管理栄養士 三城円さんが、健幸美のために摂りいれているのが「メリハリ食」。その、メリハリ食のカギを握るのがお味噌なのだそうです。お味噌を取り入れることで、身体にどのような恩恵が受けられるのでしょうか?今回は、お味噌に含まれている栄養やその働きなど、詳しく伺ってきました。
食の不安や悩みを抱えている方は多くいらっしゃいますが、栄養・食分野で唯一の国家資格である管理栄養士と接する機会・場所が少ないのが現実です。
食に悩んだ時、【食の相談相手=管理栄養士】と思い浮かぶ方はほとんどいらっしゃいません。しかし、たくさんの健康情報があふれる現代だからこそ、自分に合った食や健康情報を取捨選択する力が必要とされています。
そこで、“パーソナル管理栄養士”という肩書きを作り「食べるダイエットを通じた“食の自立”」に向け、食生活カウンセリングやダイエット講座などを行っています。
お客様の目標を明確にしながら、おひとりおひとりのライフスタイル・体質・考え方などをヒアリングし、理論×実生活を合わせてすぐに実行できる具体的方法をご提案しています。くわばたりえ産後復帰ダイエットをはじめ、3年間で300名以上のお客様のダイエットサポートを行い、現在では新幹線や飛行機に乗ってご相談にいらっしゃる方も増えました。
今後は、パーソナル管理栄養士の全国ネットワークづくりを通じて「健康な時こそ、食・栄養分野で唯一の国家資格である管理栄養士に食の相談をするのが当たり前な世の中づくり」を行い、食を通じて「健幸美人」を増やすために、管理栄養士キャリアデザイン塾をスタートしました。
私は、自分が実行できないことはお伝えしないことがポリシーです。
とくに私自身が無謀なダイエットを繰り返し痩せにくくなったことや、-15kgに成功したもののその後の体型維持のために頑張り過ぎた結果、摂食障害になりました。それらの経験から、継続可能な1㎜の“工夫”を日常生活の中に取り入れるようにしています。
食事に関しては、カロリー計算はしない・食べたいものを我慢しない「メリハリ食」を実行しています。
メリハリ食とは、一食で栄養価を完璧にそろえるのではなく食事にメリハリをつけ、一週間でバランスを整える方法です。とくに私は一週間の中で、日本型食スタイルである「主食×具たくさん味噌汁×主菜」のシンプルな食事の食べる回数を増やし、それ以外ではお酒やお菓子、外食なども楽しんでいます。
そして、食事の内容だけでなく「いつ・何を食べるか」という「時間×食事の量と質」を考慮しています。具体的には、夜ごはんが遅い時は、主食を少なめにして、腸内環境を整えてくれる発酵食品のひとつである味噌汁を摂って体調をコントロールしています。
また、食事以外では、よく寝るなど身体を休める意識も大切にしています。
私自身も、楽しみながら健幸美を手に入れるために「メリハリ食」を取り入れた食事のスタイルをとっています。そして、このメリハリ食にとってキーになる食材のひとつが「お味噌」なんです。
お野菜やお肉、お魚などはスーパーに並んでいるものを購入しますが、調味料に関しては本物を選ぶように心がけています。本物の調味料は、少量で味に深みやコクをもたらしてくれるため、料理が苦手でも料理上手にしてくれます。
とくにお味噌は、麹菌などの微生物の働きでできる発酵食品で、腸内環境を整える働きや老化を予防する働きがあるほか、熟成によってうまれる味わいや香りを楽しむことができます。我が家の冷蔵庫にはお味噌が3~4種類ほど常備してあり、そのひとつが「特選卑弥呼味噌」です。
意外とお味噌にも添加物が含まれていることが多いのですが、特選卑弥呼味噌は添加物を使用しておらず、袋を開けた瞬間の麹と発酵の香りが食欲をそそります。
特選卑弥呼味噌は、麦こうじと米こうじが使用されており、大麦のつぶつぶが残っています。大麦には食物繊維も多く含まれているので、便秘や肌荒れなどに悩む女性の味方になってくれます。
また、お米に不足しているアミノ酸がお味噌には多く含まれているため、昔から、ごはん×お味噌汁は栄養的にもゴールデンコンビと言われています。まずは本物の調味料選びから意識し、身体の中から健幸美人を目指しましょう。
特選卑弥呼味噌
(販売元:タマチャンショップ)
三城 円さん
一般社団法人 日本パーソナル管理栄養士協会代表理事・パーソナル管理栄養士・ダイエットコンサルタント
自身のダイエット・摂食障害の経験から、食べる恐怖や罪悪感を持ち、ひとりで苦しんでいる人が多いことを知り、2011年“パーソナル管理栄養士”として独立。“食べるダイエットで食自力アップ(食の自立)”を基本とし、オリンピック選手やタレントをはじめ、ダイエット、アスリート、摂食障害に悩む方々、のべ1万人以上の食事サポートを実施。ひとりひとりの目的に沿った食事コンサルティングを行う。2019年3月「1週間で体が変わる 食べながらやせるすごい方法(サンマーク出版)」出版。
自身のダイエット・摂食障害の経験から、食べる恐怖や罪悪感を持ち、ひとりで苦しんでいる人が多いことを知り、2011年“パーソナル管理栄養士”として独立。“食べるダイエットで食自力アップ(食の自立)”を基本とし、オリンピック選手やタレントをはじめ、ダイエット、アスリート、摂食障害に悩む方々、のべ1万人以上の食事サポートを実施。ひとりひとりの目的に沿った食事コンサルティングを行う。2019年3月「1週間で体が変わる 食べながらやせるすごい方法(サンマーク出版)」出版。