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なかなか治らない「口角炎」の原因・治療法

更新日:2017/08/02 公開日:2014/04/30

口角炎の特徴

口角炎とは、唇の両端である口角が炎症を起こし、赤み(紅斑)や腫れを生じる皮膚の疾患です。かさかさ(鱗屑)をともなうこともあります。口を開くことで亀裂が生じると出血し、その後、かさぶたになります。亀裂は痛みをともない、食事のときにしみたりする場合もあります。

かさぶたは薄いので、ちょっとしたことで剥がれてしまい、再び出血してかさぶたになることをくりかえすことが多いのも口角炎の特徴です。

口角炎の原因

口角は、唾液や食物が接触しやすい部位です。皮膚がくりかえし唾液などに接触することで、角質のバリアが破壊され、皮膚表皮細胞が傷害されると、表皮細胞から炎症を引き起こす生理活性物質が放出されて、口角に皮膚炎を起こします。

アトピー性皮膚炎の方は、角質のバリア機能が弱く、接触した物質の刺激により皮膚炎を起こしやすいため、アトピー性皮膚炎の部分症状として口角炎が生じることもあります。また、口角は、唾液などによってふやけやすい部位でもあるため、カンジダという真菌(カビ)や、ブドウ球菌などの細菌が増殖しやすくなり、それらの菌が二次感染を起こして、口角炎を発症する場合もあります。

皮膚や粘膜を正常に保つことに必要なビタミンBの不足(特にビタミンB2・B6)や、胃腸障害があると、口角炎を発症しやすくなるともいわれています。

口角炎の予防法・対処法

口角炎は、唾液や食物などの刺激により発症することが多いため、舌でなめすぎないようにしたり、食事の後は濡れたタオルなどで拭いたりすることで発症の予防になります。ただし、擦りすぎないよう注意しましょう。

角質層のバリア機能を保っておけば、刺激から皮膚を守ることができるので、適切な保湿も大切です。乾燥があるときは、ワセリンなど刺激の少ない保湿剤で保湿をしましょう。亀裂やかさぶたになってしまった場合は、口を大きく開けすぎないこと、かさぶたを剥がさないようにすることが、再発の予防になります。二次感染をしないように清潔にしておくことも重要です。

また、ストレスや疲労、体調不良などがあると免疫力が低下し、真菌や細菌の二次感染も起きやすくなるため、規則正しい生活を心がけましょう。食事はバランスよく食べ、ビタミンB群が多く含まれる食品(レバー、牛乳、大豆製品、緑黄色野菜など)を多めに摂るとよいでしょう。

口角炎の治療法

軽症であれば、上記対処法を行い、ワセリンなどで保湿をすればよくなることが多いですが、炎症が強くなると改善しない場合もあります。症状が強いときは皮膚科を受診しましょう。

真菌や細菌の二次感染がない場合は、ステロイド外用剤で治療します。カンジダなどの真菌感染がある場合は抗真菌剤外用を、細菌感染があれば抗生剤外用を行います。また、ビタミンBの不足が疑われるときは、ビタミンB2・B6製剤が処方される場合もあります。

口角炎の治療法は原因によって異なるため、症状がひどい場合は、自己診断に頼らず医師の指示に従いましょう。

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