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50代は肌を守る洗顔を意識!おすすめ洗顔料

更新日:2018.05.29
公開日:2018.05.29
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この記事の監修者
JPM認定パーソナルメイクアドバイザー、パーソナルカラーリスト 大辻由美子

50代になると洗顔料は不要、朝の洗顔はぬるま湯だけでよいなど、洗顔にまつわる意見はさまざまです。一体どの洗顔方法が正しいのでしょうか。乾燥しやすい傾向のある50代からの肌を守る洗顔方法とおすすめ洗顔料、洗顔料の選び方を解説します。

40代を過ぎ50代を迎えると、閉経にともなうホルモンバランスの変化によって身体の変化を感じることが多くなります。そして、肌にもシミやシワ、たるみといったエイジングサインがより現れやすくなるという影響が。

そのような50代、洗顔で気をつけるべきことはどのようなことなのでしょうか。ここでは、大きな変化にさらされる50代の肌を守りながらケアする洗顔料と洗顔方法について解説します。

50代の洗顔は落とすより「守る」を意識

50代になると起きる肌の変化のひとつとして、皮脂分泌量の低下があげられます。皮脂というと吹き出物やニキビ、ベタつきといった肌トラブルのイメージがあるかもしれません。しかし、皮脂は肌の表面に膜を作り、うるおいを守る役割も持っています。

皮脂の分泌量は、個人差はありますが通常20代前半が一番多くなり、それ以降は年齢とともに減少していきます。すると、皮膚のうるおいを守る皮脂膜が十分に作られなくなり、肌の乾燥につながるのです。

また、皮膚の内側にあってうるおいをキープする役割のあるセラミドや天然保湿因子(NMF)、肌の奥で肌のハリや弾力を実現するコラーゲンやエラスチンといった物質も徐々に減少。肌はより乾燥しやすく、ハリも失われがちになります。

そのような特徴のある50代の肌で洗顔時に大切なのが、「守る」ケアです。洗顔の主な目的は、古い皮脂やホコリ、ちりなどの汚れを落とすことですが、50代になっても今までと同じような「しっかり洗うケア」を続けていると、皮脂を必要以上に洗い流してしまい、肌の乾燥を助長させることにつながる可能性があります。もちろん、不要な皮脂や汚れを落とすことは大切ですが、50代になってからは「皮脂を落としすぎずに守る」意識も大切になってきます。

もしかして洗顔料はいらない?

皮脂の落としすぎがよくないという観点から、「50代くらいになると洗顔料はいらないのでは」という意見も見受けられます。たしかに一般的な傾向として50代は皮脂の分泌量が少なくなる傾向がありますが、実際の皮脂分泌量は人によって変わります。また、皮脂分泌量は食事や生活習慣、ストレスなどの影響でも変化します。そのため、一概に50代だから洗顔料は使わなくていい、とは言えないのです。

50代だから洗顔料はいらないはず、というような思い込みをいったん捨て、洗顔後の自分の肌がつっぱっていないか、乾いた感じがないかと観察することから始めてみましょう。

朝の洗顔に洗顔料はいるの?いらないの?

洗顔料に関しては、朝の洗顔時に洗顔料を使うべきかという疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。芸能人や美容家の方などが「朝の洗顔は水やぬるま湯だけ」と言っていると、つい気になってしまいますよね。

しかし、これも「もしかして洗顔はいらない?」で触れたとおり、自分の肌の状態次第です。

「夜は寝ているだけなので、朝の肌は汚れていない」という考えを持っている方もいるようですが、これは正しいとは言えません。皮脂は就寝中も分泌されていますし、空気中のホコリやちり、寝具の繊維くずなどが付着しているため、朝の顔は必ずしもきれいとは言えないのです。

しかし、朝と夜の1日2回洗顔料を使うと、皮脂の分泌が少ない方にとっては洗いすぎになってしまいます。肌がカサつきがちな場合や、肌のベタつきが特に気にならない場合は、朝は水かぬるま湯だけで洗ってみてもよいでしょう。もしそれで肌のコンディションが悪くなるようであれば、洗顔料を使った洗顔に戻せばよいのです。また、普段の朝は水かぬるま湯だけで洗顔し、ベタつきが気になるときだけ洗顔料を使用するという方法もあります。

50代は皮脂の量が少ない状態なので、朝の洗顔に洗顔料は不要な場合が多いことが考えられます。洗顔料を使って、肌につっぱりを感じたり、日中に肌の乾燥が気になる場合は、洗顔料を使わないようにしてみましょう。

50代の洗顔料えらびのポイント

洗顔料選びに、誰でもこれを選べばよいというような正解はありません。しかし、以下の3点をポイントとしておさえると選びやすいと考えられます。

  • 若年層向けの洗顔料は避ける
  • スクラブ入りの洗顔料も避ける
  • 美容成分配合の洗顔料は試す価値あり

大きな目安として、洗顔後に肌のつっぱりを感じたり、カサカサと乾燥するような洗顔料は避けたほうがよいと言えます。たとえば、若年層向けの化粧品ブランドが作っている洗顔フォームや石けんなどは、50代の肌にとっては洗浄力が高くなりがちです。

