スキンケア大学 メンズスキンケア大学

世界で展開するアデランスが毛髪・美容・健康・医療のグローバルウェルネス産業へ

更新日:2020/04/15

ウィッグメーカーとして世界的にも知られる「アデランス」。創立50周年を迎えた同社は、美や健康にも注力するグローバルウェルネスカンパニーとして企業活動を展開しています。これからの展望など、アデランス代表取締役社長の津村佳宏さんにお伺いしました。

毛髪に美容と健康も含めたグローバルウェルネス企業として展開

アデランスの企業活動について語る津村社長の画像

株式会社アデランス
代表取締役社長 津村 佳宏 さん

多くの方が「アデランス」イコール「ウィッグ」という印象をお持ちだと思います。創業から、今日までの企業活動について教えてください。

津村:

おっしゃる通り、ほとんどの方がアデランスといえばウィッグというイメージをお持ちだと思います。ですが、ウィッグだけにとどまらない「トータルヘアソリューションカンパニー」という形でこれまで経営をしてまいりました。そして一昨年、創立50周年の節目を迎えました。

創業時は、オーダーメイドの男性ウィッグを販売していました。創業者が女性用ウィッグの会社に勤めていたのですが、男性で毛髪のことで悩んでいる方がいると知り、毛髪で悩んでいる人を笑顔にしたいという想いで、アフターサービスもきちんとできる会社として創業したのが始まりです。

しばらくすると、病気や外傷による脱毛で悩む女性やお子さんたちからも相談が寄せられるようになり、それらの悩みにも対応していこうと我々もいろいろな研究を始めました。部分的な増毛や頭皮ケアに関しても、早くから研究に着手してきました。

頭皮ケアでいうと、今ではメジャー商品になっているスカルプケアのシャンプーがあげられます。弊社は、業界のリーディングカンパニーとして30年以上前からスカルプケアシャンプーの開発に取り組み、いち早く市場に商品を登場させました。

毛髪で悩んでいる方たちの悩みを少しでもケアできるように、毛髪の研究をしていると土台となる皮膚のことも必然的に考えなければならなくなります。皮膚のことを考えると、次は体の中のことも分からなければなりません。

そうなると、健康や美容、医療を切り離して考えられなくなっていきました。そこで、50周年を機に、毛髪、美容、健康の3つを柱としたウェルネス産業として企業活動をしていこうと、コンセプトを見直したところです。

今までやってきた毛髪研究の延長上にあるのが、美容や健康事業というわけです。また、現在のアデランスの売り上げの半分は海外ですので、グローバルウェルネスカンパニーとして今後、事業展開を広げていきたいと思っています。

イノベーションを作り出すことで悩みをケア

アデランスの研究・開発について語る津村社長の画像

研究や開発にも積極的に関わっているのですね。

津村:

毛髪のことで悩んでいる方たちを笑顔にしたいと考えると、研究や開発は欠かせません。これまでも多くの大学や企業と共同で研究してきました。

アメリカのリー・ボズレー医学博士が「ボズレー式植毛法」という手法を導入したのですが、この技術は今では世界の植毛のスタンダードな方法として知られています。弊社は、1974年にボズレー医学博士が設立した「ボズレーメディカルグループ」とパートナー企業として研究などに取り組んできました。

現在も、専門性の高い企業とパートナーとして一緒に商品開発を行っています。近年では、シャープと共同開発したドライヤー「N-LED Sonic」があります。これは、シャープのプラズマクラスターと弊社の赤色LEDを組み合わせた、髪と頭皮にアプローチしたアデランステクノロジーによるヘアドライヤーです。

私はひとつの会社の力だけでは、イノベーションを生み出すことはできないと考えています。企業同士のほか、産学連携も必要だと考え、まずは大阪大学で「皮膚・毛髪再生医学寄附講座」を開設しました。開設当時からは毛髪研究の第一人者である板見智教授が、今では同じく毛髪研究者として世界的に名の知られる乾重樹特任教授が中心となり研究を進めています。

このほか、東京工業大学の鞠谷雄士教授に人工毛髪繊維の開発を学術的観点からアドバイスいただいております。また東京大学の真田弘美教授とスカルプケアサイエンスの共同研究を行いました。

抗がん剤による脱毛についても大分大学の北野正剛学長、猪股雅史教授と共同で研究を進めており、イノベーションを作り出すことで、多くの人に貢献しなければならないと考えています。

こだわりのアイテムでさまざまな角度からアプローチ

ビューステージ商品画像

美容部門として「ビューステージ」の展開をされていますが、どのようなブランドになりますか。

津村:

ビューステージは、これまで培ってきたアデランスの研究や知識などを活かした美容ブランドです。悩みのケアはもちろん、より美しくなりたい、より輝きたいという女性たちをサポートしたいという想いから生まれました。ヘアケア、スキンケアのアイテムのほか、美容機器も扱っています。

それらの商品は、さまざまな角度から美容にアプローチし、妥協することなく試行錯誤しながら作り上げたものばかりです。中身はもちろん、パッケージや見た目もこだわっていて、使っていただく方たちに喜んでいただけるように作っています。

また西武渋谷店にあるショップでは、専門性の高いスタッフがカウンセリングを行い、お客様にアドバイスさせていただいています。ゆくゆくは百貨店の化粧品売り場での展開も視野に入れて考えています。

三方よしのECSR経営を実践

ECSR経営について語る津村社長の画像

御社はCSR活動にも積極的に取り組んでいらっしゃるんですよね?

津村:

そうですね。特に、子どもたちの脱毛を心の傷にしてはいけないと考え、長い間チャリティ活動を行っています。ほかにもヘアドネーションの団体や、視覚障がい者の方たちのメイクを手助けする、ブラインドメイクの団体とも一緒に活動しています。

企業というのは、社会の役に立つために存在していると思います。ウェルネス産業を通じて、たくさんの人に笑顔になっていただくことが、弊社の役割だと考えています。そのためには、ES(社員のやりがい)、CS(お客様の満足)、CSR(企業の社会的責任)の三方よし、ECSRの経営を基本方針と定めています。

中でも一番重点を置いているのがESです。トップダウン経営ではなく社員を主役として、社員が行動することを支援していくことで、会社が活性化していくと考えているからです。私は「最高の商品」「最高の技術と知識」「心からのおもてなし」という経営ビジョンを示し、あとは社員に託すようにしています。

社員にやりがいが生まれれば、いい商品、いいサービスがどんどん生まれます。するとお客様の満足度も上がっていきます。その輪が広がっていくと、利益もあがり、取引先からも社会からも信頼される企業になれると考えています。これからも皆さんに継続して、愛用していただけるよう、企業として努力していきたいと思います。

ブランド情報

当社は創業以来、髪の専門家として、髪の悩みを抱えているお客様をサポートしてきました。

その経験やノウハウを毛髪だけではなく、スキンケア、スカルプケア、ボディケア、ヘルスケアなど本質的なトータルビューティーのサポートに活かすため、先端美容をテーマにした「ビューステージ」ブランドを、2016年4月より展開し、開発・販売を行っています。

「ビューステージ」は「ビューティ」と「ステージ」を合わせた造語で、「美のステージへ導く」という意味を込めています。

https://www.aderans.co.jp/beaustage/

振り返りやまとめ読みに便利。クリップで記事を保存!

クリップ機能を使用するには、会員登録(無料)が必要になります。

会員サービスで利用できる便利な機能

無料登録してこの記事をクリップ

登録済みの方はログイン

あなたのページを今すぐチェック

マイページ

Facebook

いいね!して気になる情報をチェック!

公式ツイート

カテゴリー