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表情ジワの原因と改善方法

更新日:2016.12.09
公開日:2014.06.01
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この記事の監修者
タケダスポーツクリニック 皮膚科・美容皮膚科 院長 武田りわ

表情ジワとは、表情をつくったときにあらわれるシワのことではありません。表情を元に戻してもそのまま癖づいてしまったシワのことです。どうして癖がついてしまうのか、理由がわかればその対策も見えてきます。

表情ジワ

表情ジワとは、笑ったときの目尻や、驚いて眉を上げたときの額のシワなど、表情ごとに作られるシワのことです。加齢とともに、元の表情に戻しても、シワの癖がついてしまいそのまま消えなくなってしまいます。

改善することが難しいとされている表情ジワですが、対策がないわけではありません。

ここで原因と対策をご紹介します。

表情ジワはなぜできる?

若い頃は、顔をくしゃくしゃにして笑っても、表情を戻せばシワのないハリのある状態に戻ります。シワの癖はまだつきません。なぜなら肌の形状記憶力が正常に機能しているからです。

形状記憶力は、表皮の下にある真皮という層で保たれています。真皮の層でコラーゲンとエラスチンが働いているのです。

コラーゲンは水分を溜め込み、酸素を補給し、老廃物を取り除いたり、肌の弾力を維持する上で非常に大切な成分です。

エラスチンは、コラーゲンの網目状の部分に絡みついて、コラーゲンを支える役割を果たします。

真皮層に含まれるコラーゲンとエラスチンの量は20代がピークで、それ以降は年齢とともに減少傾向にあります。

長年浴びた紫外線により蓄積されたダメージがコラーゲンを変性させてしまったり、ストレスや生活習慣などで多量に発生した活性酸素が、コラーゲンとエラスチンのつながりを壊してしまいます。

その結果、真皮の水分量が失われ、肌の形状記憶力が弱まり、表情をつくる際にできるシワが戻らなくなるのです。

表情ジワの改善方法

・自分の表情を意識する

表情ジワは、表情筋のある場所に作られます。

額の横ジワは前頭筋という表情筋、眉間は皺眉(しゅうび)筋、目尻は眼輪(がんりん)筋といったように、常にその筋肉を動かす癖がついていると、シワが現れやすくなります。

笑顔を作るときに無理に顔に力をいれると筋肉が必要以上に働き、シワが寄ってしまいます。また笑顔だけでなく、しかめっ面などでも、顔の筋肉は無理に働き、肌にストレスがかかっていることが少なくありません。

だからといって表情をなるべく作らないように、ということではありません。無理な表情をしていないかに意識をむけ、自然な表情を心がけましょう。

キレイな姿勢を身に付けると、余計な部分にシワが寄りづらくなります。

・真皮層の水分量を保つ生活を

コラーゲンやエラスチンをよく機能させるために、紫外線に気をつけ、外出するときは日焼け止めを塗りましょう。また睡眠をしっかりとる、煙草を吸わないなど、生活習慣の乱れにより肌がストレスを受けないように気をつけましょう。

・クリニックで治療する

すでにしっかりと現れてしまった表情ジワには、クリニックでの治療が適しています。

有名なものは「ボトックス注射」で、これは筋肉の動きを弱めるものです。自然な表情の手助けとなり、効果が実感しやすくなっています。

さらに深くついてしまったシワには「ヒアルロン酸注射」がオススメです。保水力のあるヒアルロン酸が皮膚のボリュームを増加させ、シワを埋めたり溝を盛り上げたりすることができます。ただし注射を打ってから3ヶ月~1年で効果が薄れてきますので、定期的に注射をすることが必要です。

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