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ニキビ跡(痕)の赤みの原因と改善方法

更新日:2016/12/15 公開日:2014/05/01

ニキビは治ったのにニキビ跡の赤みが消えない、という経験を持つ方も多いと思います。ここでは、赤みのあるニキビ跡ができる原因や、どうすれば赤みのあるニキビ跡を改善できるのかについて解説します。

ニキビ跡ができるメカニズムとは

ニキビは、キレイに治るものとそうでないものがあります。それと同じように、ニキビ跡も数か月程度で消えるものと、ずっと残ってしまうものがあります。その違いは炎症と炎症の悪化の程度です。炎症が発生していない白ニキビ・黒ニキビの段階で治れば、跡は残りません。(ただし、ニキビを不適切に潰して皮膚に大きなダメージを与えると、炎症前でもニキビ跡が残る場合があります。)

炎症が発生してしまうとニキビ跡が残る確率が高くなります。炎症は、悪化すれば悪化するほど肌の奥にまで影響を及ぼすので、ニキビ跡が残りやすくなるのです。

ニキビ跡が残りやすいニキビ

炎症を起こし始めた赤ニキビ、赤ニキビが進行し膿を持つようになった「膿疱性座瘡(のうほうせいざそう)」、さらに進行して痛みをともなう「集簇性座瘡(しゅうぞくせいざそう)」は、ニキビ跡の残りやすいニキビです。

ニキビ跡の赤みの原因は?

ニキビ跡の赤みの根本的な原因は、主に2つあります。

1.毛細血管の拡張・増生

毛穴が詰まってニキビができると、アクネ菌が繁殖して白血球遊走因子をだします。この白血球遊走因子が炎症を増強させるリンパ球、マクロファージなどを誘導し、炎症を起こします。

毛穴の奥にある毛包周辺の細胞が破壊されると、今度は免疫反応によって、細胞が集まって、異物反応や繊維化といった創傷治癒の反応がおこります。

その結果、傷ついた肌を治そうと患部に集中的に毛細血管が増えるので、その部分が赤くなって見えるのです。

また、この過程で炎症が肌の深い部分にまで及ぶと、正常なターンオーバーができなくなり、なかなか赤みが消えないという悪循環を招きます。

2.血液

炎症が真皮層にまで及ぶと、血管が損傷を受け、血液が周辺組織に流出します。この血液に含まれるヘモグロビンが酸素を失って変色すると、紫から赤黒い色の色素沈着となって現れます。

ニキビ跡の赤みを改善するためのセルフケア

肌を清潔に保ち、保湿を心がけながら正常な28日周期のターンオーバーを何度かくりかえすうちに、少しずつ薄れていく赤みもあります。ニキビ跡の赤みができてしまったら、何よりもターンオーバーが健全に行われるようにすることが大切です。

ピーリング効果のある基礎化粧品をとり入れる

毎日使う洗顔石けんや基礎化粧品に、ピーリング効果のあるものをとり入れるのも1つの方法です。

ピーリング化粧品は、肌表面の不必要な古い角質を人工的に取り除くことで、肌のターンオーバーを促します。化粧水やジェル、洗顔料などがあり、酸性のピーリング成分(主にグリコール酸やフルーツ酸などのAHAや、サリチル酸などのBHA)を含んでいます。

商品によってピーリング効果の強さが異なるので、使い方をしっかり把握したうえで使うようにしましょう。ニキビ跡を早く改善したいからといって、頻繁に使いすぎたりピーリングローションを長く肌に付けておいたりすると、肌にダメージを与える可能性があります。

ピーリング効果のある化粧品については、

『ニキビ跡に効果的な化粧品選び(2)洗顔料・ピーリング石けん』

『ニキビ跡に効果的な化粧品選び(3)化粧水』を参考にしてください。

質の高い睡眠時間をたっぷりとる

眠りに落ちた直後の3時間は、成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが活発になります。そのため、睡眠不足はニキビ跡の大敵となるのです。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、夜間になると副交感神経が優位になって体が眠る準備に入り、リラックスした状態になります。

肌のターンオーバーを促進するため、最初の3時間に深く良質な睡眠を得られるよう心がけましょう。以下のような点に注意すると、副交感神経が優位となり、睡眠開始後の成長ホルモンの分泌を促進できます。

  • 最低でも就寝2時間前までに食事を済ませ、血糖値が下がっている状態で眠りにつく。
  • もし就寝の2時間以内に食事をとってしまったら、軽い運動をするなどして、血糖値を下げるようにする。
  • 寝る1時間前に入浴をするなどして身体を温め、寝る前には体温が戻っている(下がっている)ようにする。
  • 就寝1時間前からは、パソコンやスマートフォンを操作しない。

肌の再生を促す食べ物を摂取する

肌がターンオーバーするには、そのために必要な材料をしっかり摂取している必要があります。以下のような点に注意し、バランスのよい食事を心がけましょう。

  • タンパク質をしっかり摂取する
  • 細胞膜の主性分となる良質な脂質が不足しないようにする。(特にオメガ3脂肪酸)
  • 新陳代謝に深く関わるビタミン類や亜鉛などのミネラルが不足しないようにする。
  • アルコールやファストフード、加工食品など、体内のビタミンやミネラルを消費・流出させる食べ物をなるべく避ける。

適度に身体を動かす

身体を動かしてほどよい汗をかくと、代謝がアップするだけでなく、ストレス発散にもなります。お風呂上がりに軽いストレッチをするのもおすすめです。

皮膚科で行うニキビ跡の赤み改善

皮膚科専門医は、肌の状態を見極めて適切な改善方法を提案してくれます。

ニキビ跡の中でも軽度に分類される赤みに対しては、一般的に以下のような施術が施されます。

1.ケミカルピーリング

病院でのみ扱うことができる化学薬品によるケミカルピーリングで、ターンオーバーを促します。

2.レーザーピーリング

レーザーによるピーリング。波長の性質によって血流を抑えることで、赤みの改善へつなげます。

3.フォトフェイシャル

フォトフェイシャルとはIPL(インテンス・パルス・ライト)という光を肌に照射して行う光治療のことで、美容皮膚科などの医療機関で受けられるスキンケアの一種です。コラーゲンの生成を促し、シミやくすみ、赤ら顔など肌のトラブル全般を改善する効果が期待できることから注目されています。

赤みのあるニキビ跡の改善についてのまとめ

時間が経過しても消えなかった赤みも薄くなるなど、改善することが多いので、悩んでストレスを溜める前に、気軽にドクターに相談してみましょう。

また、ニキビができにくい体質に変えていくことや、ニキビができても炎症させないように肌の内側と外側から働きかけるケアを続けて、健康な肌へと導きましょう。

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