また、古い角質や汚れを洗い落とすことを目的としたスクラブ入りの洗顔料も見られますが、基本的には避けたほうが無難と考えられます。中には肌にやさしいものもありますが、洗浄力の高いものが多いためです。

洗顔料の中にはセラミドなどの保湿成分が含まれているものもあります。「洗顔料に保湿成分が含まれていても意味があるの?」と疑問に思うかもしれませんが、このような洗顔料を使用するとうるおいを残しながら洗顔できる傾向がある、という報告もあります。肌の乾燥が気になり始めたら、このような洗顔料を試してみるのもよいでしょう。

洗顔料を見極める前に正しい洗顔ができているか

ここでおすすめの洗顔料を紹介したいところですが、その前にどうしてもチェックしておいてほしいことがあります。それが、「正しい洗顔方法ができているか」です。洗顔料の効果は、使い方によっても大きく変わります。いくら肌にうるおいを残すタイプの洗顔料を使っていても、洗顔方法が間違っていては肌の乾燥を招く場合もあるのです。

以下が正しい洗顔方法のステップです。

  1. 手をきれいに洗う
  2. 洗顔料を濃密な泡になるまで泡立てる
  3. Tゾーンから順に洗う
  4. 水またはぬるま湯ですすぐ
  5. 清潔なタオルで水分をとる
  6. すぐに保湿ケアを行う

洗顔料を手に取ったとき、手が汚れていては洗顔料がよく泡立ちません。しっかり泡立てるためにも、洗顔前には手を洗って清潔な手に洗顔料をとります。

洗顔料を濃密な泡になるまで泡立てるのは、指と肌の間のクッションにするためです。肌をこするという行為は、肌にとって負担になります。そのため泡をクッションのように顔の肌と指の間に置き、泡を転がすことでできるだけ触れないようにしながら洗うのです。

泡は皮脂の多いTゾーンに初めに置き、その後頬やフェイスラインなどを洗います。目元や口元は皮膚が薄く乾燥しやすいため、泡を乗せるだけでもよいでしょう。洗い終わったら、33℃~36℃くらいのぬるま湯でしっかりすすぎます。洗顔料が肌に残っていると、それが刺激となって肌トラブルにつながることがあるため、最低20回以上はすすいですすぎ残しのないようにしましょう。

タオルで水分を取るときも、こすらず水分だけをやさしく取り去るようにしましょう。また、洗顔直後の肌は皮脂のバリアもなくなって無防備な状態になっています。タオルで顔を拭いた後は、すぐに保湿ケアを行いましょう。

50代女性におすすめの洗顔料

ここでは、美容家がおすすめする50代女性の洗顔料を紹介します。

Obagi|オバジC 酵素洗顔パウダー(ロート製薬)

50代おすすめ洗顔料 Obagi オバジC 酵素洗顔パウダー ロート製薬

販売価格(編集部調べ):1,944円(税込)
内容量:0.4g×30個

詳しくはこちら

おすすめの理由
ビタミンC配合の酵素洗顔パウダー。ビタミンCがつるりとしたなめらかな肌に整え、酵素が毛穴の黒ずみや角栓の詰まりを洗い流してくれるので、ダブルの効果でうるおいと透明感のある肌へと導いてくれます。1回分がカプセルに入っているので、清潔に使えるのもいいですね。特に毛穴にお悩みのある方におすすめです。

監修者の写真 JPM認定パーソナルメイクアドバイザー、パーソナルカラーリスト 大辻由美子

使ってみた感想
白いさらさらのパウダーで、キメの細かい泡がすばやく作れます。洗い上りのツルツル感がクセになりそう!肌がつっぱったり、かさつきは感じません。気になっていた毛穴の汚れが目立ちにくくなったような気がします。毛穴対策に定期的に使いたい洗顔料です。

素あわ|洗顔フォーム(マックス)

50代おすすめ洗顔料 マックス 素あわ(スアワ) 洗顔フォーム マックス

販売価格(編集部調べ):1,620円(税込)
内容量:150ml
医薬部外品

詳しくはこちら

おすすめの理由
肌が乾燥したり敏感なときでも安心して使える、石けんをベースにした医薬部外品の洗顔料。自分で泡立てなくてもキメの細かい泡が出てくる、便利なポンプタイプです。肌へのやさしさを追求し、細かい泡が摩擦刺激も軽減してくれます。

監修者の写真 JPM認定パーソナルメイクアドバイザー、パーソナルカラーリスト 大辻由美子

使ってみた感想
肌の調子がよくないときに使いましたが、しみたり刺激を感じることはありませんでした。洗い流すときに泡のキレがいいので、時間のない朝でも使いやすいです!洗い上りはさっぱりで、汚れをやさしく落とすことにこだわったシンプルな洗顔料です。

