年齢肌のケアなら「フラーレン」配合マークに注目したい!/ビタミンC60バイオリサーチ
更新日:2018/10/31
ビタミンC60バイオリサーチ株式会社
代表取締役社長 林 源太郎 さん
年齢肌の大敵となる活性酸素を抑え、エイジングケア※に期待大!の化粧品成分
最近特に、「フラーレン」を配合した化粧品が注目を集めています。まず、フラーレンについて教えていただけますか?
林:
はい。フラーレンは、高い抗酸化力を持ち、すぐれたエイジングケア※効果が期待される化粧品成分のことで、ダイヤモンドと同じように炭素の分子です。実は、宇宙空間の研究中に、偶然発見された分子で、発見した博士たちは、その功績により1996年度のノーベル賞を受賞しているんですよ。
※年齢に応じたケア御社は、フラーレンを化粧品原料として製造販売する世界で唯一のメーカーですが、どのような背景でスタートし、今に至っているのでしょうか?
林:
フラーレンが、病気や肌トラブルの原因となる活性酸素の発生を抑えるということはわかっていました。これは、医療や美容など、さまざまなジャンルで期待される効果です。しかし、このフラーレンは、取り扱いが難しくコストも高いため、実用化するのは困難だと考えられていました。
しかし、私たちはまず、このフラーレンを「化粧品成分」にすることをターゲットとし、研究・開発にチャレンジしたのです。
実は、フラーレンは水や油に溶けないため、材料として扱いづらく、化粧品原料にするための研究・開発が必要でした。原料化はなかなか困難で、何年もの時間と、かなりの研究費を費やしました。それでもあきらめなかったのは、「フラーレンがよいものである」「フラーレンの抗酸化力は人の役に立つ」と信じていたからです
そして、ついに水溶性フラーレンの開発に成功しました。これによって、化粧水から美容液、クリームなど、あらゆる化粧品にフラーレンを配合することができるようになったのです。現在では、油溶性のフラーレンや白いパウダー状のフラーレン化粧品原料も開発し、美容オイルやメイクアップ製品等、配合できる化粧品の幅も更に広がりました。ヘアケア製品にも使われていて、頭皮や毛髪のケアにも効果が期待されています。
抗酸化力が期待できて、長続き。紫外線にも強い
「フラーレンは人の役に立つ」という強い想いがあったからこそ、開発に成功されたのですね。では、フラーレンの良さ、特徴を教えていただけますか。
林:
フラーレンは活性酸素の発生を抑えることで、自然に美肌にしていく効果があるとされています。活性酸素とは、私たちが日々あびている紫外線や、感じているストレスなどにより、肌表面や体の中に発生するものです。美容面で言えば、活性酸素はさまざまな肌トラブルの引き金になっているでしょう。ですから、肌トラブルの原因とも言える活性酸素の発生を抑えることは、美肌を保つうえでとても重要なことです。
そして、フラーレンの一番の特徴は、化粧品に配合されているほかの美容成分に比べ、活性酸素を抑える働き、すなわち抗酸化作用が強い、とされていることです。抗酸化作用があるものとして有名なのは、ビタミンC、コエンザイム、アスタキサンチンですが、フラーレンはこれらよりも抗酸化作用が強いとされています。
しかも、フラーレンは紫外線に強く、抗酸化力が長時間続くことも大きな特徴です。つまり、フラーレン入り化粧品をスキンケアで使用することは、日中の外出など、強い紫外線をあびるシーンにおいても、十二分に効果を発揮するということになります。
ところで、フラーレンの安全性についても教えていただけますか?
林:
フラーレンは新しい素材でしたので、安全性の確認はかなり丁寧に行っています。実は医薬品に求められるレベルに近い安全性試験を行い、その安全性を確認しています。
いろいろなメーカーの化粧品に使われていますが、評判はいかがですか?
林:
お陰様で、使って頂いている皆様に喜んで頂けているのではと感じております。フラーレンは化粧品メーカーからのリピート注文が非常に多い成分だと感じます。発売して10年超になりますが、多くのメーカー様がずっと使い続けてくれています。
また、「肌の調子が不安定だったが、フラーレン配合化粧品を使ってからすこやかな肌になった」「季節変わりなどのゆらぎ肌が気にならなくなった。」「人からお肌を褒められるようになった」などという消費者の皆様の声を聞くのも嬉しいですね。
フラーレンの良さをさらに伝えたい!そして海外にも!
フラーレン配合を保証するロゴマークがありますが、これはどういったマークですか?
林:
はい。フラーレン化粧品原料の配合1%以上を当社の「規定値」としています。規定値以上を配合した化粧品には、使用するフラーレン化粧品原料の種類によって6種類のロゴマークを使えるようになっています。
消費者の皆様にとっては、このロゴマークがついていれば、フラーレンが規定値以上入っていることがわかりますから、ひとつの目安としてお買い求め頂けるのではないでしょうか。最近は、フラーレンの人気が高まってきたせいか、消費者の方から弊社に直接、ロゴマークについてお問い合わせ頂くことも増えています。
今後、フラーレンの可能性をどのように広げたいと思っていますか?
林:
現在、弊社では水溶性や油溶性、パウダー状など、6種類のフラーレン化粧品原料を展開していますが、更に新たなフラーレン化粧品原料の開発を進めています。弊社としましては、様々なフラーレン化粧品原料を開発し、それを様々な化粧品に配合して頂くことによって、フラーレンの素晴らしさを世の中にもっともっとお伝えできるのではと考えています。
また、フラーレンは、活性酸素を抑える成分なので、肌質や髪質に関係なく使える原料です。つまり、あらゆる人種の方でも使用できるので、世界中の人にその良さを感じてもらえるのではと考えています。海外の様々な化粧品原料の基準もクリアしていますので、「日本発の最先端の化粧品原料」として、アジアを中心にヨーロッパやアメリカへの展開を進めています。
フラーレンを通して、伝えたい想い、こだわりがあれば教えてください。
林:
私たちはフラーレン化粧品原料専業メーカーとして、フラーレンだけに集中して10年以上、真面目にコツコツとやってきました。それでも、日々新しい発見があります。フラーレンはそれほど魅力にあふれた成分だと言えます。私たちはこれからも、フラーレンの研究をつづけ、その魅力を引き出し、それをしっかりと世の中に伝えることで、社会に貢献できたらと考えています。
ブランド情報
フラーレンの化粧原料は、2005年に第一号が発売。紫外線を浴びても高い抗酸化力を保ち続け、更に安全性も兼ね備えていることから、ドクターズコスメから広がりました。現在では2000か所以上のクリニックでフラーレン配合化粧品を取り扱われているほか、数多くのスキンケア商品をはじめ、ヘアケア製品やヘアサロンのメニュー等、幅広く配合されています。いつまでも変わらぬ美しい肌を保つためにはかかせない成分です!
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