ハーブと大豆成分の納豆ローションを商品化!「鈴木ハーブ研究所」創業の想い
更新日:2020/03/31
納豆、パイナップル、乳酸菌…化粧品の原料としては珍しい天然成分を使ったスキンケア商品を研究・製造する株式会社鈴木ハーブ研究所。成分や原料へのこだわり、商品開発での苦労話、創業者でもあり代表取締役社長にお伺いしました。
納豆をローションに!?驚きの発想の理由とは
株式会社鈴木ハーブ研究所
代表取締役社長 鈴木 さちよさん
まず、鈴木ハーブ研究所はどのような会社なのですか?
鈴木:
当研究所では、化粧品の研究開発・販売をメイン事業に、ハーブの品種改良や栽培・販売などと、ハーブについての講習や講演など幅広く事業を行っています。
「鈴木ハーブ研究所」という社名には、化粧品というカテゴリにとどまることなく、「美しく健康であるため」の研究開発をしていきたいという想いが込められています。ハーブは様々な形で私たちの生活に溶け込み、とても重要な役割を果たしています。 野菜や果物にはビタミン剤の働きをするものや、肌を美しく導いてくれるものもあります。
「鈴木ハーブ研究所」の製品は、あくまで天然成分にこだわった化粧品や健康食品を研究・開発・販売をしています。自然の恵みである天然成分の優れた力をできるかぎり取り入れたものづくりが、私共の基本姿勢です。
社名が「鈴木ハーブ研究所」というだけあって、創業のきっかけとなるハーブや化粧品があるのでしょうか?
鈴木:
はい。当研究所の創業のきっかけとなった化粧品は、"納豆"を使った化粧水です。ですが、納豆をそのまま使うものではありません。
納豆のネバネバにふくまれるポリグルタミン酸は、保湿成分で名高いヒアルロン酸の2倍以上の保湿力を持つと言われています。さらに、分子がとても細かいので、肌になじみやすくしっかりうるおいを与えてくれるのも特徴です。もちろん、精製したポリグルタミン酸に、納豆のネバネバや匂いはありません。
「納豆ローション」は、肌の水分不足に悩む方や保湿にこだわる方に好評いただいております。現在は納豆シリーズとして、「納豆せっけん」や「納豆ジェル」なども販売しています。
肌で悩む娘の笑顔がみたい!それが事業の始まり!?
そうなのですね。では、なぜ「納豆ローション」が創業のきっかけとなったのですか?
鈴木:
私の娘が、生まれて間もなくひどい肌荒れに苦しむようになり、なんとかして救いたいという切実な想いで、1本の化粧水を開発したのが、はじまりです。
娘の肌トラブルのケアのためにいろいろな調べる中で、肌を保湿することの重要性を知りました。そこで、保湿力の高い成分を調べていくうちに、納豆に含まれるポリグルタミン酸のことを知りました。
しかし、当時ポリグルタミン酸を使った化粧水などなく、それなら娘のために、自分で作ろうと決意しました。手作りだとテクスチャーが良くなく保存も難しい、ということで原料メーカーを探したところ、ある企業が共感してくださり、保湿化粧水の「納豆ローション」が完成しました。
もちろんその時点では、娘のために作ったもので、創業するなんて考えてもいなかったです。そのうち、身近な人で同じような肌悩みを持つ方に、そのローションを分けてあげたところ、口コミが広がって「作ってほしい」という声が多くなり、その声に応える形で起業しました。
お嬢さんのために作ったローションだったのですね。素敵なエピソードですね!
鈴木:
実は、創業15周年を記念して、きっかけとなったこのエピソードを「みんなにっこり~笑顔を作った化粧水のはじまりの物語」という1冊の絵本にしました。
"あったらいいな"に応えるのが商品開発の起点!
鈴木ハーブ研究所の商品開発のコンセプトや、具体的にはどのような方を対象にした商品開発をされているのか教えていただけますか?
