美白乳液はどう選ぶ?エイジングケアにおすすめ乳液5選
更新日:2018/06/08 公開日:2018/05/30
エイジングケアを意識するうえでとり入れたいのが、美白化粧品。年齢を感じさせない透明肌を目指すためには、乳液も保湿だけではなく美白を考えて選びたいと思いませんか。
ここでは、美白を意識した乳液の選び方と、おすすめの乳液をご紹介します。
美白ケアに乳液は必要?
美白肌を目指すうえで、保湿ケアは非常に重要です。それは、肌が乾燥することで肌表面のキメが乱れ、くすみを招いてしまうため。また、肌が乾燥すると外部からの刺激に敏感になり、かゆみなども起こりやすくなります。
中には、ベタつきが気になるからと化粧水だけで洗顔後のケアを終えてしまったり、化粧水と美容液で終える方もいるようです。そのケアで肌が乾燥しないようであれば問題ありません。しかし、化粧水または美容液だけのケアで、肌が乾燥をしているのであれば、肌に油分を補ってあげることが必要です。
そこで活用できるのが乳液や美容クリーム。肌に油分と油性の美容成分を与え、肌表面のキメを整えるはたらきがあります。白く美しい肌を実現するために力になってくれるのです。
また、乳液や美容クリームには美白成分を配合している製品も多くあります。このようなものをうまくとり入れ、自分の肌に合ったケアを行うことが美しい肌への第一歩と言えるのです。
美白乳液はどんなシミにも効果を期待できる?
乳液に配合されている美白成分は、シミやくすみへの効果を期待されるものです。しかし、実はシミには大きく分けて4つの種類があり、どのシミにも美白成分が効果を発揮するとは言えません。
美白成分が効果的なシミの種類
以下が美白成分による効果が現れやすいといわれるシミです。
- 老人性色素斑(日光性黒子)
- いわゆる「日焼けによるシミ」のことです。紫外線が原因となり、頬の高いところやこめかみをはじめ、全身にできる可能性があります。色は茶色で、大きさは1cm以下、平らで丸い形をしている傾向があります。シミの中でもっとも多いのが、この老人性色素斑です。
- 炎症性色素沈着
- 炎症性ニキビができた後や、虫刺され後にできるシミです。なんらかの原因で肌に炎症が起きた後、メラニン色素が大量につくられるようになってシミとして残ります。
美白成分の効果があまり期待できないシミの種類
美白成分の効果をあまり期待できないシミとして、以下のものがあげられます。
- 肝斑(かんぱん)
- 頬や鼻の下、額などに出るシミで、左右対称に出るのが特徴的です。30代から40代くらいの女性に多く見られ、女性ホルモンが影響するといわれています。
- 遅発性両側性太田母斑
- 額や目の周囲、額などに出るあざです。茶褐色もしくは青色っぽく、生後まもなくから現れる場合もあれば、20歳を過ぎてから現れる場合もあります。
- 脂漏性角化症
- シミの角化が進み、イボのように盛り上がったものです。
ただし、シミの種類は今回紹介した5つだけではありません。中には見分けにくいシミもあるため、気になる場合は皮膚科で医師に相談しましょう。
美白乳液はこう選ぶ!
美白乳液を選ぶとき、チェックすべき点は2つです。1つずつ解説します。
保湿成分をチェック
まずチェックしていただきたいのが、保湿成分です。特に、30代以降の女性は肌が乾燥しやすくなる一方。そのため、美白だけではなく保湿効果も期待できる乳液を選ぶのがよいでしょう。
保湿力の高い成分として、以下のものがあげられます。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン など
このような成分は、乳液や化粧水などの化粧品で補うことで、角質層で水分を保持して肌をやわらかく、みずみずしく保つ働きが期待できます。特に、セラミドの中でも「ヒト型セラミド」は肌へのなじみもよく、保湿力も高いといわれています。
薬用を選んで美白成分もチェック
美白を意識するうえでとり入れたいのが、やはり美白成分です。美白を訴求する乳液を見ていると、「薬用」や「医薬部外品」と記載されているものがあることに気がつきます。これは、厚生労働省に認可されている有効成分が配合されていることを示しています。
美白効果について認可されている有効成分は、以下のものをはじめ複数あります。
- ビタミンC誘導体(メラニンの還元・生成抑制)
- トラネキサム酸(チロシナーゼ分解によるメラニン生成抑制・炎症抑制)
- 4MSK(メラニン生成抑制・ターンオーバー改善)
- アルブチン(チロシナーゼ阻害によるメラニン生成抑制) など
このように、美白成分によっても期待される効果が少し異なります。
コストパフォーマンスも大切だが…
美白乳液もそうですが、基礎化粧品は「使い続けること」が大切です。そのため、コストパフォーマンスを重視する方も多いでしょう。
中には、価格を基準に乳液を選ぶ方もいるようです。しかし、価格だけを見て選ぶことはおすすめできません。価格を重視するあまり、有効成分がしっかり配合されていないものを使い続けたり、肌に合わないものを使い続けては意味がないためです。
