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カモガヤ花粉症を起こしやすい時期と口腔アレルギーについて

更新日:2018/04/19 公開日:2016/08/25

1年のうち、カモガヤ花粉症を起こしやすい時期はいつでしょう。ここでは、カモガヤ花粉症の検査・治療法やセルフケア対策について見てみましょう。

カモガヤ花粉症とは

カモガヤ花粉症とは、スギ花粉の飛散が終わる5月から8月にかけて飛散するカモガヤ花粉によるアレルギー症状です。カモガヤは道路わきや河川敷、空き地などに生えるイネ科の植物です。身近な雑草ですが、スギ、ヒノキに次いで花粉症の原因となりやすい植物です。

カモガヤ花粉症には、以下のような特徴があります。

  • 一般的な花粉症同様、くしゃみや水っぽい鼻水、鼻づまり、目のかゆみが現れる
  • スギ花粉症の約半数の人がカモガヤ花粉症を持っているといわれている[1]
  • 口腔アレルギー症候群(OAS)発症の原因となることがある

カモガヤ花粉が飛散する時期は?

一般的なカモガヤ花粉の飛散は5月ごろから始まり、そのピークは7〜8月ごろに迎えます。地域によっては9月ごろまで飛散することもあり、ブタクサなど別の花粉症と混同することがあるかもしれません。カモガヤは道路わきや公園などによく生えている植物なので、気づかない間にアレルゲンに接近していることも大いに考えられます。

一般的に知られているスギやヒノキの花粉は4〜5月あたりまでが飛散時期のピークなので、5月を過ぎ6月ごろになっても鼻炎症状や目のかゆみなどが改善されない場合は、カモガヤ花粉症の可能性が出てきます。ただし地域差がありますので、お住まいのエリアの花粉情報をチェックしてみましょう。

また、カモガヤ花粉はスギ花粉などに比べると飛散距離が短く、雨の日は飛散量が少なくなります。梅雨に入れば比較的症状が治まる可能性も期待できますが、梅雨明け後にはまた注意が必要です。

カモガヤ花粉症の人が発症しやすい口腔アレルギー症候群

カモガヤ花粉症の人は、口腔アレルギー症候群(OAS)を発症する可能性があります。口腔アレルギー症候群(OAS)とは、花粉と共通抗原性のある野菜や果物を食べることで引き起こされるアレルギー症状のことです。

症状は食べ物を口にしてから15分くらいで現れ、口や唇、喉(のど)などの口腔粘膜にかゆみやイガイガ感、腫れを覚えます。ひどくなると焼けるような痛みやむくみが出たり、呼吸困難やアナフィラキシーショックを起こすこともあるため、注意が必要です。

カモガヤ花粉症の人が注意したい食べ物

トマトやメロン、スイカ、オレンジ、セロリ、キウイ、バナナ、ジャガイモ、タマネギなどに注意が必要です。さらに、イネ科の植物を原料とするパンやうどんの大量摂取にも気をつけましょう。

疑わしい果物や野菜、食べ物を口にするときは、ほんの少し舌先に乗せてみて違和感やぴりぴりとした刺激がないか確認しましょう。また、念のためアレルギー検査を受けておくことをおすすめします。

カモガヤ花粉症の検査・治療

検査は、医療機関における血液検査や皮内テストによって行います。花粉症全般に言えることですが、どの植物に、どのぐらいの強さでアレルギー反応を示すのかを検査によって明確にすることは治療を進める上で大きな参考となります。

治療は対症療法が主に行われます。これは飲み薬や点鼻薬、点眼薬などを使って、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、結膜炎などの不快な症状を抑える治療法です。

またカモガヤ花粉症の場合は、OASを併発する可能性があります。前述したような症状が起きた場合は、医師に伝えましょう。発症をコントロールするためにも、アレルゲンとなる食物を医療機関の検査で特定し、できるだけ食べないように気をつけましょう。

詳しくは『カモガヤ花粉症の治療法について』をご覧ください。

カモガヤ花粉症を予防するセルフケア

カモガヤ花粉は、飛散範囲が比較的狭い植物なので、まずは近づかないことが第一の防衛手段になります。また、マスクやメガネ、帽子の着用や、洗濯物や布団の外干しを控えることも効果があるでしょう。衣類に付着した花粉を払ってから家に入り、帰宅後はすぐにシャワーを浴びるのもよいでしょう。OASがある場合は、食べ物にも注意しましょう。

詳しくは『カモガヤ花粉症の対策法について』をご覧ください。

アレルゲンがカモガヤの人は、来年以降も5〜8月ごろには花粉症のアレルギー症状が現れることが予想されます。早めに適切な治療をして、症状がでないように心がけましょう。

まとめ

カモガヤ花粉症の概要やアレルギーを発症しやすい時期、検査や治療についてご紹介しました。

カモガヤは道路のわきや公園、河川敷などに生えているイネ科の雑草で、花粉の飛散はスギ花粉の飛散が終わる5月ごろから始まり、7~8月にピークを迎えます。スギ花粉の季節が終わっても花粉症の症状が治まらないという人は、カモガヤ花粉を疑ったほうがいいかもしれません。カモガヤ花粉自体は飛散範囲が比較的狭いので、近づかないなどの対策を行いましょう。

カモガヤ花粉はまた、口腔アレルギー症候群(OAS)を発症することがあります。原因と思われる果物や野菜を口にするときは気をつけましょう。

参考文献

  1. [1]耳鼻臨床 94(12),1073-1078,2001

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