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うるおい美肌をキープする秘訣?身体の免疫力に働きかけるLPSとは

更新日:2019/10/29 公開日:2019/10/29

鏡を見る女性イメージ

コラーゲンやヒアルロン酸に始まり、セラミドやプラセンタ、ヒト幹細胞エキスなど、ぞくぞくと新しい美容成分があらゆる化粧品に配合され発売されています。

コスメを選ぶ際も、思わず裏側の成分表をチェックしているという人も増えたのではないでしょうか。そんな女性にお伝えしたいのが「LPS」という「免疫」に着目した成分です。

いつまでも、美しい肌をキープしたいと思うのは女性なら当然。でも、肌は年々乾燥しやすくなり、衰えがちに…、スキンケアもあきらめがちになっていませんか?もっとスキンケアが楽しくなるような期待の成分「LPS」について、詳しく解説します。

肌の乾燥はさまざまなトラブルのもと

乾燥を気にする女性イメージ

年齢を重ねると、肌の乾燥を感じやすくなりますよね。それは、肌のなかでセラミドやヒアルロン酸、皮脂などが作られにくくなることが影響しています。

健康な肌の表皮の角層には、水分量をキープしながら、外界のホコリや細菌・ウイルス、紫外線ダメージが侵入するのを防ぐ「バリア機能」がしっかり働いています。しかし、乾燥が進むと肌表面の弾力が失われて小ジワが目立つだけでなく、バリア機能の低下で紫外線の影響を受けやすくなり、シミの原因に。また、花粉や汗などちょっとした異物に、肌が敏感に反応してしまうこともあります。

このように肌トラブルを起こしやすい年齢肌に注目してもらいたいのが、今回ご紹介するLPSです。

免疫ビタミン・LPSとは?

化粧品研究イメージ

LPSとは穀物や野菜・果物、海藻などから抽出され、糖と脂質が結合したもので、正式名称はリポポリサッカライド(Lipopolysaccharide)といいます。略してLPSといわれ、その期待の高さから「免疫ビタミン」ともいわれています。LPSの主な働きに、私たちの体内のマクロファージを活性化させ「免疫力」を高める働きがあると発表されています。

「マクロファージ」とは白血球の一つで、体内の免疫細胞のなかでも重要な存在として身体中に存在します。体外から侵入してきた病原菌やウイルスをいち早く発見し、食べて無力化してしまいます。また役目を終えた古い細胞など、体内で発生するゴミもパクパク食べる「お掃除屋さん」です。身体中のマイナスをゼロにすることで、すこやかさをサポートしています。

私たちの健康に欠かせないマクロファージですが、加齢やストレスによってその働きが低下してしまうことも。そこで、マクロファージを活性化させるLPSが必要になってくるのです。

LPSは実は身近な食物にも付着しており、食べることで摂取できます。しかし、化学肥料や農薬を使った土壌で育った食用植物だと、LPS含有量は減少することが分っています。

LPSを十分に摂取するには、小麦やイネ、リンゴなどに付着しているパントエア菌を発酵培養して増やす方法が効率的といわれています。食べて摂取するほか、肌に塗っても毒性はなく、体内のマクロファージを元気にすることができると考えられています。

LPSは美肌づくりにも役立つ!

美肌イメージ

マクロファージの仲間は、名前を変えて私たちの身体のあらゆるところに存在します。例えば、肌表皮であれば、「ランゲルハンス細胞」という名前で活躍します。樹の枝のような突起を伸ばして、肌に侵入した異物をいち早く感知。周囲の免疫細胞に指令を出して排除したり、溜まった老廃物を除去したり、傷ついた細胞を修復してくれる、頼もしい存在です。

LPSを肌に塗ると、ランゲルハンス細胞に働きかけることができます。一般的に化粧品は、表皮の角層より奥へは浸透しません。しかし肌から吸収したLPSは、角層の奥で樹状突起を伸ばしているランゲルハンス細胞に働きかけることが、マウスを使った実験でわかっています[1]。

さらにLPSは、表皮の下にある真皮でヒアルロン酸を作り出している線維芽細胞にも、影響を与える可能性が示唆されています。LPSの刺激を受けた表皮の細胞は、免疫活性化のシグナルを真皮に伝えます。その結果、線維芽細胞の増殖が促されて、ヒアルロン酸の合成力が高まると考えられています[2]。

3大美容成分の働きをLPSひとつで実現!

美肌のすこやかな女性イメージ

先に言ったように、スキンケアに定評のある美容成分といえば、ヒアルロン酸やコラーゲン、プラセンタエキスなどが有名ですよね。ヒアルロン酸やコラーゲンは水分を多く保持する力により、肌表面の保湿に効果を発揮。プラセンタエキスは保湿に加えて、皮膚の血行を促し、新陳代謝を高める働きで、肌にハリをもたらしてくれる成分です。

LPSを肌に塗る実験を行ったところ、ヒアルロン酸を塗ったときに比べて4時間後の角質水分量がなんと6.14倍に。またコラーゲンを塗ったときに比べて2時間後の弾力改善効果が3.13倍になったという結果*があります。

またLPSはランゲルハンス細胞を活性化させて線維芽細胞に働きかけることで、真皮内のヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンを増やし、プラセンタエキスのように肌のハリをアップさせる効果も期待できます。

このように美肌にうれしい効果がすでにいくつも解明されてきているLPS。その研究開発を長年行っている自然免疫応用技研株式会社によると、LPSには炎症を抑える効果、表皮のターンオーバーを促す効果なども確認されているとのことです[3][4]。すこやかで美しい肌づくりのカギとなりそうなLPS。これからのさらなる研究に期待したいですね。

* 自然免疫応用技研株式会社調べ

参考文献

  1. [1]自然免疫応用技研株式会社. "スキンケアとLPS (2)肌免疫とLPS" 自然免疫応用技研株式会社ホームページ. https://www.macrophi.co.jp/lps/3-2.html(参照2019-09-26)
  2. [2]自然免疫応用技研株式会社. "スキンケアとLPS (3)はり・つやとLPS" 自然免疫応用技研株式会社ホームページ. https://www.macrophi.co.jp/lps/3-3.html(参照2019-09-26)
  3. [3]自然免疫応用技研株式会社. "スキンケアとLPS (4)肌荒れ・炎症とLPS" 自然免疫応用技研株式会社ホームページ. https://www.macrophi.co.jp/lps/3-4.html(参照2019-09-26)
  4. [4]自然免疫応用技研株式会社. "スキンケアとLPS (7)ターンオーバーとLPS" 自然免疫応用技研株式会社ホームページ. https://www.macrophi.co.jp/lps/3-7.html(参照2019-09-26)

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