野菜を長持ちさせる保存方法

この記事の監修者

管理栄養士北川みゆき

野菜の保存方法

大根や人参などの根菜類、ほうれん草や小松菜などの青菜類、しいたけやしめじなどのきのこ類などは家庭でよく調理される野菜ですが、これらの食材を長持ちさせるためにはきちんとした保存方法があるのをご存知でしょうか?

ここでは、野菜を上手に保存し、できるだけ新鮮な形で長持ちさせる方法についてご紹介したいと思います。

野菜別の保存方法

野菜は種類にもよりますが、0~15℃くらいで保存すると長持ちしやすくなります。よく野菜を新聞紙で包んで保存しているのを見かけたことがあると思いますが、これは蒸れてカビが生えるのを防ぐ意味があります。

●根菜類の保存方法

【大根、人参、カブなどの葉っぱのついた根菜】
葉のついた根菜は、葉っぱから水分が抜けてしまうのと、根の部分の栄養分が葉に取られてしまうため、葉の部分を切り落とし、ビニール袋のようなものに入れて保存しましょう。泥つきのものは、そのまま新聞紙で包んで保存するほうが日持ちします。

【じゃがいも、里芋、さつまいもなどのデンプンを含む芋類】
芋類には糖質が含まれており、温度が高いところに放置していると劣化しやすくなります。夏場はできるだけ涼しい場所で保管しましょう。
さつまいもの最適温度は13~15℃、じゃがいもは10~15℃なので、温度の低い冷蔵庫での保管は避けるのがオススメです。じゃがいもは新聞紙のようにある程度通気性のある物で包んで保存します。

【しょうが、にんにく、たまねぎなどの香味野菜】
しょうがも最適温度は13℃程度なので、寒すぎる所で保存すると痛みやすくなります。にんにくは新聞紙で包んで冷蔵庫に入れると発芽しにくくなりますよ。
日持ちするたまねぎは、皮がついたままなら室温でもOK!ただし、切ってしまったものは、切り口が乾かないようにラップしてから冷蔵庫に入れます。湿度が高い場所だと腐りやすくなるので、できるだけ冷蔵庫に入れましょう。

●青菜類の保存方法

【ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、春菊などの青菜】
青菜類は、葉っぱを上に向け、立てかけるようにして保存すると、鮮度が保たれ長持ちします。できるだけ、野菜が生まれた時に近い環境を作ってあげることが大切です。
冷蔵庫に入れる場合、乾燥すると葉っぱがしなびてしまいますので、裸のままではなくキッチンペーパーなどでやさしく包み、霧吹きをかけて保存してください。
ただし、葉物野菜は劣化がしやすいので、なるべく早めにいただきましょう。

●きのこ類の保存方法

【しいたけ、しめじ、エリンギ、まつたけなど】
きのこ類は、軸の部分を上にして、密封して冷蔵庫で保存すると長持ちしやすくなります。水気が付着すると、その部分から傷んで黒ずんでしまいますので、洗わずに保存しましょう。

野菜を冷凍する方法

生の野菜を家庭用の冷凍庫で冷凍保存すると、解凍時に繊維が破壊されてしまい、食感や風味が損なわれてしまいます。野菜を冷凍する時は、カットしてから下茹でして冷凍するのが基本です。

この方法なら根菜、青菜など、ほとんどの野菜を長期間保存することができますし、きのこ類は冷凍するとうまみが増すといわれています。

調理の際は凍ったままの状態で入れることで、解凍時の水分流出や劣化を防ぐこともできるため、加熱調理に使用する場合はそのまま入れましょう。

料理のレシピに合わせて、予めカットしてから冷凍保存しておくと効率がよいですね。
食材に合わせて上手に冷凍保存を活用しましょう。

ななつのしあわせミックスナッツ

Facebookもチェック

あなたのページを今すぐチェック

マイページ

カテゴリー

振り返りやまとめ読みに便利。クリップで記事を保存!

クリップ機能を使用するには、会員登録(無料)が必要になります。

会員サービスで利用できる便利な機能

無料登録してこの記事をクリップ

登録済みの方はログイン