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コラーゲン化粧品は効果ないって本当?期待できる効果とは

更新日:2018/10/16 公開日:2018/10/11

コラーゲンといえば「美容にイイもの」というイメージが湧くほど、美容のシーンではおなじみの存在。特に、身近な化粧品でも、コラーゲンを配合した化粧水や美容液などたくさん見かけますね。しかし、インターネット上では「コラーゲンの化粧品を使っても効果は期待できない」という意見も見かけます。これにはどのような理由があるのでしょうか?

その原因は、コラーゲンを配合した化粧品によって得られる効果を間違えて理解し、過剰な期待を寄せている人が多いことです。コラーゲンが優れた成分であることに間違いはありません。ただし、コラーゲン配合の化粧品に期待できる効果を正しく知らなければ、せっかくのスキンケアも意味がありません。大切なのは、コラーゲンの特徴を理解したうえで、自分に必要な化粧品を選択できること。この記事ではコラーゲンという成分と活用する秘訣をお届けします!

コラーゲン化粧品にたるみを改善する効果はない

「最近、肌にハリがない」「弾力が衰えてたるんできた…」ということから、コラーゲン配合の化粧品を検討する方も見られます。コラーゲンは皮膚の内側にも存在していて、そのコラーゲン量が不足していることで肌がたるむ…ということから、コラーゲン配合の化粧品を使って不足したコラーゲンを補おうと考えている人が多いのです。

肌がたるむ原因に皮膚内の真皮層という部分に存在するコラーゲン量の低下が大きく関係しますが、それを化粧品で補ったり、効果を発揮させるようなことはできません。その理由は、皮膚からコラーゲンを与えても真皮層まで浸透しないためです。しかし、こういったイメージを抱いたり、勘違いしたりしてしまうのは、コラーゲンを配合した化粧品を扱う一部の広告訴求による過剰表現があります。また、コラーゲンを食事やサプリメントでとることによって期待できる効果と混同しやすい面もあります。化粧品による効果と経口摂取による効果は全く違うものです。

コラーゲンの化粧品がたるみ改善に効果がない理由には、「たるみが生じた皮膚の状態」と「化粧品ができる効果の範囲」という2つのポイントを押さえれば明確になります。

皮膚の構造とたるみの原因

人間の皮膚は、表面から表皮、真皮、皮下組織の大きく3層に分けられます。皮膚内のコラーゲンは真皮の中に存在し、網の目のように張り巡らされて肌の弾力を内側から支える役割を持っています。コラーゲンのほかに、エラスチンやヒアルロン酸も真皮に存在して肌のハリや弾力に関係している物質です。

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は、常に古いものが分解されて新しいものが作られるという新陳代謝が行われています。しかし、加齢や栄養バランスの乱れなどの影響で新陳代謝が衰えると、コラーゲン量が低下して肌の弾力の衰えや深いシワ、たるみなどにつながるのです。

化粧品の成分が届くのは表皮の角層まで

コラーゲン配合の化粧品に限った話ではありませんが、化粧品でケアできるのは表皮の最上部にあたる角層までです。つまり、化粧品に配合されている成分は真皮まで届きません。その理由は、皮膚の構造にあります。

皮膚は、身体を覆う器官として外部からの細菌やウイルス、異物などの侵入を防ぐ役割を持っています。肌のために使用する化粧品も、皮膚から見れば外部から入ってくる異物です。そのため、皮膚の表面にあるバリア機能の働きで、化粧品の成分は肌の奥までは届かないようになっています。

皮膚表面に位置する表皮はさらに4層に分かれ、その一番外側に角層があります。化粧品の成分は、浸透するとしてもこの角層までなのです。

では、普段使っている化粧品をはじめ、コラーゲン配合の化粧品には意味がないのかと考えそうになりますが、そのようなことはありません。真皮に届いて肌の弾力をサポートするなどの効果は期待できませんが、肌の表面や角層にとどまることで期待できる効果もあるのです。

コラーゲン化粧品に期待できるのは角層の保湿

化粧品成分としてのコラーゲンが角層や肌の表面にとどまることで期待できるのは、肌表面の保湿効果です。コラーゲンは水分を蓄える性質を持っているため、肌に水分を与える保湿成分として役立ちます。

