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これが原因?便秘の人がトイレでしているNGなこと

更新日:2018/08/15 公開日:2018/06/29

便秘の原因・基礎知識

便秘で悩んでいる方は、ついついトイレの時間が長くなりがちです。そんな便秘の人たちがトイレでやってしまうことの中に、逆に便秘を引き起こしてしまう「NG習慣」があると知っていましたか?便秘のNG習慣、ご自分に心当たりがないかぜひチェックしてください。

便秘の原因になるNG習慣、あなたもやってない?

便秘に悩む女性

便秘で悩むある女性(C子さん・30代)のトイレの様子

接客業で、日中はあまり自由にトイレに行けないというC子さん。便意がきてトイレに行きたくなっても、仕事中は我慢することが多いご様子。それでも便秘4日目なので、帰宅後はとりあえずトイレでしばらく排便を試みますが、やっぱり出る気配はありません。

こんなときはウォシュレットの出番です。ボタンを押して、強めの水流をしばらく当てていると、かろうじて便意がやってきました。すかさず思いっきりいきむと、ウサギの糞のようなウンチがコロン…と出てきます。

再び「ウォシュレット→思いっきりいきむ」を数回繰り返して、なんとか頑張ります。何回もいきむので、大体トイレの後はお疲れです。

C子さんに心当たりがある方はいませんか?実はこちら、便秘の人がトイレでやりがちなことなんです。一体どこにNG習慣が5つもあるのか、見ていきましょう。

①普段から便意を我慢する

仕事が忙しくてトイレに行けない

接客業で思ったタイミングでトイレに行けないC子さん、まずは、この便意を我慢するという行為がNGです。便秘には、便の量や硬さだけでなく、便意も大きく関係しています。

正常な状態では、直腸に便が到達すると、直腸の壁が刺激を受けます。普段私たちが感じる便意とは、この便からの刺激によるものです。しかし、C子さんのように便意があっても排便を我慢し続けると、直腸は刺激を与えられることに慣れてしまい、どんどん感覚を鈍らせていきます。鈍感になった直腸は、便があっても便意を伝えず、さらに便秘をひどくさせるのです。

便意の仕組みについては、『便意がこない、頻繁にあるけど出ない、腹痛に悩む…どれも便秘のサインかも!』でも詳しく解説しています。

②トイレの時間を夜にする

トイレの時間を夜にする

便意の我慢はNGと言われても、C子さんのように業務の関係上、排便時間を夜に設定するのは仕方無いと思う方もいるでしょう。1日の決まった時間にトイレを習慣化するのは、決して悪いことではありません。ポイントは、夜ではなくて朝の方が適しているということです。

腸は、胃に食べ物が入ってきたのを感じ取ると、便を送り出そうとする「胃結腸反射」という働きを持っています。そして、胃結腸反射は、胃が空っぽであるほど強く起こるのです。空腹時間が一番長く続くのは、睡眠をはさむ朝ですよね。朝食を摂った後は排便のベストタイミングとなります。

便秘がちで困っているという方は朝食をしっかり摂る、朝食後に排便できる時間を持つなど、朝にゆとりをもたせる生活を実践してみてください。

便秘を改善する生活習慣については、『ついついハマる便秘の原因!実はアナタも…!?~生活習慣編~』もご覧ください。

③ウォシュレットを当てて便意をうながす

ウォシュレットを当てて便意をうながす

こない便意を、ウォシュレットによって起こして解決する。一見、お手軽でナイスアイデアに思えるかもしれませんが、これも良くありません。便意を我慢し続けることと同じく、ウォシュレットの刺激に頼るようになると直腸の感覚が低下し、正常な便意を感じられなくなります。ウォシュレットは、あくまで排便の後にお尻を洗うためのものです。

④いきみ過ぎる

いきみ過ぎる

便秘で悩む人が、いきんで便を出したくなるのはごく自然なことですが、これも便秘にはNGです。いきむとお腹に力がかかるので血圧が上がり、身体にとって負担となります。心臓病を持つ人や高血圧の人だと、意識を失うこともあるほど、いきみ過ぎはよくないのです。

また、病気を持っていなくても、いきみ続けることは痔の発症につながります。痔になると排便時に痛みをともなうようになりますよね。すると、排便がつらくなり、さらに便秘につながることもあります。いきんで出ない状態は、便が硬くなっている証拠です。無理に力を込めるのではなく、便を柔らかくするような、食習慣や生活習慣の改善を行いましょう。

⑤洋式トイレに普通に座る

排便に適した角度

便秘で困っているなら、実は普通に洋式トイレに座るのもあまり最適とは言えません。ではどうすれば良いのかと言うと、足を少し上げて、「考える人」のようなポーズで排便するのです。

普通に座った状態では、背中と太ももの角度はほぼ直角ですが、「考える人」のポーズを取ると、背中と太ももの角度が35度になります。この状態だと、直腸から肛門までが真っ直ぐになるので、便が出やすくなります。

トイレで足を上げた状態を維持するのは少し大変なので、専用の足置きが販売されています。自作するのでも良いでしょう。

便秘の方におすすめの排便姿勢については、『排便には姿勢が大事!便秘がちなアナタに伝えたいトイレの秘訣』でさらに詳しく紹介しています。

言わずもがなですが、便秘には水分補給や運動も重要です。ぜひ排便習慣の改善だけでなく、他の便秘対策も試してみてください。