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実は10種類以上も!「ライスパワー®エキス」ってどんな美容成分?

更新日:2019/11/27 公開日:2019/11/27

収穫後お米イメージ

雑誌の美容特集などで化粧品をチェックしていて、「ライスパワー®エキス」という成分を目にしたことはありませんか?「米ぬかなどは美容に役立つから、きっと同じように肌にいいんだろうな」と思われる方もいるかもしれませんね。

実はこのライスパワー®エキス、1種類ではないんです。しかも複数のエキスが、医薬部外品の有効成分として認められているんです!今回は、ライスパワー®エキスの正体や主なエキスについて紹介。正しく覚えて、ぜひあなたのスキンケアに取り入れてくださいね。

ライスパワー®エキスとは?

ライスパワー®エキスイメージ

日本人の主食といえば、やっぱりお米。ライスパワー®エキスは私たちになじみ深い米を原料に、麹菌や酵母、乳酸菌などを加えて発酵熟成させ、抽出した天然のエキス(美容成分)です。開発したのは意外にも化粧品会社や製薬会社などではなく、香川県に安政元年(1854年)から続く造り酒屋・勇心酒造(ゆうしんしゅぞう)です。

私たち日本人は昔から、食べるだけでなくお米をいろいろなシーンで活用してきましたよね。たとえば、とぎ汁で顔を洗ったり、米ぬかで床掃除をしたり。「日本酒を作る杜氏の手は美しい」とのエピソードから、日本酒をお風呂に入れてスキンケアに活用するケースも。

しかし食の欧米化にともない、米や日本酒の生産量は減少。そんな現状を憂い、あらためてお米の持つ新しい可能性に着目したのが、勇心酒造でした。

生物に備わった力を生かし、最新の技術で新たな利用法を見出すバイオテクノロジー。勇心酒造はそんなバイオ技術に「私たちは周囲の環境によって生かされている」という日本人らしい哲学を盛り込んだ「日本型バイオ」を提唱。これまで培ってきた日本酒の醸造・発酵技術をベースに、特定の機能性を持つライスパワー®エキスを次々と開発・実用化していったのです。

13種類のなかから代表的なエキスを紹介

美容エキスイメージ

ライスパワー®エキスは、発酵に用いる微生物の種類や数、また温度や抽出方法といった発酵条件を変えることで、さまざまな種類を作り出すことができます。現在までに実用化されたのはなんと13種類。なかでも代表的なエキスをいくつか紹介しましょう。

ライスパワー®No.6(医薬部外品の有効成分)

2015年、医薬部外品の新規効能「皮脂分泌の抑制」効果を認可された唯一の有効成分です。

ご存じのとおり、過剰に分泌された皮脂はテカリの原因になるだけでなく、ニキビや開き毛穴などの肌トラブルを引き起こすこともあります。

ライスパワー®No.6は、皮脂腺そのものに働きかけて過剰な皮脂分泌を抑制。従来の「皮脂を取り去る」一時的なケアとは異なり、皮脂の多さによる悩みを根本から改善することができます。また皮脂量をコントロールしながら健全な皮脂膜を形成することで、水分と油分のバランスが整ったなめらか美肌へと導く効果が期待できます。

ライスパワー®No.1-D(医薬部外品の有効成分)

日本酒入り風呂が温まることなどからヒントを得て開発された入浴剤用エキス。米由来の機能性素材として、1987年に初めて認められた有効成分です。

ライスパワー®No.1-Dを配合した湯は、さら湯と比較して高い温度維持効果を発揮[1]。湯あがりの肌がしっとりすべすべになり、長時間の血行促進効果も得られます。また、長期間継続して使用することで、アトピー皮膚などのドライスキンの緩和に有用であるとの臨床結果も報告されています[1]。

ライスパワー®No.23

肌にさまざまなダメージをもたらす、紫外線や活性酸素。ライスパワー®No.23は肌が本来持っている、こうした刺激に対抗するための防御力や自活力をサポートし、透明感あふれるツヤ肌へと導きます。

ライスパワー®No.2

界面活性剤による洗浄ダメージから肌を守り、清浄化する機能性素材。クレンジング剤などに配合されています。毛穴の奥や皮溝にひそむ汚れを、無理やりかき出すのではなく、やさしくオフ。汚れは落としつつ、肌に必要なものはしっかりと守ることで、なめらかな肌へと導きます。

このように、ライスパワー®エキスはさまざまな種類があり、それぞれに違った特徴や効果を有しています。

特に気温・湿度が低下し、乾燥が気になるこれからの季節は、ライスパワー®No.11に注目してみてください。

内側からうるおう肌へ!ライスパワー®No.11

潤いのある女性イメージ

ライスパワー®No.11はNo.1-DやNo.6と同様、医薬部外品の有効成分として認められているライスパワー®エキスです。2001年に日本で唯一の「皮膚水分保持能の改善」という効果効能を取得しています。

肌に塗ると基底層まで浸透し、角化細胞を活性化。セラミドなどの細胞間脂質を増やすことで、肌そのものがうるおう力を改善します。

ライスパワー®No.11には加齢とともに低下するバリア機能をサポートする働きも。肌の生まれ変わり(ターンオーバー)のサイクルとともに肌をじっくりとケアしながら、外的刺激の影響を受けにくい、すこやかでうるおった美肌へと導く効果が期待できます。

今後も「お米」の新たな価値を創出

稲穂イメージ

ここで紹介したライスパワー®エキスの多くは肌悩みに対する一時的な対処ではなく、人が本来持っている「すこやかになろうとする力」「美しくなろうとする力」に働きかけ、根本的なケアを可能にするという点が特徴的です。

特に、ライスパワー®No.6(皮脂抑制)とライスパワー®No.11(水分保持能改善)は全く異なる効能を持ちますが、同じお米と発酵技術により相反するものを実現したという点でも、勇心酒造の技術力の高さが伺えることでしょう。

まだまだお米には新しい可能性が秘められており、勇心酒造は今後も更なるライスパワー®エキスを求めて開発を続けることでしょう。

ライスパワー®エキスを配合した製品には独自のマークがついているため、これからもぜひチェックしてみてください。そして、ライスパワー®エキスを活用して肌本来の力を高める美肌作りを始めてみてくださいね。

参考文献

  1. [1]松野 孝祐 ほか. 各種機能性を有する米発酵エキスの研究開発ライスパワーⓇエキス~日本酒から化粧品まで~, 化と生 2019; 57(2): 129-133

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