少し面倒と感じるかもしれませんが、前述した美白成分や保湿成分をしっかりチェックし、その中で本当にコストパフォーマンスのよい、自分に合ったものを選ぶことが美肌への近道なのです。
次におすすめの美白乳液をご紹介します。乳液を選ぶうえでの参考にしてくださいね。
美容家のイチ押し!おすすめの美白乳液5選
ここでは、美容家がおすすめする美白乳液を紹介します。
雪肌精|薬用 雪肌精 乳液(コーセー)
販売価格(編集部調べ):5,400円(税込)
内容量:140ml
医薬部外品
- おすすめの理由
- 5種の和漢植物エキス薏苡仁(ハトムギ)エキス・枇杷葉エキス・ 黄山薬エキス・ヨモギエキス有効成分グリチルリチン酸誘導体配合。美容成分がしっかりと肌にとどまり、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかす・肌荒れから乾燥までしっかりと防いでくれる乳液。しっかりと保湿感を感じさせてくれる乳液です。
美容家・インターナショナルメイクアップアーティスト 近藤さやか
- 使ってみた感想
- 最初に使用したのは高校生の頃。日焼けが気になり使ったのが初めでした。しっかりと肌になじみ、べたつきも少なくさっぱりとつかえるのが嬉しい。翌朝キメが整っていて心なしか白くなったように感じられる製品です。またドラッグストアなどで買える気軽さもよいですね。
アクアレーベル|ホワイトアップ エマルジョン(資生堂)
販売価格(編集部調べ):1,620円(税込)
内容量:130ml
医薬部外品
- おすすめの理由
- 美白有効成分「m-トラネキサム酸」配合で、また肌本来の保水バリア機能を守るベビーアミノ酸配合の乳液。リーズナブルな価格でありながらも透明感のある肌に導いてくれる乳液です。さっぱり・しっとりタイプから選べるので夏場・冬場などで使い分けができるのも嬉しいです。
美容家・インターナショナルメイクアップアーティスト 近藤さやか
- 使ってみた感想
- 私はⅡを使用していますが、パシャパシャ使える乳液で、伸びがよくすーっと浸透してくれるので、その後のメイクもすぐつけることが出来ます。またコスパもよく惜しみなくたっぷり使えるのも嬉しい。使い続けるごとにキメが細かく、くすみを飛ばしてくれ肌の印象を変えてくれるコスパ最高の乳液です。
ホワイトニング 乳液 I さっぱり(FANCL)
販売価格(編集部調べ):1,836円(税込)
内容量:30ml
- おすすめの理由
- 美白有効成分の持続型ビタミンC誘導体配合の乳液。ベタつかずしっかりと肌に浸透してなじみの良いテクスチャです。しっかりとうるおいも感じられてみずみずしくうるおいのある輝く肌にしてくれる乳液です。
美容家・インターナショナルメイクアップアーティスト 近藤さやか
- 使ってみた感想
- ビタミンC誘導体タイプのものはあわないものも多い私ですが、しっかりと効果の実感できた乳液。使用感も心地よくさっぱりとしていてつけていて気持ちの良いテクスチャです。オイリーでべたつく感じか嫌いな方にもおすすめの使い心地。くすみ抜けしてきめ細かい肌に導いてくれる乳液です。
ホワイト‐プラス ブライト デイ エマルジョン(クラランス)
販売価格(編集部調べ):8,748円(税込)
内容量:75ml
SPF20・PA+++
- おすすめの理由
- クラランスの日中乳液。SPF20・PA+++と日焼け止め効果もあるのが嬉しい。日やけによるシミ・そばかすや大気汚染・乾燥などの外的刺激から肌を守り滑らかで、みずみずしい肌に仕上げてくれる。香りも心地よく、空港のDFSでつい手に取ってしまう製品です。
美容家・インターナショナルメイクアップアーティスト 近藤さやか
- 使ってみた感想
- クラランスのラインは大好きで普段から愛用していますが、こちらの乳液はSPF入りなので何かと使い心地が良く、使用回数が多いです。香りも心地よく透き通るような肌にしてくれる点がとてもお気に入りです。伸びもよいので首までしっかりと塗っています。
HAKU|インナーメラノディフェンサー(資生堂)
販売価格(編集部調べ):5,400円(税込)
内容量:120ml
医薬部外品
- おすすめの理由
- 大人気美白シリーズHAKUの乳液。有効成分「4MSK」、整肌・保護成分ディフェンスバイタライザーを配合し肌の生まれ変わりをサポ―トする薬用乳液です。詰め替え用もあるので、コスパもよくラインで使うと驚くほど美白効果を実感できます。
美容家・インターナショナルメイクアップアーティスト 近藤さやか
- 使ってみた感想
- みずみずしい使用感の乳液で、しっかりと伸びてくれます。プッシュ式なので気軽にぷしゅっとつけれるのもいいですね。私は化粧水・美容液・乳液とライン使いで使用することが多いのですが、翌朝のモチっとして透明感がよみがえる肌をみるのが嬉しくなる製品です。安心感のある効果をいつも実感させてくれる乳液です。
美白乳液の素朴な疑問
乳液を選ぶときに「実はクリームのほうがよいのでは?」「肌が乾燥しやすいからやっぱり迷う」など、疑問に思いがちな部分を解説します。基礎化粧品選びの参考にしてくださいね。
そもそも乳液を選ぶべき?クリームを選ぶべき?
