インタビュー大和ハウス工業
時代に求められる空間の提案
(スキンケア大学) 「女性が美しくあるための部屋」を提案されていますが、詳しくお伺いできますか?
(田中) 女性には、妻や母、両親にとっての子どもという立場、そして社会的に自立した女性と多くの顔があり、忙しい毎日を送っています。男性に書斎があるように、女性にも、心と身体を解放し、誰にも邪魔されないリフレッシュできる空間が必要だと考えました。
自分にとっての至福の場所、幸せな時間があることで、心が充電され、いつまでも充実した気持ちでいることができ、それによって内面・外面ともにきれいでいられるのではないでしょうか。
気持ちをリフレッシュすることで、いつまでも美しくありたい、家族にも優しい自分でいられる、女性が美を育むための場所を、英語で「繭」を意味する“コクーン”と”ルーム”を合わせて、「コクームスペース」と名付けました。
女性専用のお部屋「コクームスペース」は完全な個室ではなく、ゆるやかなS字を描く壁で部屋を仕切ることで、家族との繋がりを感じられるように配慮しています。また、疲れた体を優しく包み込むように部屋の角は取り、天井も少しだけ低くすることで、まるで繭の中に包まれているような安心できる空間となっています。
(スキンケア大学) こちらを作った経緯をお聞かせください。
(田中) コクームスペースは、共働きのご夫婦をターゲットにした「xevo CLEVA(ジーヴォクレバ)」という住宅を発売する際に開発された空間です。
「xevo CLEVA(ジーヴォクレバ)」のコンセプトも、まさに「女性がきれいになれる家。」で、女性とその家族のためにリフレッシュ空間を設けるだけでなく、家事効率を上げるための機能性や快適性に配慮し、女性がきれいになるための様々な工夫が施されています。
今はまだ、女性が個室を持つことは贅沢に感じられる時代かもしれません。結婚をする際に自分だけの個室がなくなっても、キッチンや家事室が女性の場所だと考えられていて、こちらから「女性専用のお部屋」を提案させていただくと、その必要性に気付く方が大勢いらっしゃいます。
ダイワハウスの創業当時、ミゼットハウスという3時間程度で施工できる子どもの勉強部屋として提案・販売し、大ヒットしたという経緯があります。
それまで子ども部屋のないお宅が多い時代でしたが、子ども部屋の大切さを提案し、現代では標準のものとなっています。同様に、女性専用のお部屋も、10年後には標準になって欲しいとの願いも込めて提案させていただいています。
機能性だけでなく、心地よさも大切に
(スキンケア大学) こちらの化粧台には様々なこだわりがあるそうですが、どのようなつくりになっていますか?
(田中) コクームスペースをつくる際、高級スキンケアブランド「SK-Ⅱ」の研究者も含めた、美のスペシャリストの方々と一緒に空間を作り上げました。
メイクを落とせば素の自分に戻れ、また逆にメイクをすることでONの日常に戻る。化粧をするほんのわずかな時間は、自分のためだけの時間ですから、大切にして欲しいという想いがあります。
そのために開発した化粧台「ビューティーセトン」には、いくつかのこだわりがあります。
まず、自然光に近い照明となるよう、360度光が反射する設計になっており、反射の効果で影ができないように配慮していたり、鏡には素顔(顔色)を正確に映し出せるような透明度が高いものを採用しています。
このほか、鏡台の幅を45cmにして、従来の化粧台より鏡と顔の距離が近くなることで、化粧がしやすくなるようにしています。
収納面では、お気に入りの化粧品などを飾りたいという女性ならではの欲求に応えつつ、効率よくワンアクションで取れるようになっていますし、ティッシュなどの必要なアイテムもすべて収納させて生活感がでないようにしています。
なかでも、メイク後は必ず手を洗うため、洗面所で化粧をする方は多いと思いますが、きちんと座ることで正確なメイクができるため、ビューティーセトンの手洗い用水洗は必須の設備になっています。
コクームスペースには窓を必ずつけており、自然光が入るようになっています。部屋というと、どうしても機能性を重視してしまいますが、太陽からのエネルギーを感じられるような気持ちのよさを大切にしています。機能を追求するのはもちろんですが、やはり心地さにもこだわっていきたいと考えています。
(スキンケア大学) どのような反響がありましたか?
(田中) 嬉しい事例では、お父様がお母様と娘様へのプレゼントとして取り入れてくださいました。
お母様のお部屋と娘様のお部屋の真ん中に設けることで、親子のコミュニケーションスペースにもなったそうです。
今後も、女性の気持ちを大切に、「コクームスペース」のブランドをみなさまのニーズとともに育てていきたいと考えております。
女性が過ごしやすい家づくりを目指して
(スキンケア大学) 最後にメッセージをお願いします。
(田中) 女性は男性と比べて比較的家にいる時間が長い場合が多いので、住まう方と共に成長できるような、女性に寄り添い過ごしやすいような家づくりを目指しています。
女性が活き活きしていると、家族もみんな幸せになると思います。女性のみなさんのライフスタイルの変化とともに、ダイワハウスも一緒に成長させていただきたいと思います。
大和ハウス工業 企業情報
大和ハウス工業は、人・街・暮らしをつなぐ「Housing」「Business」「Life」の3つの領域でさまざまな事業を展開しています。今回ご紹介したコクームスペースの「Housing」領域では、鉄骨プレハブ住宅、木造住宅だけでなく、分譲住宅、分譲マンション、賃貸住宅まで、お客様一人ひとりのこだわりやご要望にお応えする「住まい」をトータルにご提案しています。
また、アフターサービスやリフォームについてもきめ細かく対応し、上質で快適な住空間をつくるだけでなく、お客様の大切な住まいが
街の資産として末永く受け継がれていくことを目指しています。
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