ストレスと食欲不振の関係

この記事の監修者

管理栄養士北川みゆき

ストレスの種類

食欲不振とは「さまざまな原因によって、食事を摂ることに対しての意欲がなくなる状態」とされており、その原因のひとつとしてストレスが挙げられています。

ストレスの種類は大別すると精神的ストレス、身体的ストレス、生理的ストレスの3種類に分けられます。

精神的ストレスは、仕事や家庭、対人関係に関する悩みや、将来に対しての不安などによるもの。身体的ストレスにはケガや病気によるものから、暑さ寒さなどの体感温度に関するもの、騒音に関するストレスなどがあるといわれています。また、生理的ストレスには睡眠不足などがあげられます。

いずれにしても、ストレスには様々な要因が考えられ、症状も感じ方も人それぞれであるといえます。

脳が与える食欲への働きは?

脳の中にある視床下部には、「食べたいと思う摂食中枢」と「満腹感を感じる満腹中枢」が存在しています。

通常、食事をとることで血液中のブドウ糖が増加し、満腹中枢に刺激を送ることによって食べたいという気持ちをコントロールできています。
しかし、ストレスが大きいと食べ物を食べなくても血糖値を上げるホルモンが分泌されてしまうので、満腹中枢が働いて食欲が抑えられてしまうのです。

さらに、ストレスの状態が長期間続くと、交感神経が優位に働き続けるため胃や腸の消化活動が低下してしまうことも、食欲不振にもつながってしまいます。

食欲がなくなった時、「このままじゃ身体がもたないから、無理をしてでも食べなくちゃ」と思い、無理をして食べると消化不良を起こしてしまうため、さらに身体に負担がかかるという悪循環が生じてしまいます。

できれば消化のよいもの(油っこくないもの、繊維質の少ないもの、よく加熱したもの)を少しずつ摂取することをオススメします。また、時には自分の大好物を楽しんで食べることもストレスを跳ね返してくれるきっかけになります。

食事のポイント

食欲が落ちた時に心掛けたい食事のポイントをご紹介します。

■Point1.消化によい食べ物を選ぶ
食欲不振時には胃に負担をかけない、消化のよい食べ物を食べるよう心がけることが大切です。消化によい食べ物としては、おかゆ・ごはん・うどん・豆腐・りんご・バナナ・果物の缶詰などがあります。

■Point2.少量でもカロリーや栄養を摂れるものを選ぶ
食欲がない時には、量よりも質を優先して食品を選ぶことが大切です。また、栄養補助食品を利用するのもよいでしょう。

■Point3.食欲を増進し疲れを取る酸味のあるものを食べる
お酢や梅干し、口の中をさっぱりとしてくれる柑橘類などに多く含まれるクエン酸は食欲を増進させ、疲労物質である乳酸を分解する働きがあるため疲労回復効果があるといわれています。

食欲不振の原因にストレスが関係している場合には、ストレスの要因を取り除くことが大切ですが、リラックスできるようなことをしたり、食事の工夫をすることで食欲を取り戻すことも可能です。無理のない範囲で食べられそうなものを適宜、選ぶようにするとよいでしょう。

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