油分を含んだ保湿剤として、乳液とクリームがあります。そのどちらを選ぶべきか、もしくは両方使うべきかと迷う方もいます。たしかに、どちらも油分を補うものであれば、どちらをどのような基準で選ぶとよいのか、悩むポイントですよね。
乳液とクリームの大きな違いは、油分の割合です。クリームは、乳液よりも油分が多く配合されており、テクスチャーも比較的しっかりしたものがほとんどです。このため、クリームは乳液よりも肌の保湿や油分による保護に強く働くと考えられます。
しかし、油分を必要以上に与えることはニキビなどの肌トラブルを招く原因にもなります。そのため、大まかに
- 皮脂が比較的出やすく、テカりやすい場合は乳液
- 肌がすぐカサつく場合はクリーム
というように、向いている化粧品を分けて考えるとよいでしょう。皮脂が出やすいものの肌の内側がパリパリと乾燥した状態になりやすいという場合は、保湿成分が特にしっかりと配合された乳液を選ぶのがおすすめです。
肌がカサつくからといって乳液とクリームを併用すると、油分の与えすぎになる可能性もあるため、あまりおすすめできません。しかし、自分の肌に合った使い方やアイテムは最終的に使ってみなければわかりません。大まかな基準として自分の肌質を意識しつつ、いろいろな乳液やクリームを試してみるのも大切です。
乾燥肌・敏感肌でも美白乳液は使える?
美白成分の中には、肌への刺激が少し強いものもあります。そのため、肌が乾燥して敏感になっている方や、そもそも外部刺激に対して敏感な肌の方の中には、美白化粧品を使うとピリピリとした刺激や赤みを感じる方もいます。
最終的には使ってみて自分に合うかどうか見極める必要がありますが、美白成分の中でも「アルブチン」や「エラグ酸」などは比較的皮膚への刺激が少ないといわれています。
また、美白とともに肌の炎症をおさえる効果も期待される「トラネキサム酸」も、炎症を起こしやすい乾燥肌や敏感肌の方におすすめです。
ただし、化粧品で肌にトラブルが起きやすい方が新しい化粧品を使用する場合は、パッチテストを行って様子を見てからのほうがよいでしょう。
乳液の場合、絆創膏(ばんそうこう)のガーゼ部分に該当の乳液を塗り、肌の目立たない部分に貼って行うパッチテスト方法があります。2日ほど貼ったままにし、はがしてから24時間ほど経過を見てください。
化粧水も美白を意識すべき?
美白化粧品は、乳液だけではなく化粧水やクリームなどもラインでそろえられるものが多く見られます。そのような場合、化粧水もラインでそろえたり、美白を意識して選んだりしたほうがよいのでしょうか。ライン使いできる化粧品は、同じラインで使うことを前提に作られていると考えられます。そのため、ライン使いして肌のコンディションがよければ、そのまま使用するのもよいでしょう。
しかし、必ずしも同一のラインで化粧品をそろえなければいけないというわけではありません。また、美白したいからといって化粧水も乳液も美白成分配合のものを選ぶ必要もありません。
化粧水は保湿力をメインで選び、乳液は美白成分に着目して選ぶなど、化粧品は自由に組み合わせても問題ありません。ただし、肌にトラブルが出るようであれば、その化粧品の使用をいったんやめたほうがよいでしょう。どの化粧品がきっかけで肌トラブルが起きているか確認するために、新しい化粧品は1つだけとり入れてみることをおすすめします。
まとめ
美白乳液を選ぶうえでチェックしたいのが、主に以下の2つです。
- 厚生労働省認可の美白有効成分配合か
- 高保湿成分も配合されているか
白く透明感のある肌を目指すうえでは、美白への効果を認められている成分をとり入れるほか、うるおいのあるしっとり肌を意識することが大切です。価格も気になるところですが、そこだけにとらわれず、効果を期待できるものの中から本当に自分に合う乳液を選び、使い続けることを意識してください。
今回紹介したおすすめ乳液も参考に選び、自分の肌に合った一品を見つけましょう。
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