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Pascoの低糖質パンで、おいしく糖質オフ生活が楽しめる!?

敷島製パン(Pasco)
開発本部マーケティング部製品企画グループ
安田 祐輔さん

「健康と美に貢献する」という企業理念に沿ったプロジェクトから誕生

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(ヘルスケア大学)まず、低糖質シリーズが誕生した背景をおしえてください。

(安田)社内で2年半ほど前にヘルシープロジェクトという企画がスタートしました。そのプロジェクトの中から生まれたのが低糖質シリーズなんです。当社の経営理念は「健康と美に貢献する」で、過去にもいろいろな試みを行ってきましたが、より経営理念に沿った商品作りに取り組もうということで、このプロジェクトがスタートしました。

(ヘルスケア大学)健康や美のカテゴリーもいろいろありますが、低糖質を選んだ理由は?

(安田)プロジェクトで話し合った際、減塩、グルテンフリー、低糖質などの意見があがりました。その中で消費者の皆さんの想いに応えられるものは何かと考えており、お客様にアンケートを取りました。すると、上位にあがっていたのが、低糖質、食物繊維でした。食物繊維が豊富なパンというのは、すでに取り組んでいたので、低糖質に着手することになったのです。

健康やダイエットのため、そして、パン食をあきらめていた人にパンを届けたい!

(ヘルスケア大学)販売開始から約1年になりますが、手応えなどを感じることはありますか?

(安田)低糖質や糖質オフの市場自体がそれほど大きくはないので、爆発的なヒットというわけにはいきませんが、じわじわと定着している手応えは感じています。通常の新商品は2、3か月で終売となるものが多いのですが、1年も販売が続いているということは、おそらく固定のお客様がついているからだと思われます。かなりリピートしていただいているようですね。

実は、この低糖質シリーズはお客さま相談室への問い合わせがとても多い商品なんです。HPや雑誌の広告などを見てご連絡をいただくようなのですが、そのほとんどが「どこで売っているのか?」というもの。「低糖質」という言葉に敏感な方が多くいらっしゃって、まさに今、求められている商品なのだと実感しています。販売先は、当社のパンを取り扱ってくださっている量販店で、大手ですとイオン様やイトーヨーカドー様などですね。

(ヘルスケア大学)低糖質シリーズのターゲットはどういった層ですか?

(安田)実際に購入してくださっている層は、50代より上の女性たちです。健康を気にされている方や、特に血糖値を気にしている方が多くいらっしゃるようです。しかし、若い方でも糖質制限ダイエットをしている方や、日ごろから食事に気をつかっているような方にも、ぜひ食べていただきたいと思っています。

(ヘルスケア大学)低糖質シリーズには、食事パンだけでなく、メープル&マーガリンのような菓子パン系のパンケーキなどもあるのですね?

(安田)インターネットの情報サイトに記事を掲載した際、読者アンケートを取らせていただいたのですが、ダイエットを意識しているという方の関心が高く、「このシリーズの菓子や菓子パンがあったらほしい」という意見が多く寄せられました。体重が増えることを気にして菓子系を食べないようにしている方たちにも、パンケーキやワッフルを美味しく食べていただきたいですね。

(ヘルスケア大学)このシリーズを開発するにあたって、どのような点に苦労されましたか?

(安田)小麦粉がもともと糖質のかたまりなので、いかに糖質の量を下げていくかを研究室の担当者たちが苦労していました。小麦粉の量自体を減らさないと糖質は下がらないので、減らした小麦の代わりに何を使うかで相当悩みましたね。アンケートの話でも出ましたが、食物繊維が多いものを求められているので、糖質を減らした分を食物繊維で置き換えてみようと考え、小麦たんぱく、大豆粉、小麦ふすま(ブラン)を用いることにしました。ただ、素材を置き換えると、ふくらみが少ない、雑味がある、食感がざらざらするなど、パンのクオリティはどんどん落ちてしまうので、できるだけ通常のパンに近づけるように何度も試作を重ねました。

実際に販売が始まり、お客さま相談室への問い合わせなどから、本当に求められているシリーズということがわかり、本当に嬉しかったです。ヘルスケアやダイエットが理由でパン食をあきらめていた人にも、このシリーズに置き換えてパン食を楽しんでほしいと思っていたので、必要としている方たちにこのシリーズが届くことがやりがいですね。

商品コンセプトは、ゆるやかな糖質制限「ロカボ」がベースになっている

(ヘルスケア大学)レシピbookなども出されていますね。ここでは「ロカボ食」とされていますが、その理由をおしえてください?

(安田)いつものパン食で糖質オフという、このシリーズのコンセプトを立てるにあたり、(一社)食・楽・健康協会の「ロカボ」という考え方を使わせてもらったことが理由です。実際、昨年3月に当社も加盟したんですよ。

ロカボとは、血糖値を急激に上げないゆるやかな糖質制限のことで、美味しく食事を楽しみながら健康に過ごす、という考え方です。協会の代表は、北里研究所病院の糖尿病センター長を務めている山田悟先生で、協会には多くの食品メーカーが加盟しています。今、低糖質というカテゴリーを食品業界全体で押し上げようという動きがあります。1メーカーだけでは、なかなかムーブメントを作れませんが、人々の健康に貢献する考え方をみんなで盛り上げていきましょう、という感じです。

レシピbookに関しては、もともと当社は食パンなどの食事パンに強みを持つメーカーなので、以前からレシピなどをご紹介していました。特に低糖質シリーズのレシピは、1食でどのくらいの糖質が含まれるかが重要になるので、カロリーだけでなく糖質量も表記し、提案させていただいています。ロカボは、1食あたりの糖質が20〜40gという基準設定なので、そこを意識していただけるとよいかと思います。

(ヘルスケア大学)今後のビジョンや、展開プランなどがあれば教えてください。

(安田)1メーカーではできないと思われていたことに挑戦してみたいですね。他社も糖質をおさえた商品を出していらっしゃるので、量販店の店頭で低糖質コーナーを作るとか、やってみたいですね。以前も、ほかの食品メーカーと、関連商品でのクロスMDをやったことがあるので、ぜひこの低糖質シリーズでもやってみたいです。低糖質のマーケットはまだ狭いのですが、糖質制限に意識が高い方々に、もっとアピールできるのではないかと思っています。

また、主食としてパンを食べることをあきらめていた方もいらっしゃると思いますが、低糖質シリーズがあることをもっと知っていただきたいです。「いつものパンで手軽に糖質オフ」がスタンダードになるように、今後も頑張っていきます。

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■ブランド情報

 

Pascoの低糖質シリーズは、2017年5月に「いつものパンで手軽に糖質オフ」をコンセプトとして発売。糖質が気になる方のために、糖質を抑えながらも普段の食事に取り入れられるおいしいパンを目指して開発しました。これからもさまざまな方のご要望にお応えできるように、ラインナップを充実させるとともにおいしさを追及していきます。

https://www.pasconet.co.jp/teitoushitsu/