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陥没乳頭(乳首)だと授乳できないって本当?

更新日:2016.12.09
公開日:2014.07.01
ドクター画像
この記事の監修者
すなおクリニック 院長 土屋沙緒

陥没乳頭(乳首)の方にとって、将来的に授乳ができるかどうかは重要なポイント。乳首が出にくいこともそうですが、おっぱいマッサージが辛くて諦めてしまう場合も。ドクター監修のもと、陥没乳頭と授乳の関係について解説します。

マッサージ

陥没乳頭(乳首)の方にとって、将来的に授乳ができるかどうかは重要なポイントです。乳首が出にくいことが一番の悩みですが、おっぱいマッサージを行う時の痛みに耐えられず諦めてしまう方も少なくありません。そこで、陥没乳頭と授乳について解説しましょう。

基本的に授乳は可能

陥没乳頭の方でも、基本的に授乳はできます。ただし、乳首が出にくいという点で飲ませにくかったり、乳首が短いことで赤ちゃんの吸い付きが悪くなり胸が張ることはあります。

授乳のポイントは、乳首だけでなく乳輪全体を口に入れるように吸わせることです。赤ちゃんがくわえるのは、乳首だけではありません。乳首の周囲全体をくわえるので、多少乳首が引っ込んでいても吸えます。

もうひとつのポイントは、乳輪を十分柔らかくしておくことです。もし赤ちゃんがくわえにくく飲みにくいようであれば、乳輪全体を覆うような保護器もあるので使用してみるのもいいでしょう。

また症状にもよりますが、毎日赤ちゃんに吸われることで徐々に乳首が出てくる場合もあります。

授乳は産後すぐに始めましょう

授乳を始めるベストなタイミングは、産後すぐです。乳房は産後2日目まで柔らかいのですが、3日目から急に張って硬くなります。そのため乳房が柔らかいうちに、赤ちゃんに吸わせるのが大切です。

赤ちゃんに吸わせれば吸わせるほど、飲みやすい乳首になるはずです。分娩後はまず体力回復のためにしっかり寝て、目覚めたら赤ちゃんを横に寝かせて欲しがるたびに吸わせましょう。中に入りこんでいる乳首を指で押し出すと、一時的に乳首が出て赤ちゃんは吸いやすくなります。

授乳期間の衛生状態は徹底的に

陥没乳頭の方の場合、へこんだ部分に垢や分泌物が溜まりやすい上に、十分に洗えていない場合があります。乳腺炎を予防するためにも常に乳首を清潔にすることは大切ですが、授乳期間であればなおのことです。綿棒を使って丁寧に汚れを取り除いてください。

また、「陥没乳頭用の搾乳器」で吸引すると乳首がぽこっと飛び出します。飛び出た状態にしておくと洗いやすくなります。

マッサージの活用

授乳を少しでもスムーズに行うためにも早いうちからマッサージを行い、柔らかい皮膚に整えておくことも一策です。ただし妊娠中のマッサージは早産になりやすいと言われていますので、注意してください。

また、痛みがある時や傷ができた場合は無理をしないでください。

※マッサージについて詳しい内容は『陥没乳頭(乳首)の正しい治し方』をご覧ください。

手術を行う場合は医師に相談を

手術が必要かどうかは自己判断ではなく、先生とよく相談して決めましょう。妊娠するとホルモンの関係で乳首がある程度発達しますが、できれば妊娠前に治療しておくことをオススメします。

※手術について詳しい内容は『陥没乳頭(乳首)のクリニックでの治療方法』をご覧下さい。

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