遺伝子組み換え食品について学ぼう

この記事の監修者

管理栄養士北川みゆき

遺伝子組み換え食品

昔からある食品の遺伝子組み換え

「遺伝子組み換え」とは、従来の農業で行われてきた「品種改良」と同じ。
「もっといいものを」と願う消費者と、「もっと作りやすいものを」という生産者の思いが合致し、工夫を凝らしたもので、いわば企業努力のようなものです。

例えば「りんご」。昔のりんごは「和りんご」と言い、とても小さく酸味も強かったそうです。もう少し甘くて病気にも強いものをという思いから、りんごの産地である青森では昭和3年から、接ぎ木や種類の違う花の花粉をかけ合わせる等して「品種改良」をしてきました。

その結果、消費者にとっては「味もよく、値段も安い」もしくは、「高いけれど、珍しくておいしい」というように、様々な選択枝を満たし、バラエティ豊かな食材で食卓を彩ることができるようになりました。

このようなことは両者にとってメリットが多く、一見何も問題がないような気がします。しかし、今話題となっているのは、遺伝子組み換えをした食品が本当に安全なのかどうかということなのです。

遺伝子組み替え食品の安全性

日本人は食に対する安全を特に求める民族で、安全が確認できないと安心できません。

そのため、多少値段が高くても「国産」にこだわります。反面、日本の食料自給率は年々減少する一方で、国内で生産されるものだけでは国民の食生活を賄うことが難しくなっています。

畜産業においても同様で、家畜の飼料となる大豆やトウモロコシも日本国内で生産されるものでは間に合いません。そのため、諸外国から様々な食料を輸入します。

しかし、その中には「遺伝子組み換え」をした食料がたくさん入っています。従来の品種改良とは違い、利益を追求するあまり生態系にも影響を及ぼす不自然な形での遺伝子操作が行われ、「人体に悪い影響を与えるのではないか、環境にも悪いのではないか」と考えられています。

日本に入ってくる遺伝子組み換え食品は、そのまま私達の食卓へダイレクトに来るわけではありません。

内閣府にある「食品安全委員会」にて慎重な審査をパスし、食品として安全性が確認されたものだけが食品として利用されます。

また、外国の科学者たちの研究でも「遺伝子組み換えが従来の食品、環境、飼料に比べてリスクが高いという化学的な証拠はない。」という結論も発表されています。

日本における承認済み遺伝子組み換え食品

以下の6品目は安全性が確認されたとして承認されています。

■大豆、テンサイ、トウモロコシ、ナタネ、ワタ、アルファアルファ、ジャガイモ、パパイヤ

遺伝子組み換えの目的として、除草剤にも害虫にも強くすることで、現在では栄養素を強化する遺伝子の研究が進んでいます。

日本の自給率低下だけではなく、世界でも食糧危機が危惧されています。遺伝子組み換えはそうした理由から、増え続ける世界人口への食糧供給のための一つの手段として行われているという考え方もあります。

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