γアミノ酪酸「ギャバ」の効果

この記事の監修者

管理栄養士北川みゆき

玄米

近年、「GABA(ギャバ)」という成分が注目され、チョコレートやサプリメントにも含まれているのを見掛けます。自然界に広く存在し、天然アミノ酸の成分でもあるギャバは、正式名称を「γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)」と言い、それぞれの頭文字を取ってGABA(ギャバ)と呼ばれています。

この成分には、一体どのような効果があるのでしょうか?今回は、γ-アミノ酪酸「ギャバ」の効果についてお伝えします。

GABA(ギャバ)の効果とは?

■気分をリラックスさせる
ギャバの代表的な効果とも言えるのがリラックス効果であり、テレビや雑誌などのメディアでも多く紹介されています。
ギャバは、脳や脊髄において過度の興奮を抑えたり、リラックスをもたらす神経伝達物質であり、ストレスからくる心身への悪影響を防ぐ役割を果たしています。
その効果は、スポーツ選手のストレス対策としても用いられるほどで、現代のストレス社会に生きている日本人にとって非常に注目されている成分なのです。

また、心を落ち着かせ、高ぶった神経を鎮める作用があることから、不眠症や更年期障害に伴う不定愁訴を減らす働きがあることもわかっています。

■血圧を下げる
高血圧の状態が続くと、動脈硬化や脳卒中など様々な病気を引き起こす恐れがあります。
ギャバには、腎臓の働きかけ、高血圧の原因となるナトリウムを体外に排泄する作用があるため、血圧が高い方にはオススメの成分です。

■生活習慣病の予防
​肥満や動脈硬化の原因となるコレステロールや中性脂肪を減らし、血糖値の上昇を防ぐ作用があることから、心臓病や糖尿病、脳卒中などの生活習慣病を予防する働きがあります。

GABA(ギャバ)はどんな食品に含まれているの?

ギャバは、かぼちゃ、きゅうり、トマト、なすなどの野菜類や、みかんやメロンなどの果物類、キムチなどの漬物類に多く含まれています。
さらに発芽玄米には、白いお米の約10倍もギャバが含まれていると言われています。

ただし、ギャバの効果は全てにおいて科学的に証明されている訳ではなく、人に対しての安全性については信用できるデータが見つかっていないとされるため、妊婦の方や授乳中の方は避けた方が無難かもしれません。

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