保湿とは、角層のうるおいを保つことは、スキンケアにおいて最も重要なポイントです。角層が乾燥する状態はいわゆる「肌が乾燥している状態」と考えられますが、こうなると肌がカサつくといった見た目の問題のほかにも影響が出るのです。

角層の乾燥で考えられる影響

角層の水分量が低下して乾燥状態になると、肌のバリア機能も乱れて角層の細胞の間に隙間ができ、外部からの刺激が肌の奥に届きやすくなってしまいます。

外部からの刺激とは、ほこりや花粉、化粧品の成分、紫外線などです。これらが角層より奥に侵入しやすくなることで、肌に炎症が起きやすくなり、かゆみや赤みなども出やすくなります。

また、バリア機能が弱まると肌の内側から水分が蒸発しやすくなるため、肌を守ろうとして角層が厚く硬くなったり、皮脂が多く分泌されるようになったりします。角層が厚くなると、肌の透明感の減少や細かいちりめんジワの増加にもつながります。

保湿することで期待できる効果

コラーゲン配合の化粧品などで保湿することは、角層のうるおいを保つサポートにつながります。そのため、肌をやわらかく保ち、乾燥によるくすみや小ジワへのアプローチも期待できるでしょう。

肌が本来持っている保湿成分は年齢とともに減少し、肌が乾燥しやすくなります。年齢に応じたケアには、肌の保湿が重要になるのです。

コラーゲンだけではない代表的な保湿成分

化粧品成分におけるコラーゲンは保湿効果を持った保湿成分です。保湿成分は、コラーゲン以外にもヒアルロン酸類やグリセリン、BG、アミノ酸、糖類などさまざまな成分があります。また、もともと角層に存在して水分を維持する機能を発揮する成分であるセラミドは、保湿サポート成分として活躍します。コラーゲンは保湿成分として優れた成分なので、肌の乾燥をに悩んでいる方や肌の乾燥を防ぎたい方は、コラーゲンを配合した保湿化粧品を選んでみるのもいいでしょう。

コラーゲン配合化粧品のおすすめ4選

エリクシール シュペリエル|リフトモイスト ローション W(資生堂)

 エリクシール シュペリエル リフトモイスト ローション W 資生堂

販売価格(編集部調べ):3,240円(税込)
内容量:170ml
医薬部外品

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おすすめの理由
過酷な乾燥の季節を迎える前に必要なケアは、ズバリ!角質層のすみずみまでうるおいで満たすこと。うるおい成分と、肌荒れ防止効果のあるトラネキサム酸配合の薬用化粧水が、細かな赤みやくすみのない透明感あるハリ肌へ導いてくれます。

監修者の写真 Face conductor(フェイスコンダクター) 上野リサ

使ってみた感想
季節の変わり目など、デリケートに傾きやすいお肌は、軽い炎症状態が続いているかも。スキンケアの実感がなかなか得られない時は、抗炎症作用が期待できる化粧水が、お肌をしずめてあげながらしっかりうるおいを与えられるのでおすすめです。

ドレスリフト ローション(アテニア)

  ドレスリフト ローション アテニア

販売価格(編集部調べ):3,559円(税込)
内容量:150ml

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おすすめの理由
濃厚なとろみがありながら、すっと肌になじんでいく心地よさです。ラフィノースなどうるおいを保つ成分や、うるおいをあたえてくれる発酵コラーゲン、クインスシードエキスなどをバランス良く配合しているので、満たされたハリ感を楽しめます。

監修者の写真 Face conductor(フェイスコンダクター) 上野リサ

使ってみた感想
とろみ系化粧水の、肌にまとわりつくように広がって包み込まれるような安心感。日中の乾燥からも、寝ている間の乾燥からも守ってくれるテクスチャが魅力です。やさしく香るダマスクローズが優雅な時間を演出してくれます。

ファンケル|アクティブコンディショニング EX 乳液 II しっとり(FANCL)

 ファンケル アクティブコンディショニング EX 乳液 II しっとり FANCL

販売価格(編集部調べ):1,836円(税込)
内容量:30ml

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おすすめの理由
濃密なうるおいのヴェールが、肌をしっかりとを包み込んで水分をキープしてくれます。独自のコラーゲンと角質層を整えてくれるアクティブセラミドの高いコンディショニング力で、あらゆる肌タイプにも対応してくれます。

