調整豆乳の効果は?調整と無調整の違い
この記事の監修者
野菜ソムリエ上級プロ・栄養士・アスリートフードマイスター立原瑞穂 先生
美容効果が高い豆乳。機能性食品としても注目され、大ブームとなった時期もありましたが、無調整豆乳は飲みづらいという意見もちらほら聞かれます。豆乳には調整豆乳と無調整豆乳の2種類がありますが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか?
調整豆乳と無調整豆乳の違いとは?
もともと豆乳は、消化しにくい大豆を消化吸収しやすくするために加工されたものです。無調整豆乳とは、原料である大豆をそのまま絞ったもので大豆固形分が8%以上あるのに対し、調整豆乳は砂糖や香料、植物油などの添加物を入れ、飲みやすくしたもので大豆固形成分が6%以上であるといった特徴があります。
それほど大きな栄養成分の差はありませんが、調整豆乳の場合は砂糖や植物油が含まれている分、どうしてもエネルギーが高くなってしまうため、ダイエットをしたいと考えている方は飲む量を気をつけましょう。
豆乳の美容効果とは?
■大豆イソフラボン
豆乳の代表的な成分といえば大豆イソフラボン。大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあるほか、基礎代謝を高め、若返りの成分として注目されている「DHEA」の増加に働きかける作用もあるため、注目を集めています。
■大豆サポニンやレシチン
脂肪が身体に蓄積されるのを防止する働きがあるため、肥満の予防に効果が期待できます。
■オリゴ糖
オリゴ糖は腸内のビフィズス菌の量を増やし、腸内環境を調える効果があり、便秘解消に働きかけてくれます。
■タンパク質
ダイエットをするには、痩せやすい身体を作るために適度なタンパク質の摂取が推奨されています。大豆に含まれているタンパク質は基礎代謝を活発にしてくれるだけでなく、消化吸収・分解に時間がかかることから、身体の中に長く留まり、空腹感を感じにくくなります。それによって間食を予防することもできる優れものなのです。