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目元・目の周りのくすみの原因と改善方法

更新日:2016.12.09
公開日:2014.05.01
ドクター画像
この記事の監修者
銀座ケイスキンクリニック 院長 慶田朋子

明るく、化粧のりのよい目元を作るにはどうしたらいいか、ドクター監修の記事でお伝えします。角質層が薄くデリケートな目元は水分が保たれにくく、くすみやシワなどの肌トラブルが起こりがちです。しっかりとケアをしましょう。

目元・目の周りのくすみの原因と改善方法

デリケートな目元はこまめにケア

目元の角質層は約0.02mm程度。頬などの顔の角質層が10~15層あるのに対して、目元は5層程度しかなく、皮脂腺が無いため、うるおいを保つ力が弱い部分です。さらにパソコンやスマホなどを長時間見ることで、筋肉も疲れやすくなっています。(パソコンを注視するとまばたきは減ります)

目元のくすみの原因は、もともとの皮膚構造や血行不良などさまざまな原因があります。

血行不良

目元の角質層は非常に薄く、血流が透けて見えやすくなっています。そのため、血行が悪いと肌の赤みがなくなり、くすんだ印象になります。パソコンを長時間使って目を酷使した後、目が疲れているなと感じたときは、ホットタオルや目元を温めるアイマスクを使ってケア。目元を温めた後はアイクリームや美容液で保湿しましょう。

ちりめんジワ

加齢により真皮のコラーゲン線維が劣化するとアイホールの皮膚が伸びて細かいシワが寄ってきます。シワの寄った皮膚はメラニンが重なり合って見えるため、くすんで見えてしまいます。医療機関での皮膚を引き締めるレーザー治療が有効です。

目の下のくぼみ

やせている人は年齢を重ねると、目の下のくぼみが気になるという方が多いようです。皮膚が下がってくぼみが目立つようになると、その部分が影になってくすんで見えるようになります。

目の下のくぼみが気になる人は、ときどき眼輪筋をやさしくマッサージを行いましょう。眼輪筋とは、目を覆うように存在している筋肉。上まぶたの真ん中あたり、眉のすぐ下ぐらいを指で上にそっと引き上げたまま、10秒ぐらい目を閉じます。次に、目尻の下を斜め上に引き上げたまま、10秒ぐらい目を閉じます。目が疲れているときにも、すっきりして効果的です。

眼窩の脂肪による影

年齢を重ねて目の下の筋肉が衰え、眼窩の脂肪を支えきれなくなると、涙袋の下の脂肪がめだつようになります。この影によって目元がくすんだ印象に。これを防ぐには、まず目の近くの筋肉を衰えさせないようにすることが大切です。目のこすりすぎは、ミュラー筋というまぶたを引き上げる筋肉の力が弱まる原因になるので、気をつけましょう。

また、同じ場所をずっと見続けるのもNG。ときどき視線をそらすなどして、筋肉の緊張を緩めてください。

目元の保湿や栄養補給にも気をつけて

シミや色素沈着

角質層が薄い目元は、シミや色素沈着が目立ちやすい部分でもあります。目をこすったり刺激を与えることでメラニンが作られ、色素沈着の原因に。アイメイクを落とすときは、たっぷりのクレンジング剤を使い、温めながら乳化させ擦らないように注意しましょう。一年中UV対策をきちんとして、美白成分の入ったアイクリームなどでお手入れしましょう。

乾燥

うるおいを保つ力の弱い目元は常に乾燥しがち。夏は紫外線、冬はドライな空気と、乾燥の原因は年間を通して存在しています。特に最近は、パソコンやスマホなどを長時間利用することによる目の疲れも乾燥の原因になっています。朝晩のスキンケアで、保湿成分をしっかり届けてあげましょう。

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