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医療脱毛のレーザーの種類と特徴について

更新日:2017.04.21
公開日:2014.10.01
ドクター画像
この記事の監修者
新宿クレアクリニック 渋谷院 院長 上浦典子

医療レーザー脱毛といっても、使用するレーザーにはさまざまな種類があり、レーザーのタイプによって向いている脱毛部位も異なります。ここではドクターの監修のもと、それぞれのレーザー脱毛のメカニズムと特徴および効果について解説します。

レーザー脱毛と聞くと、レーザーという響きから痛みがありそうなイメージを持ってしまいがちです。ムダ毛をしっかり処理したいけど、痛いのは不安になってしまいます。クリニックで受けられる医療レーザー脱毛は医療行為による脱毛になるため、サロンで受けられる脱毛と違って効果的な脱毛が可能です。また、痛みが少ないだけでなく、安全に行うことができます。ここでは、医療レーザー脱毛の種類とそれぞれの特徴をご紹介します。

医療レーザー脱毛とは?

レーザーは、波長によって特定の色や物質に作用する性質を持っています。これを利用して、歯科・眼科・皮膚科などの医療現場でレーザー治療が行われており、医療レーザー脱毛もその1つです。毛の色である黒いメラニン色素に反応する波長のレーザーを照射すると、黒い毛に熱が吸収され、毛根にレーザーが集中し、毛根の組織を破壊します。毛根は発毛の中枢ですので、一度壊れると毛が新たに生まれなくなります。また黒い部分にしか反応しないため、周囲の皮膚を傷つける心配が少ないのも特徴です。

医療レーザー脱毛の歴史はまだそれほど古いものではありませんが、それまで主流だった針脱毛と比べ、痛みが少ないうえにしっかり効果が出るということで急速に普及してきました。

医療レーザー脱毛の種類

現在、日本国内で行なわれている医療レーザー脱毛には大別して、以下の6種類のレーザーを使う方法があります。それぞれ特徴がありますので、その特徴に合わせて適切な部位で使用すれば、効果的に脱毛ができます。

ダイオードレーザー

他のレーザー脱毛ヘッドと比べて照射範囲が広く、短時間で効率よく脱毛することが可能です。痛みも少なく低刺激で安全にケアができます。

アレキサンドライトレーザー

冷却風や冷却ガスを皮膚に吹き付け、冷却しながらレーザーを照射します。皮膚を冷却しながらレーザー照射するため、痛みが軽減されます。また、レーザー照射時にジェルが必要ないので、ジェルによるアレルギーが起こりません。

ロングパルスヤグレーザー

色素に吸収されるレーザーの中ではもっとも波長が長く、深達度が高いという特性があるので、より深部までレーザーエネルギーが届きます。男性の濃いヒゲや色黒の人、Iライン、Vラインなどの脱毛にも効果的です。

YAGレーザー

アレキサンドライトレーザーなどはメラニンに反応してしまうため、日焼けした皮膚には使えない場合があります。しかし、YAGレーザーは日焼けしてかなり色黒になった肌の場合にも使えるレーザーです。こちらも色素の濃い毛に適したレーザーです。

ライトシェア・デュエット

他と比べてほとんど痛みがないのが特徴。吸引によって皮膚を伸ばしてから、毛のメラニンだけを選んでレーザー照射ができるので、レーザー出力が弱くても効果的な脱毛作用を得ることができます。また、照射面積も広いので従来と比べて3分の1ほどの時間で施術が可能です。

G-MAX

皮膚への影響が少なく、色黒や日焼けをした人でも安心して治療が受けられます。また硬く毛根が深い毛やデリケートな肌でも照射が可能。治療が短時間でできるのも特徴です。

医療レーザーによる脱毛のメリット・デメリット

医療レーザーによる脱毛には、長期的な効果のある脱毛という高い効果と安全性というメリットがあります。しかし、一方で、エステサロンでの脱毛に価格の点でメリットがあり、どちらを選ぶかは施術を受ける本人の選択によるところが多いため、一概にこちらの方が優れているということはいえません。

ただし、痛みや不測の事態への対処という点では、医師が常駐しているという点で医療機関がすぐれているといえます。また、医療レーザーにはさまざまな種類があり、機器によって使い分けることができるとはいっても、はっきりと自分に適したレーザーの種類はわかりません。レーザーによるトラブルは少ないものの、一度クリニックに相談しましょう。

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