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舌に口内炎ができるのは何かの病気?

更新日:2017/07/20 公開日:2017/03/23

この記事の監修ドクター

ベル歯科医院 院長
鈴木彰先生

舌の口内炎は、なぜできてしまうのでしょうか。原因や治療方法について、他にも口内炎以外に考えられる舌がんなどの病気について解説していきます。まずは、なぜ舌に口内炎ができてしまったのかの原因から詳しくみていきます。

舌にできる口内炎、その原因と治療法

口内炎とは、専門的には口腔粘膜疾患と呼ばれている疾患です。ウイルス性のものやアレルギー性のものなどがあり、よくみられるものとしては、褥瘡性潰瘍(じょくそうせいかいよう)、咬傷、血腫、アフタ性口内炎があげられます。どの疾患にも舌が発症部位として含まれていることが多いといわれています。

外傷

褥瘡性潰瘍は、歯の鋭利な部分や自分に合っていない義歯の辺縁などが長い間、舌や粘膜などにあたることで血行が障害された結果、患部に触れたときに痛みを生じるといわれています。咬傷、血腫では、誤って咬んでしまい、傷つけてしまったり、血豆ができてしまったりして痛みを生じます。

・治療法

褥瘡性潰瘍:歯の接触している鋭利な部分を削る、義歯形態の調整などや疾患の状態により薬の服用が考えられます。

咬傷、血腫:咬みやすいなどの場合、歯の接触している鋭利な部分を丸めることや噛み合わせの調整、うがい薬や軟膏などの服用が考えられます。

感染症

ウイルス感染では、原因として単純ヘルペスウイルス、手足口病、帯状疱疹、アデノウイルス、ヘルパンギーナなどがあげられます。ウイルス性口内炎の特徴として、水疱の形成や水疱が破れた後の潰瘍の形成、強い疼痛などがあげられるといわれています。ウイルス感染の原因は、免疫力低下や上記のウイルスなどの感染者との接触などが考えられます。

・治療法

各ウイルスに対しての抗ウイルス剤の服用などが考えられます。

貧血やビタミン不足

舌についている舌乳頭が委縮してしまい、紅く腫れ光沢のある舌になる平滑舌という疼痛や味覚障害をともなうものがあります。この疾患の原因として、鉄欠乏性の貧血やビタミンB12の欠乏があげられます。

・治療法

平滑舌:不足している栄養の補給や体調の回復、味覚障害には亜鉛の補給などが考えられます。

抗生物質やステロイド

カンジダ症は真菌感染症で白い口内炎が形成されるといわれています。原因として、抗生物質やステロイドの長期間の服用、体調不良などにより、生じるとされています。

・治療法

カンジダ症:原因と考えられる抗生物質やステロイドの服用の中止、抗真菌薬の服用が考えられます。

原因不明

上記によくみられるものとしてあげたアフタ性口内炎は、小さい丸い潰瘍を形成する口内炎の総称です。潰瘍の中心部は、白から薄い黄色、周囲は小さく盛り上がっており、触れたときに強い痛みや刺激痛があるとされています。原因は不明で繰り返し発症する再発性のものあるといわれています。

・治療法

アフタ性口内炎:外用のステロイド剤やうがい薬、ときには内服薬を用いると考えられます。

舌がんの可能性は

口腔がんの約半数は舌にできるといわれています。病変の形態や色調が似ているため、口内炎と区別が難しい場合もあります。

口腔がんの症状としては、初期に痛みを感じることは少なく、痛みをともなわない腫脹がみられるとされていますが、舌がんでは、約3分の1から半数ほど、刺すような痛みをともなうといわれています。発症部位として大部分は、舌の縁の中央部分から後方部分があげられます。

特徴的な病変や注意

粘膜表面が腫れ上がっていたり、凸凹していたり、潰瘍ができたりと違和感が生じたら要注意とされています。痛みをともなわないものもあるとされ、このため見過ごしてしまったり、受診せずにいたりと症状が進行してしまうケースがあるといわれています。違和感、異常などを感じたらできるかぎり受診するようにしてください。

がん化する可能性のある特徴的な病変として白板症と紅板症があげられます。

・白板症とは

舌や歯肉、頬の粘膜などにみられるとされています。口の中の粘膜が角化して白斑状になります。白板症からのがん化率は人種や喫煙習慣などによって異なり、日本では3.1%から16.3%ほどという報告があります。

・紅板症

歯茎や舌、その他の粘膜にみられるとされています。臨床的・病理組織学的にほかの病気に分類できない紅斑がある状態が紅板症と定義されています。この病変では、約半数ほどががん化すると考えられています。

舌の口内炎は何科を受診するのか

もっとも専門に診察しているのは、歯科口腔外科です。歯周病や虫歯の治療などの一般歯科に加え、口内炎、唾液をつくる線、口腔がん、あごの関節、骨やその周りの病気を治療対象としています。口内炎の原因により、歯が原因なら歯科、子供なら小児歯科また、内科、耳鼻咽喉科、皮膚科などの科も考えられます。

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