巷ではさまざまな食材を活用したダイエット方法が出回っていますが、中でも脚光を集めているのが「トマトジュースダイエット」です。今回は、トマトジュースでダイエットができる理由と、その効果について説明します。

ダイエットに効くトマトジュースの成分

エネルギーを効率よく消費させるには、血流をよくして代謝を高めることが大切です。トマトに多く含まれるリコピンという成分には血流を改善させる作用があるため、トマトを食べると、体内の脂肪が燃焼されやすくなります。また、強い抗酸化作用も持つので、脂肪がつきにくい体を作っていくことも可能です。

ただし、ダイエット効果を得るには、1日に16ml程度のリコピン摂取量が必要です。これは、生トマト2~3個分の量に相当します。1日で考えると無理な量ではありませんが、毎日続けるとなるとなかなか難しいです。そこでおすすめしたいのが、トマトジュース。毎食コップ一杯(200ml)程度の量を飲むだけで、上記のリコピン摂取量をクリアすることができます。

リコピンの吸収率は、夜の方がいいです。寝ている間に吸収されるので、より高いダイエット効果を得たい方は、夜の摂取をおすすめします。

また、京都大学河田照雄教授らの研究グループによって、「13-oxo-ODA」という成分が近年新しく発見されました。余分な脂肪の燃焼と中性脂肪を減らす作用があるとされるこの成分は、トマトジュースに特に多く含まれることがわかっています。この成分により、内臓脂肪が蓄積することで起こるメタボリックシンドロームの予防にも効果的です。

さらに、トマトに含まれる食物繊維のペクチンには便通をよくする働きがあるので、便秘が原因で体重が増えている方にもオススメです。

トマトジュースを摂る際の注意点

トマトジュースを摂るうえで注意したいのが、塩分です。食塩が含まれているトマトジュースを600ml摂取すると、それだけで3.6gの塩分を摂取してしまいます。日本人女性に推奨されている1日の塩分摂取量は7.5g未満なので、トマトジュースだけで推奨量の半分を摂ってしまうことになります。

塩分摂取量を控えるためにも、定期的に摂りたい方は無塩タイプのものを選ぶようにしましょう。また、低体温は体を痩せにくくしてしまうので、冷やさずに常温で飲むことをオススメします。