鈴木:
当研究所では「実感する、ハーブサイエンスへ」をキャッチフレーズに、研究所だからこそできる限りの成分配合や濃度で、本当に「使って良かった」と感じていただける商品づくりを目指しています。
また、身近な人の「あったらいいな」という声に応えるように、商品づくりに実際に取り組んだ結果、現在のコンプレックスケアが中心の商品展開になったという感じです。
悩みに寄り添うのが、鈴木ハーブ研究所のポリシーなのですね。
鈴木:
公式サイトでは、乾燥、毛穴、ハリ、体のムダ毛、顔のうぶ毛など、肌悩みから商品を探すことができるようになっています。ぜひ一度、公式サイトをご覧になっていただけると嬉しいです。
新作はスキンケアに頼らない肌を目指すスキンケア
2019年10月に新しいスキンケアシリーズを発売されたと伺いました。詳しく教えていただけますか?
鈴木:
『エスプライム』というスキンケアシリーズで、クレンジング、洗顔フォーム、美容オイルと、ローション2種類を新発売しました。このシリーズは「肌の自活力」に着目し、肌本来の美しさを引き出すスキンケアに仕上げています。中でも『エスプライムローション』は、産前産後のケアにご支持をいただいています。
楽天市場のマタニティママその他部門でNo.1*をいただいたほか、産後ママを対象としたアンケート調査で、92.9%**がママ友におすすめしたいと回答をいただきました。ママ世代を支えるアイテムとしてお役立ていただいています。
**アンケート調査(キレイナビ調べ)対象者28名/実施2020年1月
肌の自活力とは、主にどういったことでしょうか?
鈴木:
もともと私たちの体にそなわっている、外的刺激に対抗する力、肌が本来の美しさを引き出してキレイになろうとするチカラを自活力と呼んでいます。
しかし自活力は、年齢や環境などの要因で低下します。するとダメージがそのまま定着し、肌の乾燥や毛穴など、エイジングの悩みとなってあらわれます。
『エスプライム』には自活力のある肌をたもつために必要な「大豆イソフラボン」や「プロテオグリカン」など女性にも好まれるサポート成分を配合しました。さらに、美しくすこやかな素肌に導くため、リンゴ果実培養エキス※、アルガン幹細胞エキス※、アルペンローゼ幹細胞エキス※を配合しています。
※整肌成分化粧品が肌本来の「自活力」を引き出すサポートをしてくれるんですね。
鈴木:
実は『エスプライム』という名前にも、自活力をサポートして美しい肌を目指すという想いが込められています。エス(s)は「自活力(Self support)」と「鈴木ハーブ研究所(Suzuki herb laboratory)」のS。また、プライム(Prime)は「根本的な」という意味を持っています。
乾燥や毛穴、エイジングの悩みを根本からサポートし、「スキンケアに頼らなくても美しい肌」に導きたいと考えて生み出したスキンケアシリーズです。
化粧品にとどまらず、包括的な美の研究を!
最後に、今後の展望を教えてください。
鈴木:
鈴木ハーブ研究所の商品づくりは「スキンケアのいらない肌へ」導くことがゴールです。私たちは、そのヒントを環境の変化に自らを適応させ、闘う力を身につけてきた"ハーブ"の力から見つけました。
目指すは、肌力の低下につながる過剰なうるおいや成分を与えるのではなく、肌本来の力を呼び覚まし、高めるスキンケアです。これからもただの自然派化粧品ではなく、ハーブとサイエンスの力で、人が本来持っている自然治癒力に着目した研究に取り組んでいきたい。その想いで、日々開発を続けています。
ブランド情報
人間本来の美しさを目覚めさせるスキンケアを目指し、研究開発・販売を行う鈴木ハーブ研究所。生活の中に溶け込むハーブの考え方を基本にし、こだわりの天然成分を配合した化粧品や健康食品を研究・開発。品質へのこだわりも、開発した商品は社員全員がモニターとしてすぐ試し、全員が納得したものしか製品化しないという徹底ぶりです。お客様がご自分の素肌が好きになり、かけがえのない人生を笑顔で送ってほしいと、研究開発を続けています。
他の「ブランドインタビュー」の記事を読む
「スキンケアニュース」の記事を読む
振り返りやまとめ読みに便利。クリップで記事を保存!
クリップ機能を使用するには、会員登録(無料)が必要になります。