監修者の写真 Face conductor(フェイスコンダクター) 上野リサ

使ってみた感想
防腐剤や香料など肌に負担になる成分は配合しない「無添加」と言えばファンケル。肌の自ら美しくなる力を引き出しながら、ふっくらとハリのある肌をキープしてくれるので、日中の乾きを感じやすい方にも頼もしい存在に。

アンフィネス|ダーマ パンプ ミルク(アルビオン)

 アンフィネス ダーマ パンプ ミルク アルビオン

販売価格(編集部調べ):7,560円(税込)
内容量:200g

詳しくはこちら

おすすめの理由
ゆるみを感じ始めているお肌に対して、キメが美しく整った弾力のあるハリ肌へ導くコラーゲン配合の乳液。洗顔のあと最初に肌全体になじませると、角層の理想的なうるおいバランスに。肌の柔らかさを実感できます。

監修者の写真 Face conductor(フェイスコンダクター) 上野リサ

使ってみた感想
コラーゲンの中でも、肌の保護やうるおいキープ力に優れた成分を配合しているので、しっかり肌表面の充実感を味わえます。酷暑をのり越え、肌の疲れやキメの乱れを引きずっている方もしなやかなハリ肌を目指せます。

肌のハリに保湿とあわせて行いたい対策

肌の保湿には、角層のうるおいをサポートして健康的な肌を目指す役割があります。しかし、肌のハリの衰えを感じている場合などは、保湿だけでは改善しない可能性もあります。

もしあなたが、肌のハリや弾力の衰えを感じているなら、保湿とあわせて以下のような対策もおすすめです。

紫外線対策

紫外線のエネルギーは、真皮まで届きます。すでに紫外線で受けたダメージをなかったことにはできませんが、これから浴びる紫外線の量をできるだけ減らすことで、真皮へのダメージを減少させることはできるでしょう。そのため、日焼け止めや日傘、帽子などによる紫外線対策が肌のハリをサポートするうえでもおすすめです。

紫外線は、肌のハリだけではなくシミの原因となったり、髪の毛のパサつきなどにも影響します。

日焼けが健康的といわれていたのは、昔の話です。骨を強くするビタミンDの合成には、日焼け止めをつけない状態での短時間の日光浴で十分ともいわれていますので、しっかりと紫外線対策を行って肌を守りましょう。

栄養バランスの見直し

肌のハリを内側で支える真皮のコラーゲンやヒアルロン酸は、突き詰めれば食事でとった栄養が材料となって作られています。そのため、食事の栄養バランスは肌のハリにも影響を与えると考えられます。

肌のハリを保つうえでは、タンパク質やビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、鉄分などをバランスよく摂取することが大切です。動物性・植物性の良質なタンパク質や緑黄色野菜、ナッツなどを積極的にとりましょう。

いきなりバランスを考えた食事が難しいという場合は、魚や大豆、かぼちゃ、にんじんなどを、1食に1品ずつとり入れるところから始めるのもおすすめです。自炊が難しくても、コンビニやスーパーで販売されているでき合いのかぼちゃサラダなどをとり入れる方法もありますよ。

禁煙する

もしタバコを吸っている場合は、少しずつでも減煙・禁煙することをおすすめします。

タバコは肺や口の中などをはじめとしたさまざまな部位への悪影響があります。肌のハリに関して言えば、喫煙で体内に入るタールやニコチンによって活性酸素が過剰発生し、肌を酸化させて老化現象を促進します。また、コラーゲンの生成も阻害されてハリが減少する一因になります。

まとめ

コラーゲン配合の化粧品は、真皮の衰えで起きているたるみには効果が期待できないものの、肌のうるおいを保つ効果が期待できます。そのため、肌の乾燥によるシワやハリの衰えに、コラーゲン配合の化粧水や美容液は効果を期待できるでしょう。

コラーゲン配合の化粧品には、美容液などをはじめさまざまな種類があります。今回紹介したアイテムも参考に、自分の肌に合ったものを見つけてください。

なお、肌のたるみやハリの衰えが気になる場合は、野菜やタンパク質が足りているか、紫外線に無防備になっていないか、少しだけふり返ってみてください。化粧品による外側からのアプローチと、食べ物などの内側からのアプローチを組み合わせて続け、ハリとツヤのある肌を目指しましょう。

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