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在庫はあといくつ?「卵子減少」を加速させる意外な理由

更新日:2016/12/13 公開日:2014/07/18

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男性の精子は毎日つくられるのに対し、女性の卵子の基となる細胞(原子卵胞)の数は生まれた時から増えることはありません。一般的な女性では、出生時に約200万個あった原始卵胞は、思春期には約20~30万個まで減少してしまいます。

その後も、1回の月経周期に数百~千個が減少すると言われています。日に換算すると、1日当たり数十個が減り続け、やがて閉経を迎えます。

女性が一生の間に排卵する卵子の数は、おおよそ400個程度。そう考えると「たくさんあるなら、減っても大丈夫そう」というような気がしてしまいますが、排卵される卵子は「選りすぐりの1個」だけ。つまり、正常に受精、着床、出産できる卵子が排卵されるためには、母数が多い必要があり、一般的には卵胞数が多ければ妊娠しやすく、減少するにつれて妊娠しにくくなります。

卵子を減少させる要因

卵子の数は月日の経過に伴って減り続けるので、当然年齢が上がるにつれて減少していきますが、若くても卵子が減少している場合もあります。

順天堂大学の研究によると、「体脂肪率が低かったり、ビタミンDが不足している女性は、若いうちに卵子の数が減少する傾向がある」とのことで、20代でも40代並に卵子の数が減少していると推定される女性が存在し、それらの女性は以下のような傾向があったそうです。

20代:体脂肪率の平均が22.6%で、卵子が減少していない女性の平均より4%低い

30代:血液中のビタミンDが不足状態

20代はダイエットが妊活の敵

厚生労働省が発表している『国民健康・栄養調査』(1975年~2011年)によると、近年の日本人女性のBMI指数(体格指数)が低下傾向にあり、以前に比べてスリム化しています。

厚生労働省『国民健康・栄養調査』(1975年~2011年)

特に若い女性は強いダイエット願望を持っている傾向がありますが、自己流のダイエットで極端な食事制限を行い、摂食障害など、深刻な状況に陥る女性が増えています。

厚生労働省の発表では、摂食障害の患者数は1980年からの20年間に約10倍になりました。特に、1995年から2000年の5年間だけで、神経性無食欲症(いわゆる拒食症)は4倍、神経性大食症(過食症)は4.7倍と、急増しています。

更に、上述の順天堂大学の調査結果のように、過度なダイエットは卵子の数を40代並に減少させ、将来的な不妊の原因になるリスクを高めます。

30代女性はビタミンD不足が卵子減少の原因?

上述の順天堂大学の発表では、30代で40代並に卵子数が減少している女性は、ビタミンDの血液濃度が低い傾向があったとのことです。

ビタミンDは、ご存じの通り、主に紫外線が皮膚に照射されることによって生成されるビタミンです。カルシウムやリンなどのミネラルの代謝や恒常性の維持、骨の代謝に関係しており、不足すると子供ではくる病、成人では骨軟化症などが起こることが知られています。

体内で生成されるビタミンのため、基本的に不足の心配はないとされていましたが、日本骨粗鬆症学会が500人の日本人女性(30~95歳)を対象とした調査によると、「欠乏症」は全体の2.2%とわずかですが、「ビタミンD不足状態」の人は全体の55%にも達することがわかりました。

紫外線は肌に悪影響を与えますが、あまりに徹底すると、ビタミンDが不足がちになってしまいます。「朝出勤し、暗くなるまでほとんど外に出ない」といった生活をしている人は、意識的に1日に数分程度、手の平など、シミなどの心配をしなくていい部分だけでも日光に当たったり、食べ物やサプリメントでビタミンDを補うようにしましょう。

冒頭で述べた通り、卵子の数は生まれた時に既に決まっており、後は減少する一方です。30代以降で子供が欲しいと思う方は、今回ご紹介した過度なダイエットやビタミンD不足を避ける対策を行ったり、卵子老化を促進する生活習慣を改めるようにしましょう。

卵子に限らず、生物の細胞は脂肪酸でできているため、酸化ストレスに大変弱い傾向があります。卵子の老化予防には、活性酸素をなるべく避けたり、ビタミンEなど、特に脂溶性の抗酸化物質をしっかりと摂取するようにしてください。

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