エクセルーラ|エクストラリッチ クレンジングフォーム(佐藤製薬)

50代おすすめ洗顔料 Excellula(エクセルーラ) エクストラリッチ クレンジングフォーム 佐藤製薬

販売価格(編集部調べ):2,052円(税込)
内容量:120g

詳しくはこちら

おすすめの理由
医療品開発のノウハウがいかされた、製薬会社の洗顔料。植物由来石けん成分を配合し、濃厚でもっちりした泡でメラニンを含む不要な角層、余分な皮脂、毛穴の汚れなどを除去してくれます。肌にやさしく、しっとりうるおう洗顔料です。

監修者の写真 JPM認定パーソナルメイクアドバイザー、パーソナルカラーリスト 大辻由美子

使ってみた感想
粘度のある白いペースト状で、濃密でモコモコの泡が作れます。弾力のある泡がクッションになって、肌への摩擦が少なく洗顔できるのがいいですね!時間のないときは手でもいいですが、泡立てネットを使うとより良さを実感できます。ただ汚れを落とすだけではなく、肌に栄養が補給されて元気になったように感じる、リッチな洗顔料です。

つつむ ジェントル クリームウォッシュ(DECENCIA)

50代おすすめ洗顔料 DECENCIA(ディセンシア)  つつむ ジェントル クリームウォッシュ DECENCIA

販売価格(編集部調べ):1,944円(税込)
内容量:100g

おすすめの理由
敏感肌のことを考えて作られた洗顔料。角質保護成分配合により、外部刺激や洗浄料が本来持つ刺激からも肌を守ってくれます。肌に必要なうるおいを与えながら、不要なものをすばやく落としてしっとり洗い上げ、乱れた角層を整えてくれます。

監修者の写真 JPM認定パーソナルメイクアドバイザー、パーソナルカラーリスト 大辻由美子

使ってみた感想
手だと少し泡立ちにくいので、ネットを使うと弾力のあるホイップのようなふんわりした泡が作れます。洗顔中もやわらかい泡につつまれて、とても気持ちいいですよ!洗い上りは肌がつるっとして、適度にうるおいを残しながら汚れをすっきり落としてくれます。

プリオール|エッセンス洗顔料(資生堂)

50代おすすめ洗顔料 プリオール エッセンス洗顔料 資生堂

販売価格(編集部調べ):2,376円(税込)
内容量:180ml

詳しくはこちら

おすすめの理由
美容エッセンスゼリーの泡で、ツヤとうるおいを残して洗える洗顔料。蓄積するとくすみの原因となる古い角質や老廃物をすっきりと洗い流し、透明感のある肌に導いてくれます。安定感のある形のボトルで、濡れた手でも使いやすいポンプタイプ。うるおいを残した洗い上りがお好みの方におすすめです。

監修者の写真 JPM認定パーソナルメイクアドバイザー、パーソナルカラーリスト 大辻由美子

使ってみた感想
ローズカラーが美しいゼリー状の洗顔料で、見た目からテンションが上がります!泡立てるとフローラル系のやさしい香りが広がって、とても癒されます。洗った後も乾燥を感じることもなく、肌がつるっとして明るくなったように感じます。

NOV|L&W ウォッシングフォーム(常盤薬品工業)

50代おすすめ洗顔料 ノブ L&Wウォッシングフォーム 常盤薬品工業

販売価格(編集部調べ):3,780円(税込)
内容量:200ml
医薬部外品

おすすめの理由
大人の敏感肌を考えて作られた、医薬部部外品の高保湿洗顔フォーム。ポンプタイプでつぶれにくい弾力のある泡が出てくるので、摩擦で肌に負担をかけることなく洗顔できます。保湿成分も贅沢に配合されていて、洗顔後の乾燥も防いでくれます。敏感肌で乾燥も気になる方に。

監修者の写真 JPM認定パーソナルメイクアドバイザー、パーソナルカラーリスト 大辻由美子

使ってみた感想
弾力のあるクッションのような細かい泡が、汚れを落としながらしっかり保湿もしてくれます。花粉症で肌が荒れていた時期に愛用していましたが、しみることもなく毎日使うことができました!敏感肌でなくても、肌がゆらぎやすい季節にもおすすめです。

まとめ

10代くらいからずっと付き合い続ける洗顔料ですが、年代や肌の状態によって適したものは異なります。50代の乾燥しがちな肌には、うるおいを守ることを意識した洗顔料が必要。洗浄力の高い洗顔料は避け、セラミドなどの保湿成分が配合された洗顔料などを試してみるとよいでしょう。

今回紹介したおすすめ洗顔料で気になるものがあれば、ぜひ試してみてください。自分の肌に合うかどうかは、最終的には実際に使ってみなければわかりません。また、洗顔方法も今回紹介した正しい方法を試してみてください。洗顔方法を変えるだけでも肌の状態が変わる場合がありますよ。

スキンケアの基本となる洗顔を見直して、鏡を見るたびちょっと嬉しくなる肌を目指しましょう。

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