせるかもしれません。肌の調子をみてトライしてみてはいかがでしょうか。
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